タグ： 夜雨対牀 宗教或いは概念

海si蜃楼 ヴィンセント(ヴィンス)？ - 「兄ちゃん！そんなに落ち込まなくても…俺がいるって。兄ちゃんのこと、バッチリ支えて見せるからさ！笑って！」 「ハア？何言ってんだよ、兄ちゃん。俺が死んだって…。確かに、俺たち双子は欠けちゃったけど。でもそれはあいつの方だろ。兄ちゃん、どうしちゃったんだ…？遂におかしくなっちゃった？ハグでもしてあげよっか？」/ 「兄さんが不幸だとしたら、それは僕のせいなんだ。」 「兄さんが幸せなら、僕はそれでいいよ。」 一人称:僕/俺 二人称:君/お前 三人称:○○さん/○○ HO1:兄さん/兄ちゃん 双子の片割れ:アシュレイ（アッシュ）？ 双子の片割れ。母似。心優しく気弱だが、一生懸命に取り組むことには天才的な才を発揮するタイプ。一点突破型。 現在高校生だが、本が好きで司書になることを目指している。死んだ片割れに対して劣等感を抱いており「弟である自分が兄よりも優れているはずがない」という意識から、自身でいる時は無意識的に能力を抑制している。片割れのロールプレイをする時にやっと本来の力を発揮する。基本ずっとロールプレイをしているが、本気で怒られた時や焦った時などは元に戻る。また、それが原因で兄を傷つけた時も。 父は碌でもない人で、妻とは別に浮気した女とも子供を作っており、それが双子だった。父が死んで母二人が協力して三人を育てようと言ってから長男と住むようになった。長男も双子も初めはギクシャクとしていたが、双子の兄が活発な態度で振る舞ったことで仲良くなり歩み寄ることができた。 しかし、双子の片割れと兄母は死亡、双子母はアルコール中毒で手に追える状態じゃなくなった為、2人だけになってしまった。 異母兄弟の兄(PL:ハシモトさん/ ) 母と共に父から殴られ自分の心を守るために父のそれを愛だと思いこみ、その為父のことが好きで体の関係になった。世間的に殴られることは良いことではないと知っていたので母と片割れが殴られないのも良かったし、正しい選択だと思っていた。しかし、街中で父と似た顔のした兄に優しくしてもらい(落し物を拾ってもらった程度)、初めて本当に愛されることがどういうことなのか理解した。それでも父のことが好きで、すこしでも優しくしてくれたらいいのにと思い、痛みをわかってもらおうとささやかな気持ちで自転車に工作したらうっかりそのせいで死んでしまった。罪悪感を持っている。そのおかげで兄と会ってからは、父を愛していたことも相まって、「父が可哀想な自分の為に生みおとしたのが兄」だと思うようになった。父の残し形見のような。だからいい意味でも悪い意味でも、自分と死にたいという言葉を信用している。父はそういう人だったから。 （父への愛と兄への愛は完全に別のものだが、情操が育ち切らないゆえに兄への愛は父への愛への延長線のような状態だと思っている。）(実際は父へは恋愛、兄へは家族愛だが、同じ種類のものと思っている) 父の死に関わった罪悪感から、父に釣り合うもは自分ではない＝兄に釣り合うのは自分ではないと思っており、残し形見のような兄の幸せを心の底から願っている。愛の形は献身である。それゆえに身を引きたいとも思っている。 自ら話しかけるのが苦手なので、会話はいつも双子の片割れから始まっていた。いつでも明るく活発な片割れで繋がれた関係。兄さんのことが愛おしくなればなるほど、片割れに対する劣等感が膨らんでいった。それは片割れよりも自分が優れているはずがないという固定観念に変わり、次第に自身が実際に力ないように振る舞うようなった。その考えは片割れが死んだ時、遂に喜びよりも焦りをもたらした。兄さんは片割れの方が上手く幸せにできただろう、それなのに自分が生き残ってしまった…。何よりも、兄さんと接するきっかけが消えてしまった。片割れの死よりも兄さんとの関係を憂いた、劣悪で醜い自分………どうしようもなくなった時に、最適な方法を思いついた。幸にして片割れと自分は瓜二つ。自分が片割れになればいい。兄さんはきっと喜んでくれる。 死んだのは、俺じゃない。僕の方だ。 「絶対似合うから、開けよう！お揃い！」何度勧められても怖くてあけられなかったピアスは片割れが死んでから、ロールプレイのためにあけた。 兄が自分と死にたがっているのは知っていて、それなら死のうと思っている。兄が本質的には自分のことを見ないであろう、恋愛感情に気づかないだろうと考えている為、心中をしても同じところに行くことはない、自身は救われることは無いだろうと思っているが、それでもいいと思っている。だって、兄が何より自分と死んでくれるというのなら、こんなに幸いなこともないのだ。それがどんな感情であろうとも…けれど、兄が生きてくれるならそれに越したことはないとも思っている。 ライラックの花は、兄が本当に好きな人と結ばれますようにという気持ちで送った。ライラックは愛のまじないに使われるから、それを使って自分と兄弟のまんま、どこか自分から遠いところで幸せになってくれという祈りでもあった。だからラベンダーがお返しに届いた時、心底驚いた。 [特徴表] 2-5 鋭い洞察力 目星+30 6-7 不屈の精神力 気絶をした場合、次のラウンドの初めにCON×2ロールを行い、成功した場合治療を受けずして自ら目覚め、行動可能 【作家】小説家、翻訳家、脚本家、漫画原作者、文学部学生など 技能：オカルト、芸術（トリビア知識、文才）、心理学、説得、図書館、他の言語（英語など）、母国語、歴史 →芸術「再現」本で見たような演技や知識を応用してふるまう。 文字色:B0CCCE 【夜雨対牀】 HO2:彼岸花 あなたはHO1が共に心中しようとしていることに気づいている。 しかしあなたはそれを真剣に止めようと強く思っていない。自分も心のどこかで死にたいと思っているのかもしれない。HO1 と共にいられるのなら心中もいいかもしれない。 そんなことをうつらうつら考えている。それでも死は少し怖いものだ。 HO1がどうするつもりかわからないが、できるだけ楽に死ねたらとぼんやりとインターネット で調べ物をしていると一つのサイトに辿り着く。 怪しげなサイトを開くとどうやら毒や強力な睡眠薬を売っているサイトを見つけてしまったようだ。 「たった一滴で死に至る」 「飲めばすぐ眠りに落ちる」 そんなキャッチコピーが画面に表示されている。 使わなければそれでいい。そう思ってあなたは購入ボタンを押した。そして届いた黒いインクのような液体が入った毒の小瓶と真っ黒な錠剤の入った瓶を引き出しに仕舞い込んだまま時間は過ぎていった。 毒を飲んで死んでもいいかもしれない。 大量に薬を飲んで死んでもいいかもしれない。 そんなことがぼんやりと頭に浮かんだまま。 「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」 咲かぬ徒花を咲かせよう。 あとは一歩前に足を進めるだけ。 でも、ただたくさん眠って起きたら案外死ぬこともバカらしくなるかもしれない。 ...明日決められなければそのままだらだらと暑い夏を迎えてしまう。 理由もないのにそうあなたは確信し眠りについた。 HO2:贈った花 あなたは数日前、HO1にライラックの花を贈った。 そしてそのお礼だとラベンダーの花を受け取った。 ライラックを贈ったことに何か意味を持たせても構わないし、 ただ香りがよかったからでもいい。 ライラックの言い伝え 「ライラックの花びらは通常4枚。もし 5枚の花を見つけたら、誰にもいわずその花を飲み込むと、愛する人と永遠に過ごせる」

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