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没落名家の次男坊。人より幽霊が好き。初恋の幽霊の子がいる。 ソール家はこの街が設立した当初から続く名家ではあるが、150年ほど前に当主の善良さゆえに多額の借金を抱え大きな屋敷を売却している。現在はやや大きい、一家４人で住むのにちょうどいい大きさの戸建てに住んでおり、兄のテッドは外の大学で経営を学ぶために街を出ている。資産はないものの両親は過去の栄光と伝統を大切にしており、"礼節や慎みを持って暮らすように"が口癖。口さがない人は気取った様子を見て"穴あきのソール（靴底）家"と呼ぶ人もいる。（ソウル（魂）が語源の家名だけど、未だにちょっとした発言力があるのと頑固なとこがあるから“靴底”の蔑称で呼ぶ人もいる感じ）（たぶんご先祖と同年代の幽霊はご先祖に成仏せずに街の維持に死後も助力して欲しがってたと思う　今もこの代が残ってればな〜って思う人はいそう　でもまあ新陳代謝って大事だから（成仏）） 300年ほど前の幽霊はソール家に非常に好意的であり敬意を持っている。ライヒはその当時の伝説を聞くのを好んでいる。 何も無かった土地をいかにして発展させたか、飢饉や災害をあっと驚くような機転で乗り越えたか、病院にぽんとお金を出して多くの人を救ったり、近隣の街の嫌がらせを退けたり、まるで物語のような話をわくわくして聞いている。 小さな頃は旧家の屋敷跡に忍び込んで遊ぶことが好きだった。屋敷には5歳くらいのレイチェルという幽霊の女の子がおりよく一緒に遊んでいた。かくれんぼに、カード遊びに、お人形遊び、手が触れ合うたびにどきどきして、顔をもっとはっきり見たい、と見つめては、目と目が合って心臓が止まる思いをしていた。 小学校に上がってもしばしば遊びに行っていたが、中学に上がる頃に屋敷が取り壊されることになった。 これから何処に行こうか悩むレイチェルにライヒは「君以上に好きになれる人はもう現れないと思う。一緒に暮らそう」と告白した。出会った頃とは違い、中学入学前の体ですらレイチェルの2倍はあろうかと言うほど差は大きくなっていた。返事を待つライヒの顔を見上げ、レイチェルは告げた。「もう、釣り合わないもの」「ライヒはわたしを置いて、どんどん大きくなってしまった。どんどん、変わってしまった。そうして、わたしのことなんか忘れてしまうんだわ」「小さな女の子が、子供の頃に大切にしていたお人形を、納屋のすみにしまうみたいに」。その言葉を残して、彼女は何処かに行ってしまった。 昨年、高校に上がり、彼女と別れてから3年ほど経った時、誰も通らない森の奥で子供の幽霊が一人で過ごしているらしいとの噂を聞き、彼女と再会した。彼女が自分の想いが変わらないことを信じてくれるまで通おうと考え、週末は小さな花束を片手に遊びに行っている。 NPCとの関係 ・ナイジェル＝アンダーソン 高校の同級生、快活なクラスの中心の陽キャ。 ソール家の旧家と同じくらい大きな家に住んでいて中心的人物であるため没落感を感じて少し苦手。 ・ビバリー＝デイヴィス 高校の同級生、気の強いファッションリーダー。 ライヒの服を古臭い、陰気、もっと新しい服を着れば見違えるだろうに、と言ってくるので苦手。（実際、質はいいもののめちゃくちゃ古い服を騙し騙し着ているので世代にはちょっと合ってないし古い防虫剤の匂いがする） ・メラニー＝ベイカー 図書館司書。図書館にはしばしば通っているので名前程度はお互いに覚えている。 街の成り立ちについて詳しく、ソール家の歴史についても知っているため時々資料を貸してもらったり教えてもらったりしている。 名家の人間として扱ってくれるため人間の中では結構好意的に感じている。 ・ジョージ＝アテンシオ 毎週日曜日に教会には通っているが、この神父は気難しいしゴースト嫌いだから結構苦手。 ・エズラ ゴーストの雑貨店店主。レイチェルの情報をくれたのはこの人。 ゴーストであることもいろいろと教えてくれることも気に入っており、雑貨はここで買うようにしている。 亡霊/ゴースト(基本p.233)を見ても正気度喪失は発生しない。生霊 /レイス(p.229)は個体別にその恐ろしさに依存するが減少値は常に通常の半分となる。 後遺症：《復活》の呪文を逆から唱えられ、相手とのMP 抵抗に負けると粉になってしまう。 ・中学生探索者はSIZに+3、1d6を3回振り男性は4～6が、女性は5～6が出ればSTRに+1ずつ。 1d6を3回振り3～6が出ればEDUに+1ずつ。 ・高校生探索者はSIZとSTRの成長はなし。16歳と17歳は2d6または1d6を振り3～6が出れば EDUに+1ずつ。 ※全員創造時に付いた初期値の変動はなくなるものとする。 ※19 歳以降の成長は2010 を参考にするか各自適切だと思った成長をさせて良い。

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