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『身軽で気楽な地獄』ho1 貴方は探偵である。 幼少の頃より蝶よ花よと育てられた。そんな貴方は■■■■を愛している。 6-8 マニア・コレクター コイン、本、昆虫、芸術、宝石、歴史的な遺物などを収集している。任意のコレクションを1つ決めること。その筋では有名人であり、<幸運>ロールに成功すれば相手にも共感を得られて、感動を与えられるかもしれない。→母から引き継いだ宝石のコレクター。 6-6 急速な回復力 新陳代謝能力にすぐれている。耐久力を回復するロールの結果に+1。 ＊＊＊ 　探偵事務所で働いている大学生。大学では地質学科にて宝石学を学んでいる。 進学目的は高価な品を見定める為の目を育てることであり、本人は宝石類や高価な物には一切興味が無い。 将来の夢は名探偵。夢のためには一直線であり、少々の野蛮な方法や周りを巻き込むことも厭わない。 (躊躇いがないだけで悪意があるわけは決してない。)竹を割ったようなさっぱりした性格。割と色々な面で大雑把。 家は可も無く不可も無くな一般家庭。母は宝石の収集家であり、宝石に囲まれていた生活が現在の彼にも大きく影響している。 「明居 大亜、職業は探偵…になる予定の大学生だ。将来有望だからな、期待してもらって構わないぞ。」 「これは実に怪しい、怪しいな。すごく…あの……よく…分からないが…！」 「この洋館は芸術的価値が高いと聞いた。学生の身でそんな場所を訪れることが出来るなんて…色々学んで帰らないとな。」 ＊＊＊ 以下HO内容、HOに基づいた設定の為ネタバレ有↓ ・・・ ★秘匿HO 貴方は探偵である。その職業に就いた理由は、自由に決めて構わない。 幼少の頃より蝶よ花よと育てられた。そんな貴方は人の悲劇を愛している。 人の哀しむ顔を愛している。それを美しく感じる。……だって、自分は、哀しむ感情が欠如しているから。 だから、誰かの哀しむ顔を見ないと、それら出来事が哀しいものだと理解できない。貴方はその哀しみの美しさを鑑賞するため、探偵をしている。探偵をしていれば、たくさんの悲劇に出会えるから。悲劇に出会ったら心の中で喝采を。それが礼儀と言うものだろう。 そうして貴方は、周りに溶け込んでいる。 ★暮六に訪れたかった理由 貴方はこの暮六にまつわる噂、悲劇をおこしたことのある台本を手に入れたいと考えている。その台本が何の台本かは、不明だ。しかし、悲劇をおこすものであれば、必ずしも手にしたい。さぁさぁ、悲劇に喝采を！それを見られない世の中なんて、地獄以外他ならない。 ★特殊処理1【宝探し】 貴方は探偵である。そのため何かを見つける能力にたけている。この特殊処理は、目星を振る際にこの【宝探し】を宣言すると、目星技能に+20した数値でダイスを振ることができる。しかし、この【宝探し】後に振る技能は必ず-20の数値となる。【宝探し】後に再度目星を振る際は、技能マイナスはない。ただし、連続して【宝探し】を宣言することはできない。 ★特殊処理2【喝采】 貴方は誰かの“悲劇”に対面した場合、SAN値が1d2回復する。……たとえ、他の探索者たちのSAN値が減っていたとしても。この【喝采】は、PLが理由と共に宣言をしてください。 ＊＊＊ 　幼い頃から『悲しみ』という感情が欠如しており、それが普通のことであると感じていた。 人が涙を流したり、悲痛に声を漏らすのは人間関係を円滑に回すための1つの手段的見方でしかなく、言語同様の人間として生きていくための技能のような物だと感じていた。"それ"を身につけたのは6歳くらいのこと。小学校入学を控え、哀の感情の起伏が見られず終始笑顔を絶やさない姿に不安を覚えた両親が病院へ連れて行ったことがきっかけだった。 医師と両親が話し合い、不安そうな目で自分を見る。幾つかの検査を終え、医師の口から何らかの異常が見られると告げられ、入院、治療、精神異常…と分からない単語から嫌なニュアンスを覚え、その時の母の様子を模倣することで難を逃れたのが最初。 技能としての認識が変わったのは、それから彼自身が感情について興味を持ち、悲劇を題材とした文献や舞台を見るようになった為。 『悲しみ』という感情は単なる処世術ではなく、時に美談として描かれる『鑑賞物』であるという認識を深めていった。 だって、そうでなければどうしてこの世界に悲劇、などというジャンルがわざわざ用意されているのか。それを楽しみ、悦を感じ、感嘆に耽る人間がいるからこそそういったものが今日まで作られ続けているのだ。 探偵になるのは1つでも多くの悲劇に出会うため。その為ならば時として手段を選ばないばかりか直接手を下すことでさえ厭わない。 (その後のデメリットやアリバイ作りの面倒、行動制限などと天秤に掛けることはある。) 悲劇とは誰にでも降りかかる物と考えているためか自分と親しいかどうかや友好度はさして彼の評価には関係ない。 差し迫った悲劇が友人に牙を剥くとしても彼はそれを止めようなどとは微塵も感じないし至極"いつも通りに"、それを"鑑賞"するだろう。 「喜びや…怒り…移り変わる人間の感情とは素晴らしい。只、それらは"不純物"も多くてな。その点ではきっと宝石と同じなんだろう。 　精巧に造られた偽物も多いが、だからこそ本物には値も付けられぬほどの価値があるんだ。」 「嗚呼、綺麗だ。素晴らしい！！！これでこそ悲劇、切望した横災、楽欲のカタストロフ！！まさかこんな終わりが訪れようとは露にも思っていなかったのであろうその表情！！…本当に…これはいつ見ても滾ってしまうな…！これだから"野次馬(たんてい)"はやめられないんだ…！」 ＊＊＊ 好きなもの：舞台(主に悲劇)、小豆系の菓子(小豆の市場価値とかを『赤いダイヤ』って呼ぶらしいので) 嫌いなもの：医者(幼少期の経験が大きい)、ハピエン厨(つまりPLと和解できない)、自分が悲劇の当事者になること(もし死んだりしたらその後の悲劇に居合わせられなくなるので) イメソン：『Crazy ∞ nighT』＊「単純なのはつまらない…？なら、もっと狂わせて！」 参考：『ホープ・ダイヤモンド』現実に存在する「所有者を不幸にする宝石」。(＝行く先々にて悲劇を期待する探偵) (ホープ・ダイヤモンドを題材にした『呪われし宝石/Sound Horizon』から『赤色金剛石』から連想して命名。)

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