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むくげ　なばり だるまさんがころんだ。鬼になったら、目を背けている間、後ろで何が起きているのか、わからない。 無窮花　ムクゲの花の韓国での呼び名。韓国でのだるまさんがころんだでの掛け声は、「むくげの花が咲きました」らしい。 目隠し鬼　だるまさんもある意味。鬼の語源はおぬ（隠）。 暴力団組員。というか、組長の長男。若頭である。 父親はまだまだ現役のため代替わりはまだ先になりそうだ。 現組長はわりと手段を選ばず、道を外れた身内にも容赦なく、義理と人情なら義理に重きを置く人だ。 そんな父親の椅子をいずれ継ぐのだから、本人としてもそれなりに頑張っている（つもりだ）。 父親を教科書にしつつ、しかしそれでもすべてが前時代的な組織も時代についていけないのではないかという考えから、どちらかといえば義理と人情の人情のほうなのかもしれない。そういうところが甘いのだと代替わりを先延ばしにされているが。 主な仕事といえば繁華街の水商売からのみかじめ料の回収、それと、高利貸しだ。 借金を返せなくなった男は組直下の店で働かせる。その娘も同様だ。女はいい、水商売で割がいい仕事に就けさせることができる。 裏手の仕事よりずっと働きやすい。もちろんこれは本人なりの情である。別に誰も、苦しめたくてやっているわけじゃない。回収しなければいけないものを回収するためにやっているだけだ。貸しているだけで帰ってこなかったら、ただただ損だからね。 別にそれで女を無理に言って抱いたりもしないし、抱かせたりもしない。そのあたりの線引きは大事だと思う。父親の頃はそういうことも横行していたらしい（し、今も自分の直轄以外ではあるみたいだ）が、自分が頭になった暁には組として統率していきたいと考えている。いつまでも古いだけの暴力団では取り残されてしまう。ただでさえ法治国家でヤクザの立場は決して強くはないのだ。 とはいえただただ上で肘をついているだけなのも本人としては我慢できないので、こうしてたまには下の人間にわざわざ自分から手本などを見せに行っているのだ。恐怖政治だけでは成り立たない。というと、やっぱり父親には甘いと言われるのだが。 覚醒剤も取り扱わない。なにせリスクが高いし、わかりやすく相手を不幸にするものだからだ。そういうやり方がしたいわけじゃないのだ。思いっきり汚い組にはしたくないのだ。法から外れた組織だからと言って、法を破りに行っているわけじゃない。と、いうのが、本人の信条である。 実際はまだまだステレオタイプな父親の組であるので、汚いことも当然のように行っている者が多いみたいだが。それに、父親は今のあり方をよしとしている。長男兼若頭としては見直しも大事だということを父親にわかってほしいのだが、一蹴されてばっかりだ。それでも認めてほしい。自分なりのあり方を目指しているとはいえ、結局父親に認めてもらわねば意味がないのだ。 母親は知らない。幼いころに亡くなったのだと人づてには聞いているが、父親は母親の話をしようとしない。写真なども見たことがない。父親は父親であるが、それ以上に組の頭としての顔を見せることが多かった。親代わりはたいてい世話役の若衆たちだ。 人並みに学校にも通ってきたが、授業参観に父親がやってきたことは終ぞなかった。当然と言えば当然であるが、それを寂しいと感じることも素直にあったのだ。一回だけ、小学生の頃に父親に弱音を零したことがあるが、父親が小学生の授業参観へ赴くことによるデメリットとリスクを淡々と説かれて諦めてしまった。幼いながらもそうして組長の息子の自覚を育てられたので、純粋に親しい友人も作ってこなかった。作ってこれなかったのだ。親しいのはいつだって組の人間だった。 自宅はそれなりに広い日本家屋で、自室は離れにある。幼い時分、母屋に聞こえる怒声と嫌でも残る血の匂いが怖かったのだ。今ではすっかり慣れてしまったが、しかし慣れ親しんだ自室というのは離れがたいものだ。あと、プライバシーというものが欲しかった。自分だけの空間。やはり、自分の立場というものに不安になるときもある。そういうときに、言ってしまえば頼れる相手がいないのだ。 ずっと気を張っているのも大きな精神的負担になる。周りの大人はそういうときは商売女を抱けと勧めてくれたが、いざ相手にして見ると普段よりも気を遣うくらいで全く気を緩めることができなかった。組長の息子だということが余計にそういう意識を高めていたようにも思える。それをごまかすように、仕事に打ち込んできた節もある。認められないといけない。血だけで皆に納得されるほど、この世界は甘くない。父親の恥にならない、父親に引けを取らない男にならなくてはいけない。それだけを原動力にここまで育ってきたと言ってもいい。 その反動で暴力には慣れてきた。どちらかというと振るう側だが、実践というのは殴るだけでなく殴られて覚えるものだ。腕っ節だけでは組を率いることはできないが、腕っ節がなくても統率は行えない（と思っている）。 それに、元々暴力を手段として用いることに抵抗はない。父親を見てきたからだ。もちろん言うことを聞かなかったら殴られたし、叱られた。しかしそれは正当な暴力だ。 ・背中に入れ墨を入れている。父親の龍虎の墨に対して、自分は昇る鯉の紋だ。 ・煙草も吸うがヘビースモーカーではない。銘柄にも特にこだわりはない。 ・見合いで出会った年下の婚約者がいるが、距離感をはかりかねており、いまだにギクシャクしている。 ▼2015特徴表 2-3　親の七光り 5-7　潜水の名人 ▼2015暴力団組員ベース（EDU*10+STR*10） ──────────────────────────────── Call of Cthulhu 『こうして僕は犬になる。』 ────────── 首輪をつけてあげる。君は犬だからね。 ご飯は床の餌皿にあるよ。君専用のお皿だよ。 スプーンとフォーク？そんなものはないよ。君はペットでしょう？ なんで素手で食べようとしてるの？手が汚れちゃうから駄目だよ。 もちろん床にこぼすのも駄目だから、口を使って綺麗に食べてね。 えー汚しちゃったの？仕方ないなあ…。じゃあお風呂に入れてあげるね。 ベッド…？ああ、ソファは好きに使っていいよ。タオルケットも1枚あげる。 眠れないの？そっか…じゃあ今日は一緒に寝よっか。 ほらおいで、よしよししてあげる。 ────────── ▼概要 クトゥルフ神話TRPG第6版に対応したシナリオ 舞台/時代：別荘地などに適した田舎を想定、電車や車という概念が存在する時代 人数：ソロ/タイマン プレイ時間：2時間～　※イベントの取捨選択・RPにより変動 ロスト率：ロストという概念への認識によって変動 推奨職業：なし 推奨技能：なし 住むところにも困らず三食昼寝と散歩付き。お風呂にも毎日入れます。 ご飯は【美味しいご飯・ドッグフード・ゴミ飯】からお選びいただけます。 よかったね！

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