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萩原 采女 はぎわら うねめ 25歳 男 左眼に眼帯をした落ち着いた態度の男。堅物というわけではないが笑いのツボが人とズレているので滅多に人前で笑うことがない。 今回のメンバーについては手放しで信用しているわけではないが悪くは思っていない。ただ、「真面目に」取り組んでくれるなら新人だろうがサボり魔だろうが特殊性癖持ちだろうがどうだっていい。基本的に個人の能力のみを見て人を判断している。が、別に能力の低い人間を蔑ろにするわけではなく、自分が相手に対してどう立ち回るべきか見定めているだけ。愛想がいいわけではないが何事にも真摯に取り組むためその点を評価され警察関係者からは信頼されている。 母親に対して少々過保護。唯一の家族ということもあり仕事中でも母親からの連絡があったら優先して返してしまう程である。自分が父親に似ているかどうかもわからないが彼女のそばでずっと支えられたらと思っている。それが彼女の重荷になっていないかだけが心配だが。 小学生の頃からスポーツクラブに所属し剣道をやっていたので現在も刀の扱いに長けている。高校の時地方大会優勝するくらいの実力は持っていそう(能力値的に) 幼い頃から『優等生』でなんでもできる『良い子』だった。母親に迷惑をかけることはしたくなかったし、誰にでも評価されるような人間になりたかったからである。悪目立ちではなく正当な理由で他人から注目されたかった。そのための努力は一切惜しまず、またその努力を人に見せることもしなかった。それが全てだった。 だが、萩原采女は人間であってロボットではない。 ちゃんと『感情』があった。理不尽さに憤りを覚えることや絶望することだってあった。その感情をぶつけることのできる相手がいなかったので、1人部屋に閉じこもって思考を巡らせる日も多かった。 彼が刑事になった時、母親を含めそれまで彼を応援していた人たちは彼を祝福したが、采女はこのままではいけないと考えた。弱さを抱えて生きている自分では、刑事として相応しくないと考えた。弱い自分を「切り落とす」ために彼は自分の手で左眼を抉った。感情と、欲望と、弱さと決別するために。表向きには「事故で負傷した」ことになっている。 実際のところ「采女自身がそう思ってやったこと」なので効果が出たかどうかは不明だが、彼の行動に迷いはなくなり現在までこうしてエリート刑事として名を馳せている。 イメージソング:痛みなんていらなかった 好き:母親/母親の手料理/アクアリウム作成 嫌い:卵がとろとろの方のオムライス/猫(アレルギー) 「はい、えぇ、僕が萩原采女です。僕に何か用事でしょうか？」 「…………真面目にできるのに真面目にしない人の気持ちがわかりません。いや、その前に、僕には人の気持ちがわかっても理解できないんでした。訂正します、申し訳ない」 「感情がないわけではないです。ありましたし、そう振る舞う方が適切ならばそうします。ただ、今の自分にその必要がないと思ったからこうしているだけです」 「これ以上、俺のプライベートな話題に踏み込むのなら全力で………… いや、えっと、全力でー 無視します。はい、そうです、無視です。嫌でしょう？」

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