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塚田 脳漿（つかだ のうしょう） クトゥルフ2015「看護師」　EDU*20 特記：〈信用〉の技能値に10％のボーナス。患者に対する〈説得〉に10％のボーナス。 　梔子高校の男性教員。穏やかな物腰と落ち着いた表情の養護教諭。 　保健室で相槌を打ちながら悩み事などをよく聞いてくれる「いい人」で「優しい先生」。ただし見かけよりも意外ときちっとしていない……というかわりと不真面目なタイプらしく、保健室でのサボりも「次は出なさいよ」くらいのお小言で許容してくれたりする。曰く、「あー……こんぐらいだったら僕もいきやすかったんだけどねえ」。ちゃんと仕事はするが、日常生活を見ているとわりと面倒臭がりでルーズなところがある。保健室に何故か電気ケトルと紙コップが置いてあり仲良くなると出してくれる。 　自分のことは語りたがらないため聞いてもだいたいはぐらかされる。そしてたまに地獄のような真顔になる。 　喫煙者。ナイショだよ、と言いつつたまに吸っている。銘柄はメビウス。 一人称：僕　二人称：君、あなた 通過シナリオ 「ステガノグラフィ」 ―――以下、「ステガノグラフィ」HO1の内容を含む。 　自分が社会不適合者であることは何より知っている。 「あ゛――、うるっせえな」 　周囲から見える「塚田脳漿」像の、「穏やかで落ち着いた優しい先生」――以上の性格は全部猫である。 　一人称：俺　二人称：お前、あんた等も使うようになる 　意図的に柔らかい声を出しているが地声は意外と低い。そして口が悪い。寝起きにめちゃくちゃわかる。眼鏡は伊達メガネ。髪に隠れているが耳をよく見ればしっかりピアスホールがあるのが確認できる。曰く、「でもだいぶ塞がった方だよ」。 　その実態、元ヤン養護教諭。面倒事を嫌い、事なかれ主義を謳い、そして自分の持つ性質が引き寄せるトラブルに振り回されてきた男である。 　昔から抑えようのない暴力衝動を抱えており、苛立つと自分の意思で衝動を制止できずにすぐ手が出てしまう性質があった。すとんと感情が抜け落ちたような表情で人を殴る。脳漿はこれを「自分の中でプツリと切れる感覚がほんとにあって」「意識のチャンネルが切り替わるみたいな、」と表現している。 　ほんとは顔面をぶち抜きたいが目立つから腹を狙う派（最終的に顔を殴る）。イライラするのでうるさいものは嫌い。物に当たることもしばしば。私物が入れ替わってる時はたいてい壊した時。衝動を解消するために爆発する前に暴力をなにかに振るうよう動くことすらもある。今でこそだいぶ落ち着いてはいるが、高校時代が衝動のピークだった。 　脳漿自身は自分のこの暴力衝動について「非常に面倒に感じている」。 　塚田脳漿は特に他人を傷つけることに何かしらの罪悪感を感じているわけではない。ただし、塚田脳漿はその暴力衝動が一般の社会通念上で排斥されるものであることを客観的に知覚し、理解をしている。彼は自分の持つそれがそれが無用なトラブルを招くことを重々承知しており、その上で、自分がマトモに見えるように表面上を取り繕っている。「問題になるのが面倒」だから「暴力は抑えたい」だけなのであり、「人を殴るのはよくないことと思ってる」から「暴力を抑えたい」わけではないのである。むしろそれを自覚の上、抑圧した衝動の発散兼ねて先にトラブルを叩き潰そうとする（暴力）こともある程度にタチは悪い。バレなきゃ問題にはならないのである。 　「法に触れるから人を殺さないタイプ」で「村を燃やした後の後処理や面倒事が嫌だから燃やさないだけでいつでも村は燃やせるタイプ」。 　人間との関係を構築しては衝動的な暴力によりぶち壊すを繰り返しているので優しそうな人間の皮を被り、他人に踏み込ませないように壁を作って生活をしている。人間関係苛立ちと面倒事が増えるだけで好きではないし、何より、「人間と過度に近づけばバレやすくなる」を学習したのである。 　趣味はバイク。ガッツリアウトドア派。大型二輪を乗り回して色々なところに行く。スピード狂という訳ではないが結構な速度で飛ばすのが好き。この時だけは音も他人も衝動も置き去りにしてひとりになれるからである。なお運転のガラは悪いものとする。 　育ての両親に対しては、学生時代にだいぶ手をかけたことと引き取って育ててくれた恩があるため悪い感情は抱いていなかったようだ。彼らに迷惑はかけたくなかった、というのも少なからず暴力衝動を抑えたいと思っていた要因になっている。こんな人間でも年月はわずかばかりの情を生んだらしい。 　死んでしまったことに対しては「人間いつか死ぬもの」として、仕方がないと一人で粛々葬儀等の後片付けをしたが、どこか虚無感のようなものは残っている模様。 「チッ（超低音の舌打ち）」 「あーハイハイ俺……じゃなかった、僕は別に構わないですケド……めんどくせえな……」 「黙れよ。黙れ。くたばれ。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね」 ――― HO1　保健室の先生 男性限定。 ▽両親の他界 貴方の両親は八日前に事故で亡くなっている。交通事故で即死だったらしい。彼らはとても優しい母親と父親であり、不自由のない生活を与えてくれた。恐ろしい夢を見て眠れない日は傍らで子守歌を歌ってくれたことも何度もあった。しかし彼らは産みの親ではない。元々貴方は孤児院出身だ。七歳の時に今の親代わりの両親に引き取られた。 貴方は何故か孤児院にいた頃のことが思い出せない。綺麗にその記憶だけが無いのだ。親代わりの両親曰く「頭をぶつけたから」らしい。 ▽暴力 貴方は昔から意思とは無関係に衝動的に暴力を振るってしまう時がある。それは物、人、動物など相手を選ばない。親や友人を殴ったこともある。大人になるにつれてだいぶ収まってきたが、今でもたまに攻撃的な衝動を感じることもある。 ▽HO2のこと 貴方は初めてこの学校でHO2と出会ったはずだが、どこかで会ったことがあるような気がする。 ▽特記 ・貴方はSANが一度に5以上減った場合、アイデアロールを行わず強制的に短期発狂となる。発狂内容は「何かに対して暴力を振るう」固定。その場に生物が存在する場合は生物を優先して攻撃する。 ・貴方は攻撃的な衝動を抑えるためにいろいろな精神コントロールの方法を試してきた。そのため、発狂した場合でも自分自身に精神分析を試みることができる。 ・精神分析の初期値が50。 ▽NPC 貴方のいる保健室をよく訪れる女子生徒がいる。彼女は菅 美幸(すが　みゆき)という名前の二年生だ。朗らかで明るい性格だが成績はあまり良くない。笑った時に少し覗く八重歯が特徴的。 ――― 【ステガノグラフィ：後遺症】 ・ぼんやりとすることが多くなる。アイデア-5％永久喪失。▲ ・体の中心で何かが蠢いている気がする。気を抜くと暴力的なことを考えてしまう。自己精神分析時に-30％。（他者に対する精神分析は値そのまま）▲ ・ダメージボーナスの段階を一段階上昇する。（例：0→1d4）▲ ・拳に＋25％、ダメージボーナスに＋固定値１。▲

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