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■俵屋雷のキャラクター解説 　漫才コンビ『屏風双子』のボケ担当。持ちネタは『復活ガーン！』と『シーラカンスは知いらかんす』。 　『復活ガーン！』は復活したけど病み上がりで無理したせいで体調を崩すというネタ。芸術(お笑い)で成功すれば絶対に笑ってしまう。失敗でも最低100人は笑うし、その場にいる人は絶対に笑ってしまう。致命的失敗で噛んでスベる。 　『シーラカンスは知いらかんす』は風の『スベっとるやないかい！』というツッコミで成り立つネタで絶対にウケるネタ。 　売れっ子。 　関西弁で話す。芸名は『雷神』。昔はボケとツッコミが逆だった。 　顔が中性的なのと身長の低さから、たまに女性と間違われることがある。 ■雷の過去について 　彼は元々、笑いが嫌いだった。幼い頃、病弱だった彼は病原体扱いされていた。虐めていた奴らはみんな笑っていた。だからは彼は“例外こそあるものの、笑いとは誰かを馬鹿にすることで得る喜びの現れ”であると思い込んでいたのだ。例外とはゲームなどで人が関与しない部分の楽しさ(ギミックを楽しむ)などである。 　高校生になった頃、とある漫才コンビをラーメン屋のテレビで見た。それは『華丸・大吉』だった。優しいお笑いの先駆けである彼らに強く憧れ、お笑い芸人を目指そうとしたのだ。 　また軽度であるが、部分型ディジョージ症候群を患っている。自己免疫性溶血性貧血を発症しており、投薬治療も行っている。 　そのため、長時間の営業などは禁止されている。定期的に軽い運動を行っており、健康を維持している。 　言わずもがな、元々かなり暗い性格で笑うのがゲームをする時くらいの根っからの陰キャ。今でこそ明るく振舞っているが、時々一気にヘラる。 ■技能解説 　こぶし（パンチ）……ツッコミだった頃の名残。 　応急手当……自分の病気はある程度自分で何とかするため。多少予防医学の知識はある。 　聞き耳……お客さんの笑い声をよく聞くため。 　図書館……予防医学の本を漁った際に身につけた。 　目星……ものを見つけるのが得意で空間認識能力が高い。 　変装……芸能人には重要な技能。 　説得……お客さんを笑わせるには説得力も必要。 　母国語（日本語）……漫才師には語彙力も必要。 　芸術（お笑い）……これ無しで芸人にやってたらそいつは素で面白い奴。 　心理学……人がどうやって笑うのか、そういったことを調べているうちに学んだ。それと単純に思考実験が大好き。ミニョネット号事件の思考実験は特に好き。 ■俵屋風のキャラクター解説 　俵屋風……双子の弟。ツッコミ担当。緑色の髪の毛が特徴的。芸名は『風神』。身長176cmと兄とは違って高身長。 風『どうもー風神と』 雷『ボルトロスや！』 風『ポケモンやないかい！』 雷『じゃあ風神はランドロスやな』 風『トルネロスじゃないんかい！』 ■風の過去について① 　彼は元々外科医を目指そうとしていた。幼い頃から難病に苛まれていた雷を治療するためだった。 　そんな中、雷がお笑い芸人になりたいと言い始めた。あんなに笑いが嫌いだった雷がお笑い芸人を目指すというのだから最初は驚いた。しかし反対はしなかった。 　すんなりと外科医の道も諦めた。部分型ディジョージ症候群を完治することは可能ではあるが、通常、完全型ディジョージ症候群に対して行うものであり、命の危険を犯してまで治療を行う必要性もなかった。だから諦められたのだ。 ■風の過去について② 　幼少時は兄なのにも関わらず甘い待遇を受けていた雷のことが大嫌いだった。いじめレベルではないが、細々とした意地悪はそれなりにしていた。子供特有のしょうもない悪戯だった。 　しかし中学2年生の頃、思春期を迎え、雷と大喧嘩をした。だがか弱い雷が勝てるはずもなく一方的にボコボコにしていた。とはいえ中学生の兄弟にとって別段珍しいことではない。傷自体も一生残るような深いものではない。喧嘩で普通に起こり得る程度の傷だった。 　だが悲劇は起こったのだ。雷は傷口から菌が入り高熱を出した。そのまま風邪を拗らせ肺炎にまでなった。ディジョージ症候群を患っていたせいか生死をさ迷った。奇跡的に生還したものの、それが関係していたのかは不明だが、雷は自己免疫性溶血性貧血を患い、さらに病弱になって帰ってきた。 　喧嘩の原因はどちらにもあった。風だって無傷だったわけではない。それでも風は強い罪悪感に苛まれた。だから雷の病気を治そうと躍起になったのだ。 　お笑いに関しては雷の件もあって、嫌いというわけでないが、好ましくはなかった。ただやってみれば面白かったので今は大好き。 ■セリフ例(風のみ) 『どうもー屏風双子の風神です』 『いやぁお客さん、えらい昔のこと知ってはんね。そうそう、昔は俺がツッコミやっておりまして』 『そりゃもう売れんかったわけですよ。何せ雷神のツッコミは斜め45°ズレとるわけですから』 『双子特有の悩みかいな？　せやな、よう比べられることとか逆に一緒くたにされるとか。面倒くさいことにどっちも嫌なんやわ。それぞれ別の人間やっちゅうのに比べたり一緒にすんのには敵いへんわ』 『でもポケモンとかは図鑑コンプ苦労せんかったなぁ。パルキア借りパクとかもやったら、オカンに怒られたからなぁ』 『俺にとって風神はどんな奴？　せやな、かけがえないのない兄？　相方？　おバカさん？　図鑑コンプ要員？　お財布係？　いやぁ段々酷なってるわ。まぁなんちゅうか、おらんかったら困る人やなぁ』 ■小ネタ解説 　名前の由来……名前と芸名、コンビ名は俵屋宗達の『風神雷神図』から。苗字は『俵屋宗達』の『俵屋』から。 　持ちネタの由来……中の人の持ちネタ。中でも『復活ガーン！』は実際に中の人と友人のコンビ芸だった。クソつまらんと思うが、小学生時代は結構ウケていた。『スベっとるやないかい！』は持ちネタではなく、桂歌丸が笑点で誰かがスベった時に使うネタというか、テクニック。当然ではあるが桂歌丸だけがやってるわけではなく、普通に他の芸人さんとかも使ってる。 ■権利表記 　参考資料……坂本洋一・福岡秀規・野崎高史・藤田泰功・蟹江慶太郎・小武由紀子・吉田健一・松本隆作・坂東弘教・廣田勇士・岡田裕子・井口元三・小川渉・高橋裕 (2018) 『自己免疫性溶血性貧血と偽性副甲状腺機能低下症を合併した一例』

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