タグ： ワタヌキ サクラコ

父はとある大手企業の社長。とても裕福な家庭に生まれた。しかし、恵まれ過ぎた生活に飽きてきてしまっていた。 ある時暇潰しに図書館で植物図鑑を手にする。「世界にはこんなにも沢山の植物が存在する！私は今までとっても狭い場所で生きていたのね！」 桜子はこの目で世界中の植物を見るために家を出た。大学も休学する。親には「ちょっと旅に出るわ！！帰りはいつになるかしら！！」とだけ伝えた。 初めは空腹で倒れそうになったり、転んで怪我をしたりと失敗ばかりだったが、なぜかサバイバルの飲み込みが早く、今ではプロのサバイバーといっても過言でないほど身についた。また植物を探す旅を続けるうちに本人曰く植物の声が聞こえるようになった、らしい。 「まだ会ったことのない植物が私のことを呼んでるわ！こっちね！」 と向かった先で本当に新種の植物を発見し、学者達を驚かせることもあった。桜子の親はこの記事を見て「生きてた､､､」と安否確認をした。 桜子の家族は、父、母、弟の4人家族。使用人が2人。両親は出ていった娘を心配しているが「まあ大丈夫だろう。好きでやってるんだ」と放任主義な部分がある。弟は自由人な姉を理解していない。父の後継は姉ではなく自分だと思っている。桜子は家族のことは好き。弟のことも可愛がっている。後継のことは何も考えていない。

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