タグ： しがらき らいや

名前:神楽 来夜(しがらき らいや) 年齢:33 身長:184 職業:警察官 基本情報▽ 声も背もデカい男。 すごく頭がいいのだが一挙一動全て頭が悪そうに見える。 コンピューターなどを使った情報収集が専門分野。戦闘はからっきし。 物腰は基本柔らかくてフレンドリー。 生い立ち▽ 両親が幼い頃に電車の脱線事故で亡くなっている。 来夜とその妹の往朝(ゆくあ)はその事故で生き残った。 妹は特に事故の影響が酷く、ちょっとしたことが原因で泣いてしまったり事故を思い出して過呼吸になってしまうことが多く、学校で浮いてしまい引きこもるように。 2人が引き取られた先は祖母の家だった。 しかし祖母は自分の子が亡くなったショックも大きく、2人は基本放っておかれて育った。妹は来夜に比べて手がかかる。そんな時に祖母が零した「どうして貴女が生き残ったの」という言葉に妹の心理状態は更に悪化。部屋からも出られなくなってしまった。 来夜はそんな妹の唯一の拠り所になるべく必死に彼女と接し続けた。 学校に通えない彼女に勉強を教えたし、外に出られない彼女に外の美しさや楽しさを教えた。しかし、当時の来夜だってただの小学生。自分だって事故に巻き込まれているし親だって亡くしている。彼女と一緒。なのに兄というだけで全てをこらえて彼女の面倒を見て祖母の機嫌も伺っているそのストレスで僅かに壊れてしまう。 最初は学校の花瓶をわざと割る、くらい。 頭が良いから証拠なんて全部隠しきることができて咎められることは1度もなかった。だからその行為は止まらなくなる。気づいて欲しくて、本当は咎めて欲しくて。裁かれたらそれで楽になれる気がして。 したことはすべて、本当にくだらない子供のいたずら。 チョークを全部折ったりだとか。 誰も見なくなった古いCDを割ったりだとか。 でもそんなんじゃ誰も気づいてくれなくて。 学校のトイレの鏡を割った。騒ぎになったものの誰も彼を犯人だと指摘するものはいない。 窓ガラスを割った。それでも変わらない。 壊れて壊れて壊れて、壊れたものを見て自分より壊れてるって安心することがまた怖くて。 ある日本当におかしくなって、気が付いたら家の食器をすべて割った後だった。 流石にそれはバレてしまって、酷く怒られて結局2人は祖母の家から追い出されることになった。 児童養護施設に入れられた2人だが、兄をそこまで追い込んでしまった要因には自分にもあると感じた妹は兄から距離を置くようになった。一方、兄である来夜もまた、児童養護施設という妹にとってはあまり好ましくない環境に連れてきてしまったことへの申し訳なさで距離を置くようになる。 そんなある日、妹が消えた。いなくなった。行方不明になってしまった。なんの音沙汰もなく消えていなくなってしまった。 自分が目を離してしまったから。自分が距離を置いてしまったから。自分が馬鹿なことをしたから。自分がこんなところに連れてきてしまったから。自分が彼女を守れなかったから。 後悔に苛まれて、後悔から救って欲しくて。 来夜は彼女を探す為に方法も手段も選ばず、力も惜しまなかった。 警察になったのは、妹を探すために情報が手に入りやすいと思ったから。それと、裁かれないことの苦しみを知っているからである。 その他小情報▽ 昔ほどでは無いが壊れていないものや完全なものへの苦手意識はまだある。そのため、普段は眼鏡をかけずにぼやけた視界で過ごしている。 とはいえ調査に支障があるのでメガネは一応いつも持ち歩いていて必要な時に適宜掛けている。

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