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森　揺子(もり　ようこ/よーじ) ネットではよーじ(幼児)さん。 メメント・モリのモリは、他人ではなく、自分が「死ぬ」を指す。 "墓場から揺り籠まで" 死からこそ見つめられる生がある。 名は体を表すとは限らないが、名に紐付けたくなる心理はあるわけで。彼女はそうやって誰かの生が「読まれる」こと、あるいは「読むものとされない」ことまで含めての"物語"を見つめ、共にあらんとする。 それはもしかすると、彼女の人生がそこそこ思いがけないものだったからかもしれない。 中学在学中に両親が事故死、地元で昔からちいさな葬儀屋をしていた祖父母に引き取られる。ふつうに高校に通うかな、くらいにしか考えていなかったが、定時制に通いながら、体が思うようにいかなくなってきた祖父母の手伝いをすることになる。しかし体力がからきしだったため即バテ、のんびり通信で勉強…もおざなりになり、大検を取った。…ものの、なんかそこで満足して(?)終わっている。ほわんほわん。 それなりに人にいいづらく、それなりに順調でもある人生に、それなりの付き合いをしてくれる趣味の交友。インターネットが主体。ありがたいな〜とは思いつつ、明日も納棺があるからそこまで深入りはせず…でも他人のPCのロスト関連の伏せは遡って読むし伏せったー一覧から検索して人生を把握する(怖…)。 このセッションが終わったら、俺、大学受けるんだ……。ほんとかな？ 興味がある科目は、服飾史や地理、民俗学。目で見てわかるものと、意味づけや経緯のギャップがあるものが好きみたい？ 自分の死には、そこまでこだわりがないほう。 中途半端で無秩序にしかなれない自分の人生が、終わってみたときにどんなものとして見られ、扱われるのか……わりと楽しみにしている。「できたら私の暮らしとは全然関係ない文脈とか乗ると、愉快ですねぇ」 ⚫︎芸術:葬儀 「葬儀はひとりの命のためのお祭りですから〜！　心ゆくまで考えてみてください♪きっとそれもまた、生きることです」 装飾などよりは希望の調整、思考できるだけの気分に持ち込む声音や言葉選び、祭儀としてのつくりを保つための段取り、機敏さ、そこに対する集中力……が集まったもの。応用がきくほどの知恵や訓練はないが、ベテランなのでココだけできる ⚫︎人類学 人や営み、理解しようとする、ということへの興味。関心という意味では、かなり文系。 ⚫︎発狂パターン(仮) 「…あ、ははは。すごい こんっ、な……、ぅごかなくなること、あるんですねぇ…？　すごい、すごい！…っす、すごくこわいですーーーねぇー〜！？」 平常時はイキって飄々としてても、かよわいいのち。意思とか読み取れないものにはふゃーーー！？ってびっくりするほう。 ◼︎参考文献 千野帽子『人はなぜ物語を求めるのか』ちくまプリマー新書 手記の国エンドBにてロスト

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