タグ： ヴェルネの天使は死を歌う

Salvatore De Angelis サルヴァトーレ・デ・アンジェリス 愛称:ペペ、トト 誕生日:3月17日 血液型:AB フィレンツェから少し離れたところにある小さな街出身の11歳。父は画家、母はピアニスト、祖父は彫刻家の芸術一家の一人息子として生まれ、べたべたに可愛がられて育った。実家の家柄はそこそこ高め。 しっかりした聡明な子供だが、甘えん坊の甘え上手。少し気が弱いところがあり、怖がりで緊張しいだけどおにいちゃんぶりたい。 [入隊の経緯] 入隊理由は天使さまのようにお歌で人を幸せにしたいから。親戚の中にあまり年少の子供がいないこともあり、ペペの入隊に一族中が反対して大変な騒ぎになった。したたかに泣き落とした結果、｢ペペがはじめて自分からやりたいと決めたことだから｣と、親戚達も入隊を認めてくれた。 家は敬虔なカトリックであるため聖母信仰はしていない。ペペが入隊を渋られた理由の一つである。それも｢どんな形であれキリストを崇拝し聖母マリアを敬う気持ちにかわりはないよ｣と言ったら解決した。 [好きな○○] 音楽と科学(特に物理)と星を見ること、歌うことが大好き。音楽は幼い頃から慣れ親しんできたからクラシック音楽が特に好き。物理学の節々には神様が舞い降りているらしいよ。実家にある古いアストロラーベがきっかけで星を見るのが好き。歌声は伸びやかで柔らかなボーイソプラノ。 好きな食べ物はソースたっぷりのラザニア。ノンナが作るご飯はなんでも大好き(ペペの好きな物しか作らないから)だけど、マンマやパパのご飯には苦手なほうれん草やアスパラガスが入っているからあまり得意ではない。 好きな動物は猫。ペペが産まれる前からうちにいた、シェパードのチーロのことはもちろん大好き。 [英語41て高くない？] おじさんがアメリカへ移住してビジネスをしており、時たまそこへ遊びに行くために英語がとても良くできる。ナポリにいる親戚はフランス帰り、ドイツにもイギリスにもおうちの人！ うちの中は国際色豊か！ [イデオロギー] 愛されて育ったので人を愛する方法を知っている。恵まれた環境に生まれたこともきちんと理解している頭の良さはあるけれど、いかんせん経験がまだ少ないために、恵まれない境遇の人と接すると差に愕然として困ってしまう。カトリック教徒でありもちろん神を信じているが、考古学も生物学も好き。それはそれ、これはこれが11歳にしてできている。 [天使になることについて] 主は私の羊飼い。／私は乏しいことがない。主は私を緑の野に伏させ／憩いの汀に伴われる。主は私の魂を生き返らせ／御名にふさわしく、正しい道へと導かれる。たとえ死の陰の谷を歩むとも／私は災いを恐れない。／あなたは私と共におられ／あなたの鞭と杖が私を慰める。私を苦しめる者の前で／あなたは私に食卓を整えられる。／私の頭に油を注ぎ／私の杯を満たされる。命あるかぎり／恵みと慈しみが私を追う。／私は主の家に住もう／日の続くかぎり。 (詩編23) 私は確信しています。死も命も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、他のどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から私たちを引き離すことはできないのです。 (ローマの信徒への手紙) ｢すべての人は草、 その栄光は、すべて野の花のようだ。主のいぶきがその上に吹くと、草は枯れ、花はしぼむ。まことに、民は草だ。草は枯れ、花はしぼむ。 だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。｣ (イザヤ書４０章６節〜８節) 私は、いのちと死、祝福とのろいを、あなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。 (申命記30章19節) 守護の天使よ、 主のいつくしみによって あなたにゆだねられた このわたしを照らし、 守り、 導いてください。 アーメン。 永遠の命はイエス・キリストによって正しき信者に約束されたもの。この世には、苦しいことも辛いことも、耐え難く逃げ出したくなるようなこともいっぱいあるのだろうけれど、信じることで主はそばにいてくださる。選ばれたひとにぎりの幸福な子にならなくとも、主はペペにも祝福をくださる。 主に認められ天使として昇っていくことは、確かに大変な名誉だ。だけどそれに拘らず、選ばれたひとにぎりの幸福な子を妬まず、ひたすらに日々祈りを捧げ、主と共に生を歩み、いつの日か訪れる永遠の命を待つことが、キリスト信者であるペペのすることだ。 ペペの家族たちも同じように思っているだろう。彼らはペペを本当に愛しており、天使にも神様にも取られたくないと思っている。 だが、ペペが｢幸福な子｣になれば、きっとみんな悲しみながらも大喜び。ただの死という別れでは抱かせてやれない救いは、もし自分の生が短く定まっているのならば、すぐにでも飛びついていたものだろう。

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