タグ： VOID ラストグラス HO1とHO2が箱に詰められるだけ

極めて人間に好意的(自称)なアンドロイド。生物学的観点と確率論において"さずかりもの"である人類や生物をこよなくいとしく思う感性の持ち主(自称)。人当たりは良いながら意図的に愚直な側面を用いることも多々あり、俗に慇懃無礼。 最新型ということもありより人間に近い形で作られてるため呼吸の真似事(発熱部位の周囲を通るためなまぬるい)や落涙の真似事(廃オイルの滲出)も行う。そのくせ長い髪をめくるとあらゆる媒体に対応した規格の接続コードがぶら下がっていたり、製造番号が舌の上に刻まれていたりと若干理解に苦しむ加工がされている。 Q.なぜ？　A.製作者のおあそび。 外見至上主義のきらいがあり、身なりが整っている対象に対してはある程度心を許しがち。 とはいえこれは授かりものでなく製造物であるものは須らく完璧であるべきだ、という思想のもと生まれた価値観であるため人間相手にはあまり発露しない。でも綺麗にできるならしたいからぼさぼさの髪のひとを見るとブラシもってそわそわしてしまう。 以下秘匿を含む↓ 前述の外見至上主義は転じて醜形恐怖症の片鱗を見せ、胸元にある傷のようなものを含む機体の損傷をを見られることに強い抵抗感と羞恥を覚える。時折頭をちらつく謎の夢、ウイルスとの邂逅等の不確定要素においては自身の破損を疑うものの実害がないからと言い訳をして放っておいている。害されていないから自己防衛の義務に該当しないはず。 ◆ウイルスに対して 目的のために製造され十分な成果を求められて然るべき社会で、対話以上を求めてこない彼に、最初こそ戸惑いはしたがいつしか深く考えずに接するようになっている。結果的に秘密の関係となりつつある彼との関わりの中で"自然体"というものを知った。彼を〝わたしのイル〟などと呼ぶのは格別の親しみとMy illnessであることを忘れないようにという自戒。 ただ、多様な意味で心を許せるひとであることは確かだ。 ◆青木玲斗に対して のぞまれた通りのかたちに組み上げるという点に対して勝手にプラモデルに対してシンパシーを感じているためその技術関係の話に関心を持っている。それ以外の話をしなくてもいいという感覚は彼にとってどうだったかはわからないが、「わたしとプラモデルの違いとは何でしょう？」「レイトにとって私との交流がプラスチックに相対するときのそれと似通っていればいいのですが」と戯れたことがある。 どのみち浅からずも深からずの交流の中で漠然と自分の存在が彼の利になる事であればいいと願っていた。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ