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りげる・ばとー・いんこぐにとぅむ CoC2015／公選職ベース／特記事項として信用に+10 【特徴表】 5-2 斜め上からの発想 3-1 天気予報士　　　　シナリオ上不要であれば省略してください。 【蹂躙するは我が手にて】---CLEAR! アゴルトガ連邦とは多数の人種・民族を統合した多民族国家である。 人口の比率としてはその4割が(現実世界でいうところの)コーカソイド系欧米人、残りの6割がアジア系、ヒスパニック系、アフリカ系である。 民族の調和・連帯をスローガンに掲げているものの実態はそれとは程遠く、 実際のところはハイソサエティ層やホワイトカラーの多くをコーカソイド系が占めており、 移民や彼らとの混血児はそこには含まれないか、含まれていても何かしらの不利益を被っている。 国土面積は広く、人口は2億8千万人を擁する。 産業は充実しており、一次〜三次産業まで幅広く展開している。 リゲル馬頭はというと母がコーカソイド系(ジュリア馬頭)、父がアジア系(馬頭恭一郎)の混血児で、 母はリゲルが幼少期に肺病に罹り死亡している。 ジュリアの実家は宝石商、恭一郎はそこの下働きだったが、掻い摘むと一族の反対を押し切って駆け落ちをした形で結ばれている。 この結婚が一族から認められてさえいれば恭一郎も妻の実家からある程度の支援も受けられただろうが、 駆け落ちをした時点でジュリア自身も実家から勘当されており、恭一郎の収入と、ジュリアの遺したいくばくかの貯金で 食いつなぐことしかできなかった。 恭一郎自身は純粋な移民の子だったわけではなく、留学生としてアゴルトガを訪れてそのまま労働者として居着いた人間である。 語学に堪能で、大学では経営学を修め学位も取得していたことから、「異人でさえなければ」ジュリアの正当な夫として 婚姻できていた可能性も高い。リゲル馬頭の幼少期の疵のすべてはこの国に残る人種差別が原因といっても過言ではない。 無論リゲル自身も差別を身を以て体感することとなり、この国が掲げる「民族の調和・連帯」がただの理想論でしかなく、 国際的に対面を保つために一部の恵まれた人々がそれを振りかざしているだけだと考えるようになる。 徐々に社会的地位を振りかざし移民や混血児を差別する人々を憎むようになったリゲルは、 そういった人々を世界から排除し、真の差別のない「人類としての単一民族世界」を構築すべく政治への道へと歩むこととなる。 当時よりアゴルトガではリベラル系であった共生党に入党すると、次々と優れた政策を打ち出して党内での地位を確立、 若くして党首の座に就くこととなる。 党首となってからは、それまで明確な処罰が規定されていなかった移民などへの差別を取り締まるための法を整備したり、 移民にも選挙権を与えるよう訴え、成立させた。 また、そもそもの人口が少ないために恒久的な人手不足に陥っていたホワイトカラー層に積極的に移民を雇用させることで 助成金を支給したり、移民の雇用数が一定の基準に達した企業や省庁には優先的に政府広報関連の仕事(いわゆるプロパガンダ広告である) を回すなどして雇用や経済にも幅広く手を入れた。 それまで低所得であるが故に教育の機会が制限されていた移民の子や混血児、また白系の低所得者の子への 機会の均等性を保障するために全公立学校にいわゆる「ポテンシャル選考」枠を設け、その子供の得意分野や上の学校で やってみたい事、それを実現するためのプランなどを広く聞き取った上で合格させ、高等教育を受けられるようにした。 また私学でも同様の入試を行う学校・大学にはその学生の教育や指導に係る教材費などを助成するようにした。 理想的な政策を実行する傍らで心の底では「この世を悪くしているのは差別主義者だ」「差別主義者こそが差別されるべきなのだ」 と考えており、実際のところは自らの生い立ちと父母を追い込んだ世界に復讐しているだけである(本人は無自覚だが)。 ちなみに「インコグニトゥム」という姓は古い言葉で「未知」を指す言葉であり、参政する際に戸籍を改め 自ら名乗ることにした姓である。 これは「これまでの人類が見たことのない新しい世界」を作るための決意の表れだということらしい。(厨二病おじさんだ…) 基本的にはトップダウン方式で政権を握っているが、自らの過激な面を知らない人々かつ移民出身や混血児で優秀な者たちを 側近として召抱え、政務のうちのいくつかを担わせている。 複数の民族・国家がひしめき合い、利益を争い、優劣をつけたがる現状を憂いて戦争を引き起こすことを決意。 反差別、共生、連帯を訴えてはいるものの、実際のところやろうとしたのは「武力による領土侵攻」に他ならない。 なんやかんやで敗戦するかなんかして戦犯として捕らえられたものの、本人は理想と信念に従っただけであるため、 自分がなぜ裁かれる必要があるのか理解していない(正気度とは)(公選職じゃなくて狂信者だろこんなの)。 参考文献： 「100分de名著　ハンナ・アーレント『全体主義の起源』」NHKオンデマンド2017 辻田真佐憲「たのしいプロパガンダ」 貞本義行版「新世紀エヴァンゲリオン」 取得アーティファクト 【加工された時の時計】 『時の時計』を小型化・軽量化したイス人の発明品。 見た目は赤い宝石が散りばめられた銀色の勲章。 本来の”時の時計”は使用するための手順が存在するが、本勲章はイス人の手により加工され、「針を行きたい時代へ合わせ、MP5を消費する」と「所有者を望んだ時代へ肉体ごと転移させる」アーティファクトと変化している。 ※このアーティファクトを持った探索者が別の時代のシナリオへ行く際は、必ずKPに許可を貰ってください。 ※また、「本シナリオに参加した探索者は時間移動が可能となる」事は明言して大丈夫ですが、ネタバレを避ける為「イス人から貰った”銀の勲章（加工された時の時計）”によって行える」事は伏せてください。

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