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　小さな町工場を営む家の長男（一人っ子）。なかなか子宝に恵まれなかった両親に非常にかわいがられながら育てられ、素直でまっすぐな「いい子」に育った。体格はあまり良くないが、心身ともに健康。運動はあまり得意ではないが、勉強は好きな方で地頭がいい。 　将来は家業を継ごうと工業高校を卒業、今は実家を手伝っている（力仕事は苦手だが）。職場の人間関係も良好で、ベテラン職人からは「和雄くん」、年の近い社員からは「若」なんて呼ばれたりして・・・(笑)。しかし彼には一つ心配事がある。会社の経営が芳しくないのだ。下請けの下請けにあたるような仕事ばかりで、緩やかではあるが年々業績が下がっているのだ。今は大丈夫かもしれない。でも5年後、10年後は？彼は大学への進学を決意した。自分がもっと工学を深く学び、この業界で生き抜く術を手に入れるために。入学資金の工面のためドーナツ屋でのバイトを始めた。社長になることを見据え、独学で経理の勉強もしている。 　趣味はネットサーフィンとバイト後の一人カラオケ。大体のバラードを福山雅治っぽく歌う。最近は経理の勉強から派生して株/FXなどの投資にも興味が出てきた。 　家の手伝いに加えバイトに勉強と、突然の彼の行動に両親ははじめ驚いたが、今まで「いい子」で両親の敷いたレールを走ってきたような彼が、とうとう自分でレールを作り成し遂げたいことができたのだと、温かく見守っている。 ※恵まれた環境で「いい子」に育ちすぎたため、ほとんど人を疑わない。たぶん、彼は投資との相性は最悪だろう。

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