タグ： たかしの子 ソープスクール HO1

----------------------------------------------------------------------- 朝が好きじゃない。 暴れて床に落ちているスマホを止めて、重たい体を無理やり起こした。 朝が好きじゃない。 抜け殻になった布団を昨晩と変わらない形整えて、残り少ない時間に苛立ちながら歯ブラシにチューブを乱暴に絞った。 上下左右30秒ずつ頭の中で数えて、それでもまだ汚れている気がして強く擦る。 歯が赤く染まり始めたところで我に返って、口を濯いで冷水で思考と腫れた目を冷ました。 朝が好きじゃない。 毎日のように悪夢を見る。トラウマになった数々の仕打ち、仕返しのように誰かを加害する自分。 夢は記憶の整理だと学んだが、では私の記憶はいつ整理されるのか、依然として、十数年、毎晩のように引っ張り出されている。 そして今日は、あの子と交わした最後の会話。 毎日最悪の気分で目が覚めて、情けない顔に自嘲する。 襟を整え、スラックスの折り目をつま先に揃え、隙のない自分に仕上げた。 少しでも整然としていないだけで苛立った。そのほころびから己を害する全てが侵略してくるような気がしてならなかった。 ----------------------------------------------------------------------- 私は教員になった。 それは前に進むためだったのか、復讐のためだったのか。 いずれも叶えることが出来ないでいる。 ----------------------------------------------------------------------- 一人称:私 二人称:〜〜さん、あなた 本当の苗字の読みはおなべた。実在する別の読みのうえだを学校に相談して通名として使っている。 公的な書類を見ることがある一部の職員以外は他の教員も本名を知らない。 中学時代の強烈なイジメにより、多大にトラウマを抱えている。 転校後は目立たないよう、規範的に、勧められるまま進学し、そのまま教育学部へ。 教師になることによって過去を克服したいと考えていた。 理由として ・違う立場でトラウマの原因である学生生活の近くに身を置くことで、俯瞰的に捉え乗り越えるねらい。または自傷。 ・自分を遠ざけた学生生活というものに、自ら近づいてやるという反抗心。 ・あの時、自分やいじめっ子たち、取り巻く環境の中で一番”偉かった”教師という存在になるという、過去のいじめっ子たちへの攻撃心。 しかし、性格は変わらず、思っていたねらいもかなわず、機械的に規範的に教師であることしかできずにいる。 自分から大きく物事を変えることが出来ない無力感に慣れてきてしまっている。 他者から見た印象は、隙のない朴念仁。潔癖。影がある。ロボット。 無口で表情がなく、ザ・真面目。 誰に対しても敬語で近寄り難い。 融通をきかすようなことが無いので、怒ったりはしないが目に入ったルール違反を見逃してくれたりはしない。 頭髪検査や持ち物検査等で淡々と超杓子定規な対応で見逃してくれないので、生徒からは嫌がられている。 ｢ボタンは上まで留めてください｣ ｢前髪は目の上までです。明日までに切ってきてください｣ ｢では、私は自席で業務があるので、反省文が書き終わったら呼んでください｣ …といった感じ。 私生活も"完璧"なんだろうな〜って揶揄に近い感想を抱かれる感じ。（感じが2回もでてしまいました） 夏でも長袖を着ている。暑くないのかな？変だよね(笑)だとか、禁欲的〜だとか思われているが、素肌を見せること自体に恐れを感じており、また、虐めの跡を隠すためでもある。 キチンとしなければ。清潔でいなければ。という脅迫概念からこういった振る舞いになっている。 生徒の下品な弄り（彼女はいるんですか〜！？とか先生の初体験いつですか～～ｗｗみたいな）などにも表情を変えず規範的に対処しスルーするが、あとからトイレで吐いてる。 女性経験は大学時代にベッドインまでいったが、服をぬがした所で類似するトラウマがフラッシュバックして萎えて吐いてから二度と無い。 実はピアス穴がある。 他の先生に対しても必要以上の会話はしない。 協力性が無いわけではない。やることはやるし頼まれたこともやってくれる。 相手の目をジッと見て黙る癖があるが、すぐに逸らす。 ↑のせいで圧に感じられることもあったり、「文句あるなら言えよ！」みたいにキレられることもある。 自殺した生徒に関しては、ひっかかりを感じて珍しく声を掛けてみたが、性格上深入り出来なかったし、しなかった。 その結果であろうがなかろうが、ああいう結末になってしまったこと、何も変えられなかったこと、同じような境遇であったかもしれないこと、あるかもしれなかった自分の姿にも思えてしまうことで、無力感を加速。この二日、まだ気持ちが整理出来ていない。 強迫性障害。自分のメンタル状態を言語化できていない。自分自身に対して考察する余力がない。 過去の経験により自己肯定が低い。なにかを好きになる気になれない。 完璧に見えるけど中身はボロボロってキャラです。 ----------------------------------------------------------------------- 以下イジメの理由・内容なので閲覧注意 名前からわかる通り。 中学生男子にありがちな下ネタ弄り。女部田（おなべた）をオナ豚と読み替えられる酷い弄りを受けたことがキッカケ。 それがどんどん過激にエスカレートしていった。 最初女子が庇ってくれたこともあったが、逆にそれに絡めて女子が弄られてしまったせいで女子からも避けられるようになってしまった。 きっかけがきっかけだけあり、性に関するイジメが特に苛烈で、女子生徒の前で脱がされる、写真を撮られる等される。 悪知恵の発達した男子が撮った写真の一部を卑猥な文言と共にアングラなネットに晒した結果、いつものように酷いイジメを受けた学校帰り道に小汚い小太りの男に詰め寄られ、そのシーンを目撃し隠し撮りした生徒から話が広がり、尾ひれはひれついた結果｢オナ豚加芝はホモ相手にパパ活してる｣等といった陰口を叩かれるようになってしまう。 出回った写真の男の外見に由来し、病気をうつされているといったような誹りが広まり、あだ名が｢病原菌｣になった。 皆その話を真に受けてる訳では無かったが、それでも中学生には刺激が強く、かつては庇ってくれた女子にも汚い目で見られてしまう。 イジメはその加害者たちの部活仲間や兄など一部の他学年の生徒や中学生以上の人間が参加するまで拡大した。ピアス穴はそのときにあけられた。 エスカレートしきった後、もちろん最後は大人を巻き込んだ問題になったが、加害者の多さに学校側も対処しきれず、転校によって地獄は終わりを迎えた。 トラウマを想起させるため自慰行為が出来ない。 ガチで女部田さんって日本に400人近くいる苗字なので外での取り扱いに注意です。

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