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▋井上 秀可 - いのうえ ひでか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　❚三十一歳、男、精神科医 　❚異説・狂人日記 ▋特徴表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　❚五十九：弩根性｜あらゆる抵抗ロールで成功率＋5％ 　❚四十九：方向音痴（D）｜＜ナビゲート＞初期値：1％ 　　❙ボーナス [ 1d6 ] → 60％を＜隠す／手さばき＞に割り振り ▋人物像 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 井上秀可は大層朴訥で、特筆すべき点のない男である。 藩医の家系に生まれ、裕福な家庭で立ッ派な教育を受けて育った。勤勉で、妙に肝の据わったところはあるが肝腎なところで抜け作なのが玉に瑕である。道を覚えるのが大の苦手で、学校への道のりを覚えるのに卒業までかかった始末。 年の離れた妹がいる。妹は大層器量よしだが兄はというとこの様子であるから、妹は兄をたてるでもなく「なんてことないひと」とよくからかい、また秀可もさしてそれを気に咎めないときた。ぱっとしない性格の長子を両親はしきりに心配したけれども、この月並みで歯ごたえのないのがかえって精神科医に向いていたともいえる。 両親を亡くし今は妹と二人暮らし。妹に縁談を持ちかけられてはまだよくわからんからと断ってばかりの、うだつの上がらぬ独身男。 「そこな人。妹を見なかったか。ああ、おれは井上秀可と云う」 「おれは構わないが、あなたの方が困るんじゃあないかな」 「わたしですよ、十三。秀可です。お前の担当だったでしょう」 一人称：おれ、わたし 二人称：あなた、お前 ▋趣味技能 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　＜武道：合気道＞ 　＜組付き＞ 　　子供のころから習っている。暴れる患者を取り押さえるときに重宝する。 　＜隠す＞ 　　これ何・・・これ何だ・・・？　妹の料理の盗み食いをよくするのでそれ由来です ▋命名 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　青空文庫「狂人日記」訳者の井上紅梅氏より。 　また、日本における近代精神病学の父・呉秀三から一字いただいて秀可とした。

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