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【『狂気山脈』ハンドアウト２Ａ-還らぬ友】 君の親友は最高の登山家だった。彼は第一次狂気山脈登山隊の一員としてかの山にアタックし、未だ還らない。第二次登山隊の結成が発表されたとき、君が志願したのは必然だった。 ミッション：親友を見つけ出す ＞＞＞親友：望月 晧（もちづき あきら） ＜背景＞ 明るく、物事の吸収が早く、運もよく、いわゆる勝ち組人生を送ってきた男。 目立つのが過ぎ、一番が好き(でもそのために長くつらい努力をするかというとそうでもない)、山の頂上は見晴らしがよくて気持ちがいい。 よく言えば好奇心旺盛、悪く言えば熱しやすく冷めやすい、興味の方向がとっちらかった男。 その中でも登山は、登頂の爽快感からか、珍しく長く続いていた。 そもそもハマったきっかけは、望月に連れられて行った登山だった。 望月晧とは学生時代からの付き合いの親友。 とりわけ競い合ってきたわけでもないが、どんな分野においてもいつも優れているのは自分だった。 そんなときも望月は穏やかでニコニコしながら自分をほめていた。 狂気山脈に挑む登山隊募集の際も、当たり前に自分が選ばれると思い疑いもしなかった。 しかし蓋を開けてみれば、選ばれたのは望月のみ。 何か心に冷たいものが落ちるような、音が消えるような感覚がした。 しかし当人はその気持ちがなんだかよくわからないまま、彼を送り出す。 そして、望月晧は狂気山脈に消えた。 自分の気持ちを確かめるため、自分にとっての望月晧という存在を確かめるためにも、再び彼と会わなければ。 なにか特別一つのものに固執したことが無かった男は、初めての気持ちを抱えて狂気山脈に挑む。 ＜技能＞ 登山家技能の中でも自身の行動系を高め、サポート系はまあまあ。 オカルト・天文学：興味の方向がとっ散らかった結果 信用：顔がよく人当たりもいいので第一印象がいいタイプ 【通過シナリオ】 10/02「狂気山脈」

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