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ソープスクール　HO2 飛鳥ひなた（あすかひなた） 23歳。新米体育教師。気さくで明るい性格。いつもにこにこしていて何言っても基本怒らない。いい意味で適当なため生徒たちとは砕けた話し方をしており「飛鳥ちゃん」と呼ばれ親しみを持たれている。「彼氏いるの？」の質問をしてはいけないと生徒の間では暗黙のルールがある。バスケ部顧問をしているがパーフェクトコピーは流石に出来ない。学生時代からハードロックが好きで職員室でもしょっちゅう爆音で聞いているが、呼ばれれば直ぐに応答出来ることから他の先生たちには黙認されている。おしゃれに無頓着でジャージにイヤホンをして通勤している。彼女のスカート姿を見た者はいない…そうだ。 ↓激重バックストーリー（暇で考えたものなので読まなくていい） 設定まとめ 長くて綺麗な金髪が特徴的な女の子。 貧乏な家庭に育っており育児放棄で中々家に帰って来ないアル中の父と家に男を連れ込んで一回2000円で体を売っている酒浸りの母の元に育った。夫婦仲は当たり前だが最悪。父はフィリピンパブの女を愛人にして金を巻き上げられ母はスナックで店の客を裏引きししょっちゅうクビになり若いクズのヒモ男にお小遣いをあげている。ひなたにあてる金なんてあるはずもなく辛うじて住む家があるだけ奇跡の状況。小学生の頃からひなたが家に帰ると母が男を連れ込みセックスしている光景を何度も目にしたことがある。男が幼いひなたに手を出そうとすると「アバズレ女」と母に罵られ殴られ夏でも冬でも構わず家の外に追い出されることもしばしば。幼い時から親の顔色を伺ったり声色から機嫌を察することができるようになった。もちろん食事は用意されずお金もないため学校の給食の残りを盗んで持ち帰ることもあった。母親の口癖は「あんたなんて産まなきゃよかった」「早く働いて金を寄越しな」「親不孝もの」ひなたが中学生になる頃には年齢を誤魔化し近所のラブホの清掃員として働き学費や給食費、制服や教科書代、加えて生活費等すべて自身のバイト代で賄っていた。貧乏な子、可哀想な子と思われたくないひなたは学校ではいかなる時も笑顔を欠かさずクラスメイトや先生にさえも"普通の家庭の子"に見えるように演じていた。作り笑顔ばかりがうまくなっていく。この頃から日々大人びて成長するひなたに対して父親が性的行為を強いるようになった。実の父親にレイプされ母の男にもレイプされ、母にも体罰を受けていたひなたの精神は崩れていく。家のドアの開閉音を聞くだけでいつも心臓が冷える思いだった。耳を塞いでも聞こえてくる、親が外から帰ってくる音。酔っ払った父や母が乱暴に玄関扉を閉める音はひなたに恐怖心を植え付けた。それはつまりひなたが親からDVを受ける合図といっても過言ではないからだ。親が帰ってくると部屋の隅に隠れビクビク怯えていた。そのせいで耳がよくなってしまった。家に1秒でも長くいたくないため放課後は出来るだけバイトをしたり学校の友達と遊んだりでなるべく外に出て夜遅く帰る生活が続く。バイトの給料を母に奪われ金を渡さないと暴行が酷くなった。金のなさや精神的苦痛から万引きすることが増え数え切れないほど警察に捕まったが親は一度も迎えに来たことはない。家でのストレスのせいか学校では一転しいじめっ子へと変貌していった。弱い者を見ると家庭内の自分のようで、妙に苛立ち悲しさややるせなさ怒りが込み上げクラスの女子にひどく当たった。物を奪う無視するお金を奪う性的な辱めを与える等、到底許される行為でないことは頭の片隅では分かっていたが全てひなた自身が親からされているDVそのものである。何で、どうして自分だけがこんな酷い目に。他の人も私と同じ気持ちになればいい。最初は八つ当たりや捌け口で行った行為であったが、次第にいじめていた子に対して自分と同じ"可哀想な子"である仲間という意識が芽生える。ひなたは家では孤独だった。せめて学校では同じ気持ちを共有できる仲間が、友達が欲しかった。自分と同じ可哀想なその子に愛しさすさら芽生えてきた。だがそれは発育途中の幼いひなたには歪んだ残酷な愛だった。 いじめていた子から奪った物の中にはひなたでは到底買うことのできない音楽プレイヤーがあった。その子が聞いていたのはハードロックだった。イヤホンから流れるハードロックは毎日吐き気がするクソみたいな生活を送るひなたの思いを全て吹き飛ばしてくれた。デカくて激しい音を聞いている時だけは両親からの嫌なことを全て忘れられた。家でも親にバレないようにこっそり聞くこともあった。名も知らない男と母親の情交時の汚い喘ぎ声も聞かずに済む。だが、名前を呼ばれてすぐ反応できないと殴られるだけならまだしも、音楽プレイヤーの存在がバレて捨てられてしまう。そう考えたひなたはイヤホンで聞いていても周囲の声や音を機敏に聞き取れるようになってしまった。親の呼びかけに応じないと酷い目に遭うからだ。 親に興味を持たれていないひなただっが唯一褒められることがあった。ひなたの成績表を見る母はお世辞にも賢いとは言えない一般教科を見ても「勉強なんてしたってしょうがない」と嫌そうな顔をするが「あんたは体力があるから早く働ける」と体育の成績だけは良いひなたに対しては機嫌がよくなった。生まれながらに運動神経は人並み程度だったが唯一母に褒めてもらえることであったため毎日走ったり運動部の真似事をして外で一人で遊ぶ時間が増えていった。中学になってもそれは続き日々自己流で体を鍛えていた。部活には入っていない。放課後はバイトで忙しく、部費を払える状況でもないので入れなかったと言った方が正しい。母に殴られないように避けたり、父に犯されないよう抵抗したり、悲しくもひなたは運動神経の良さは両親のDVから自己防衛するために図らずとも鍛えられていた。中学3年の春、ひなたに一つの考えが浮かぶ。全寮制の高校にスポーツ推薦で入学し、家を出たい。夢が出来たひなたはさらに邁進し体を鍛える時間を増やしていった。気付いたらいじめはなくなっており、いじめていた人物もどこかに行ってしまったがひなたはそれに気づかないほど夢中でトレーニングした。家を出て両親から解放されたい、その一心で。部活に所属してはいなかったが授業の成績が極めて良かったため、体育の先生に推薦してもらえ無事に全寮制の高校に入学することができた。親に反対されると考えたひなたは進路について何も言わず入寮日に勝手に家を出た。ひなたの予想は的中で度々高校に母親が押しかけては金をせびられる日もあった。高校生になってからは、努力で培った身体能力の高さや中学の時にお世話になった体育の先生への恩で体育教師に憧れるようになる。体育大学に行くためには今までとは馬鹿にならないほどの金が必要だったひなたは未成年を雇っている違法風俗店のJKリフレで週に3日働き始めた。そこには自分と同じで親から逃げて来た家出少女たちがたくさんいた。ひなたの努力で無事大学に入学した後も、学生という身分で親の保証もないひなたがまともな家を借りられるはずもないため系列のヘルスに住み込みで働き、学費や奨学金の返済に充てていた。悲しいが、父や母の客の男に幼い頃から犯されていたせいで体を売ることに抵抗はなかった。もはや何も感じない。大嫌いな母親と同じ方法で金を稼ぐ自分に嫌気がさすが、気にしていられる余裕もないくらい生きるために必死だった。どんな方法であろうと自分一人で生きていく。手段は問わない。あんなクズ人間にはなりたくない。勉強もろくにせず真っ当な職についてない両親を心の底から軽蔑していた。だからこそ両親とは真逆の公務員になってやる。教諭になるためにいっぱい勉強もして見返してやりたい。その一心で勉学に励んだ結果、教員免許にも合格し一人前の体育教師として実家とは程遠いこの学校に就任してきた。大学から今に至るまで両親とは縁を切っている。この先関わりを持つつもりもない。もう数年も顔を見ていないというのに、未だにひなたの心には両親という大きな影が覆い尽くしている。両親から逃げて一人で生きていきたい、両親とは違い真っ当な人間になりたい。それこそがひなたが教師になった理由である。 人に興味なんてない。誰も自分を助けてなんてくれないから。救ってくれたのは中学の体育の先生だけだ。今までもこれからも人には頼らず、一人で生きてく。だから親も恋人も友達も、誰もいらない。 教師になってからは髪をバッサリ切りショートカットに。胸や尻等の体のラインを強調する服やスカートは履かないようにしている。過去の女の体を利用してた自分とはもう決別したからだ。生徒たちには明るく笑顔で接しているが、基本的に人（特に男）に媚びたくないためまわりの先生からはツンツンしてると思われがち。これから体育教諭として新しい人生を歩んでいく。 いじめについて ひなたがクラスメイトの女子にしていたいじめは、すなわち両親からのDVを鏡にうつしたようなものだ。両親のDVそのもの、である。 呼びかけに無視をしたり金や物を奪ったり等に加え、女子トイレでモップを女性器に突っ込み流血させたり、男子生徒に女子生徒を犯すように指示する等の性的な辱めも与えた。実の父に手を出されるほどのひなたの顔の良さからか、はたまた男に媚びる母のよく回る舌（話術）を近くで見ていた影響かはわからないが、クラスメイトはみんなひなたの言うことに従ってくれた。だが誰も本当のひなたを知らない。ひなたは共感してくれる人が欲しかった。誰もひなたの気持ちをわかってくれる人はいないから、仲間が欲しかった。だから自分と同じで弱い人間に対して、同じような方法で痛め付けていた。今思えば中学生のひなたは同じくらいぼろぼろに傷付いた人間と友達になって痛みを分け合いたかったのかもしれない。 ひなたは今、いじめに対してあまり覚えていない。自分がしていたいじめ＝両親からのDV＝受け入れがたい苦痛かつ心理的ストレスのため、心が自我を守ろうと防衛反応として記憶に蓋をしてしまっている。いじめていた内容もその子の顔も思い出せない。ただうっすらいじめていた事実だけは自覚している。（両親からのDVにも同じことが言える。内容は思い出せないがDVを受けていた事実だけはわかっている。） 意図して思い出さないのではなく、心の奥深くに抑え込まれたまま出てこようとしない。 一般のいじめ（＝親からのDV）に対して、非道な行為だと心から軽蔑し許せないと思っている。だがひなたの心にはいじめる人も悪いがいじめられる人に対する"謎"が浮かんでくる。どうしてこの環境から抜け出し、この状況を変える努力はしないのか。悪気は全くない。ひなた自身が両親から逃げるために血を吐くような努力したという経験があるからこそ、無意識にそう思ってしまうのだ。何故弱いままの自分でいるのか、と。ただ、人に興味のないひなたではあるがいじめられている子には力になってあげたいとも考えている。部活動に入れなかったひなたを全寮制の高校にスポーツ推薦で入学させてくれた中学の体育の先生みたいに、困っている人に少しでも力になってあげられるような、悪い現状を変えてあげられるきっかけになる手助けができたら良いという思いがある。

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