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※シナリオ『堕獄の夜籠り、断つ双刀』【HO2:鬼】にて作成。 【HO鬼】 大江山に棲む美しき怪鬼。 鬼らの首魁である酒呑童子と共に都を脅かすことを娯楽としている。 時に金品を盗み、時にめのこを攫い、時にはらわたであやとりをするような愉快な日々を送る強力な鬼。 かといって都への愛着や矜恃が無いわけではなく、京の破壊を目的にしてはいない。 武者である HO1 とはこれまでも何度か討ち合っているが、その度引き分けという形で収まっている。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------- 葎　　むぐら 一人称→吾（あれ）　　二人称→汝（なれ）　　HO武者→煽る時には童（わら）呼びしてやりてえな 大江山に棲む鬼。 生まれ持っての鋭く黒い爪、鋭い牙にしなやかで力強い肉体を持ち、紅くつややかな二本角を携えている。 嵩のある髪を後ろで雑に一つにまとめているが扱いも雑なのでいつのまにかほどけてﾊﾞｻ…となっていることが多い。 食って寝て遊んで自由気ままに暮らしているのだがその性格が非常に鬼らしく、 好きな物は若い人間の血肉と果物。 人間は飯で玩具で有象無象、脆弱であはれな生き物。風流などというものに当てはめるなら虫と同じ。 数が多く群れで動き働くことで命を繋ぎ必死に生きている。潰したと思っても生きていたりいつのまにか忍び込まれていて鬱陶しくなって払ったりするからね。 かなりの大酒飲みで、食った人間の喉仏使って盤双六とかしてる。仏様使って賭け事したくない！？ｷﾞｬﾊﾊ 盗んだ金品で身を飾り飽きれば捨てて、腸で力比べ（綱引き）とかしてるかもしれない。 自分の顔が美しいのを自覚しており、昼夜を問わず都に顔を出しては盗みや殺しに人攫いや女で遊んでいる。 女を虐めるのは勿論愉しいし、男を嬲るのは顔が歪む様が愉快なのであまり性別を問わない。暴力も性暴力もします 都に愛着はあるため火の海にしたりめちゃくちゃにするようなことはないんですが… 首魁である酒呑童子のことは力でもカリスマ性でも尊敬しており、彼の言う事ならば多少嫌なことでも渋々折れる。 【HO1:武者について】 これまでも何度か討ち合っているが、その度引き分けという形で収まっている因縁といってもいい相手。 一言で言うと「ふーん…おもしれー奴」の印象。沢山足掻いてくれるしなかなか骨があるし討ち合いは愉しい… だったのだが、最近そろそろ面倒になってきている。さっさと首でも掻き切って血肉を食い荒らしてやりたいのだがそうもいかず、力が拮抗しているのがじれったい。 闇討ちや不意打ちで寝首を掻いてやってもいいのだが、それで終わってはあっけないし何だか負けた気がする…と意地になっているようだ。 殺した暁には誰に分けるつもりもなく己一人で食いつくすつもりだし、頭蓋は盃にでもしてやると密かに思っている。 ぜってぇ負けねえ 「吾は葎。…なんじゃあ知っておったのか？ならば話は早いの、ではこれから汝が如何なるか等分かりきっておるじゃろ？」 「わははは！仏様を使うて賭け事なぞ閻魔様が見たら顔を真っ赤にしよるじゃろなあ！！」 「童のくせに随分と粘りよるわ…！全く持って面倒、ほんに面倒じゃの…！！」 ------------------------------------------------------------------------------------------------------- 以下HO内容につきバレ↓ <以下秘匿> あなたは記憶喪失であり、自身の出生について一切覚えていない。 物心着いた頃には酒呑童子と共に大江山に居て、当然のように肉を喰らっていた。 生まれながらにして鬼であったのか、元は人なのか、 それすらも不明である。 酒呑童子はあなたについて深く知っているようだが、話してくれたことは無い。 現在あなたは左京の外れに屋敷を持っており(貴族から分捕ったものであるが)そこで暮らしている。 そんな不明瞭な出生のあなただが、他の鬼からは一目置かれていた。 それはあなたが火の術に長け、日照りの中でも何不自由無く活動を行えるからである。 また、貴方は非常に美しい見目を持っている。 髪の一房、まつ毛の一本にまで行き渡る瑞々しさに、人々は思わず息を漏らすことだろう。 果たして自分はどこから来たのか。果たしてこの牙はなんのための物なのだろうか。 そんな薄雲の思考を端に追いやりながら、あなたは今日も都で楽しく暴れていた。 ●探索者作成条件 STR 4d6 CON 2d6+6 SIZ 2d6+6 POW 3d6+3 DEX 3d6 INT 2d6+6 EDU 2d6+3 APP は 18 で固定。 また、特殊技能として【鬼火】(非物理的戦闘技能、ダメージ 1d6)を初期値で 50 所持している。 更に、鬼は新鮮な人肉を喰らう事で HP を 2d3 回復することが出来るが、これを目撃した人間は 1/1d3 の SANc が発生する。 職業技能は存在しない。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------- 自分の出自を覚えていない。何処の生まれかも、そもそも生まれ持っての鬼であったのかもわからない。 静かな夜はそれが浮かんでしまうため少し物憂げにしている。 知っているのであろう酒呑童子に問い詰めたこともあるものの上手く躱されておりむしゃくしゃした時もあったが今はやめた。考えるだけ無駄なのだろうが、どうしてもやることが無い夜は考えてしまう。 そんな夜は住処としている貴族から分捕った左京の外れの屋敷で黙々と深酒をする。 一方火の術に長け、他の鬼と違い日照りの中でも何不自由無く活動を行える己の身を誇らしく思っているために鬼としてのプライドは高い。 自分の顔は使い道があるのでいいものを貰ったなと思っているぞ。

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