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2015サプリ 執事/メイド参照 朗らかで穏やかな女子高生。 嫌なことにNOと言えず、ニコニコと全肯定してしまう。見目が良く愛想もいいためモテる。 が、割と悪い意味でモテている。誰かに止めてもらわないと、それこそ最後まで遊ばせてくれる系女子。 基本的に自己肯定感はゼロに等しく、他人に尽くすことで満たされている。 そのため友人には奴隷同然に尽くそうとする。誰かに叱ってもらわないと止まらない。 手先が器用で、放課後や休日は母親の内職の手伝いをしている。 また料理なども得意。将来は良いお嫁さんになりそうね、って言われるタイプの器用さ。 彼女の大切なものは、『使用済みの消しゴム』。 随分使い古した消しゴムだが、未だに無くなっていない。カバーは流石に取れている。 以下、読まなくてもいい設定。 友人たちはこのことについて知っていてもいいし、知らなくてもいい。 少なくとも希は聞かれた場合素直に教える。口を閉ざして嫌われるのが嫌だから。 ・家族について 瑠璃垣凪の異母兄弟。彼の父親が彼の元からいなくなり、後に出会った女性との間に産まれたのが希である。 だが当然まともな父親になるわけがなく、日夜不義を働く父親に対し母親は早々に訴訟。慰謝料の支払いをした父親は後にホームレスとなる。 母親は元来の性格と母子家庭となるプレッシャーも相まって、希に対し非常に厳しく接するようになる。言っちゃえば毒親。 食事も必要最低限であったため、身体は虚弱。 だが日々の節約と内職のおかげで、高校に問題なく通える程度の資金は賄えている。 一応母親は希を大学に通わせるために日夜働いているが、果たしてどうなることやら。 上記の家庭事情もあり、彼女にとって学校はむしろ憩いの場。 勉強も運動も友人と過ごす時間も、どれもが彼女の心を救っていた。 だが放課後は宿題と内職の手伝いをしなくてはいけないため、帰りたくなくとも毎日早々に帰宅してる。 ・大切なものについて 小学時代のあるテストの日。無駄遣いを許さない母親の許可が貰えず、希は指先程のサイズの消しゴムを使用してテストを受けていた。 が、あまりにも小さすぎたために彼女の手から消しゴムが滑り落ち、遠くの席まで転がってしまう。 慌てて消しゴムを拾ってもらおうとしたとき、隣の席の子がこっそりと消しゴムを渡してきた。 おかげでなんとかテストを乗り切り、休み時間に返そうとしたが、逆に相手に笑顔で押し戻されてしまう。 「消しゴム、もう一個あるから。それあげるよ」 ハッキリ言って、そこまで仲良くなかった隣席のクラスメイト。その後も特別仲良くなることなく卒業し、別の学校に行ったクラスメイト。 しかし希にとって、それは大切な思い出であり愛おしい経験であった。 その後無くなるたびに新しい消しゴムを買ってもらうのだが、それでも唯一貰った消しゴムだけは使うことなくお守りとして所持している。

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