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｢超絶美少女ほとりちゃんとはこのワシのことだ！｣ ｢どっからどう見ても女の子じゃ！！！｣ 一人称:ワシ 二人称:テメェ db7093 超絶美少女のほとりです。(言ってるだけ) フラフープ選手で通っているが、どうしても教祖のような振る舞いが目立つ若い女の子。……に、見える。ワシを崇めてくれてもいいんだぜ？ *☼*―――――*☼*――――― しなやかで華奢な身体を持ったどう見ても10代のJK。だが、口は悪く、言ってることもかなりジジくさい。かわいいから許せ。 ほとりの人生に山場は数あれど、おそらく1番の転機は20代のアレだ。当時はまだ珍しかった男の新体操の選手になったとか、両親の英才教育がすごかったとか、長く生きてれば些細なことだ。 何一つ不自由なく生きてきたほとりに、ある日恋人ができた。華奢でかわいい自分とよく似た小さな女の子。名前は……何だっただろうか。彼女は所謂狂信者、と呼ばれるものだった。月に一度のパーティには知らない老人どもが居て、何かに拠り所を求めているようだった。まあ、今となっては覚えちゃいないけど。 ズブズブと外から侵されていったほとりは、人生の凡そ半分の時間を狂って過ごしてしまった。なんとか……いう……名前も忘れた神様に、自分の全てを捧げるように。 よく分からないが、人より老化の遅かった彼は教祖という地位を受け継いだ。甘い笑みで、心の底からソレが幸せであると信じて疑わず、様々な人間を間接的に手にかけて、あの方の贄とする。 教団にとってあの方が誰かなんてのはどうでもよくて。自分に求められていたのは神のような存在を認められる免罪符だ。多数から縋られることは薬物より何より甘美にほとりの心を溶かしてくれて、まるで自分が神様であるかのように錯覚できて……。 自我が戻ったのは獄中で、姿は変わらずともほとりは60になっていた。 *☼*―――――*☼*――――― ｢救いが欲しいの？いいよ、ワシが許してあげる。だから安心して死ぬといいよ｣ ｢生きるも死ぬもかみさまが決めること。だから、お前が死ぬのにお前が悪いことなんてひとつもないよ、大丈夫！｣ ｢だから、テメェを生かすのもワシの勝手じゃ。生きろよ、人間｣ フラフープ選手と……表では通っているけれど、まだ神の如くな振る舞いはどうしてもやめられない。そりゃあそうだ、だってワシって世界の中心にいるんだから。 ぴんく / MARETU *☼*―――――*☼*――――― 【Panacea,Cry,Sentence】(2021-12-4) ヒトはおろか、自分の死についてもどうでもよかった。ほとりの青春はあそこで終わっていて、緩やかに終わりを待つだけだったのだけど。 ｢そうか、ワシは変わったのかもね｣ もうしばらく楽しんでみるのも悪くはなさそうだ。 *☼*―――――*☼*――――― ある朝リビングに降りて行ったら人間がめちゃめちゃ居てくそビビった。みんなの顔をやっと知れた。うれしくもあり、かみさま感が減ってちょっと寂しい気もする。 貯金を見たら100万無いくらいだった。仕事しなきゃ……！でもワシってばフラフープとかみさましか知らない男なんだよね。 髪は20代の頃のように切った。乾かしてくれる奴がいなくなったから面倒くさくなっただけ。持ち前の明るさと器用さで飲食店に乗り込めば、バイト先はすぐに見つかった。週に1.2回、自分の食い扶持を凌げる程度の労働だ。帰ってきた癸葉に｢働いてないの？｣と聞かれたので叱っておいた。働いとるわい。 後生は出ていったきり音沙汰がない。きっと彼なりに良い仕事を見つけることが出来たんだろう。元は交わることの無かった縁だ。寂しくはあるけれど、親しい人間の喪失にはもう慣れてしまった。 レオナルドの拾ってきた猫を抱えて誰もいない部屋でひとり、窓辺で寝そべる。紅里が学校から帰ってきたら一緒に買い物へ行こう。今日は蒼紀の好きなものを作る約束だったから、少し遠目のスーパーへ出かけることにする。 望んでいたのは私だっただろうか。世界は変わったのかもしれないし、変わらなければいけなかったのかもしれない。 これもハッピーエンドか、一種の。 *☼*―――――*☼*――――― 【フカシカ▲▲▲】(2022-04-02) フカシカかわいかった。ポチも負けてないよ！ 【リヴィング・アーツ】(2022-5-30) いっぱいキスされちゃった。キャッ♡ あかりに言おうとしたけど殺される未来が見えたからやめておく。ワシって聡明〜。 【クワイエットポムと優雅なる食卓】(2022-06-25) なーんも覚えてないけどほんとに巻き込まれ体質カモ。 お祓いとか行くべきなのかも……？いや、生まれでカミサマなんだからもう無理か……。 【ママ】(2022-07-03) アハハ！愛とかワシの前で、人間もどきがほざきおるわ！ 【it's...】(2022-9-4) 遺失物、世界に多すぎ！ 【村ホラーRTA】(2022-10-5) へなへな…… 【シキラレ■■】(2023-1-29) 長い三つ編みの子、めっちゃお見舞いに来てくれた。ワシより重症なのに！

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