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サナトリウス・ノースキリト Thanatorius　Northkilt サナトリウスはThanatos（タナトス）+アルトリウスとかにつかわれるリウス、 Thaをタではなくサと読むようにしてサナトリウス 死そのものであるタナトス神から。 ノースキリトはシノーソグリス（キノーソグリス）Cynothoglysのアナグラム。 ※シノーソグリスとは無関係。 HO3:王の学徒(King's Scholar) 第五寮(サイプレスハウス)の寮生であり、王の学徒(キングスカラー)。 HO2とはルームメイトであり、HO4（ハイネス・ノースキリト）とは実の兄弟である。 幼少期から非常に秀才であり、優秀かつ天才であるが、８歳頃より名前に取り憑かれたかのように「死」に魅了され、生物の死（人類における死の歴史・死の形・死後の保存等）に興味を示すようになったせいで親を含め誰からも理解されず生きてきている。親は「自分たちがタナトスからインスピレーションをもらって名付けたせいでタナトスに取り憑かれてしまった」みたいに思っていて、不気味がられているため、両親との仲はぎこちない。 趣味は標本製作とドライフラワー、ハ―バリウムを作ることで、これらに関しては芸術の域に達している。 標本製作には虫の標本、透明標本、骨格標本などが含まれ、特にモルフォの標本をつくること、モルフォの翅を用いた懐中時計など、芸術的な「標本」を作ることが好き。 ただし、趣味のために小動物を加害するなどはしない。（育ちがいいため） （しかし蝶や虫は必要とあらばシメるし、植物は摘む） 学園において学んでいることは学園における基礎科目と、個人的興味で「歴史的な人類の死」に重点を置いた考古学・史・博物学、また、死後の物体の保存について（芸術の域を含む）をテーマとする化学・薬学など。 ■「歴史的な人類の死」における諸々について 例えばピラミッド、ミイラ、ポンペイ、スカルタワー、ツォンパントリなど、古代の遺跡などで見つかる古き人類の死 「死したものは地中に眠る」という言葉を聞いて感銘を受けており、しかし学ぶ中で「死した魂天へ昇る」という言葉を知り、かじる程度だが天文学にも少々手を出している。 （あまり天に昇る方は推していないのでHOのボーナス以外は、ない） 勉強・研究のテーマと、趣味趣向、そしてイギリス人には見えない黒い髪に赤い目、黒ずくめの恰好から、周りには「キングの中にやばそうな浮いた人がいる…」みたいな認識をされている。 そんな認識をされているせい且つ、弟は黒ずくめじゃない容姿をしていることから、尚更誰にも理解されない孤独が深まっている。 サナトリウス本人は、孤独に慣れてしまったことから生者への興味を失っているため、友達はだれ一人おらず、弟に関しても興味がなく、会話もふれあいもほぼなかった。 しかし、「ジェームス」との文通を介して「生者と意思疎通をする」ことに関して興味を持ち始め、同じルームメイトであるHO2に対して歩み寄ってみたいと心情が変化してきている。 しかし……、自分は………………口下手だった。 歩み寄ってこなかった弊害か、生者であるHO2のことも理解できない。何をすれば喜ぶのかもわからないし、何をしたら怒るのかもわからないし、何をしたら悲しいのかもわからないし、それらを聞くための言葉を見つけられない。 HO2に対して、何故……生きているんだ………？と思ったこともすでに何度もある。 ■HO4、弟　ハイネス・ノースキリトに「ハイネス」という名をつけたのは、当時４歳だったサナトリウスであり、その時は弟が出来た喜びを確かに感じたはずだが、今となっては風化しほぼ忘れているといっても過言ではない。 ただ、弟の瞳のことを、モルフォの翅の色に似ていてとてもきれいだと思っている。 弟が物心ついたころにはすでに「死」に取り憑かれていたため、弟からすれば兄に遊んでもらった思い出もなく、親切にされたこともないであろうし、理解など到底されていない・されやしないと思っているため、また、親から直接「弟まで変なものに影響されたら困るから、弟に出来るだけ関わらないでほしい」という旨を伝えられているため、弟に対しては無関心を貫こうとしている。 弟の瞳がモルフォの翅に似ているのではなく、モルフォの翅が弟の瞳に似ていて奇麗だったからモルフォが好きになったのだということを、サナトリウスはすでに忘却し、逆に捉えてしまっている。 一人称は「俺」だが、滅多に一人称を使うことがない。 「ジェームス」との文通では「ターナー」と名乗っていた。

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