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HO１『天才教授の助手』 ▼あなたは天才教授の助手だ。 ▼あなたへの秘匿は『秘匿がないこと』だ。いかにも秘匿HOらしい設定をつけて、それに則ったRPをすること。 　ただ、シナリオの最中は何が起きてもいいように心の準備をしておくこと。 絹衣　李柊（本名：佐藤　李柊） 28歳　A型男性　研究職 天才教授と呼ばれる春川教授の研究内容に昔から興味があること、春川教授に対する憧憬や恋慕から彼の助手として働いている。李柊の専攻は心理学である。飄々とした態度で人と接する。李柊はあまり他者と深く関わるのを好んでおらず、友好関係はほぼない。知り合いは結構数いるが覚えてないし日常的に接触することがある人以外は覚える気もない。その場限りの関係となることが多い。李柊のこのスタンスは過去に起因する。 李柊は家族がいた。優しい父母と可愛らしい妹がおり、得意な料理を振る舞ったりして穏やかに過ごしていた。李柊は18歳のある日家族を惨殺され、たった1日で全てを失った。散々嘆き悲しんで、怒り狂って絶望して、そうして李柊は自分の壊れる音を聞いた。その日から、李柊は『自分以外の人間と、なにかしら感情を抱くほど関わらない、関係を構築しないこと』を春川教授を除いて徹底している。 李柊は春川教授に対して恋愛感情を抱いている。もともとは李柊が学生であった時、春川教授に憧憬を抱き、彼の人類学の講義に熱心に参加していたことから2人の関係は始まる。それから李柊は家族を失い学ぶことも辞めてしまったが、24歳のある日に春川教授と再会し、彼への憧憬が思い出された。大してすることもなかったことに加え春川教授が助手を探していたこともあり彼の助手を始めた。そうして過ごしていくうちに彼への憧憬は劣情へと変化した。性に奔放な李柊の考えは「先生のこと抱きたいなって思ってるし何なら先生にだったら抱かれてもいいとまで思ってる」である。 李柊が恋慕している春川旦晃は李柊の家族を殺した張本人である。それを李柊が知ったのは春川教授の助手になって数年が経ってからだった。李柊にとって家族を失ったことについては未だに感情の整理がついていない。しかし、10年の月日の経過で当時の激しい憎悪や悲哀の感情は摩耗しており、今は李柊は自分がどうしたいのかすらわからない。ただ、完全に忘れ切ることも出来ず犯人探しを続けており、そうしてようやく見つけた殺人鬼は自分の恋慕の相手だったというオチになった。10年越しに仇を見つけ、それが春川教授だと知った時に李柊が痛烈に思ったのは「どうして」という思いであり、憎しみや悲しみではなかった。李柊は『何故先生は自分の家族を殺したのか』が知りたくて、そしてそれを聞いた時自分が何を思うのか知りたくて、春川教授から話を聞くことにした。その手段が少しばかり強引だったのはやはり李柊の中に敵討ちの気持ちがあったからなのかもしれない。 後朝（きぬぎぬ）、離愁（りしゅう）　どちらも「つらい別れ」という意味 お前のせいだよ、後 春川教授から話を聞くために妙な呪文に手を出して、精神まですり減らした割に春川教授から聞いた答えは李柊が求めるものとは少しばかり異なったものであり、納得はできていない。むしろ、脳を弄られてからの記憶のない殺人癖は自分の意思ではない以上自分が殺した訳ではない、という春川教授の主張は無責任なのでは？と思っている。しかし、自殺も自首も出来ないという発言から春川教授の苦悩や葛藤もあったのかもしれないと思うと端的に殺人鬼であると言い切ることも難しい。李柊の用意した空間で家族の死を体感してから、多少あの殺人鬼への殺意を思い出しはしたが、それ以上に李柊は春川教授が好きだった。そのため、李柊は春川教授を殺すという結論には至らず、しかし完全に許すことも出来ないので彼に付き纏うことにした。いつか春川教授から自分の行いや李柊の家族を殺したことについての思いを聞ける日まで。 密室の創造の呪文を獲得 ＰＯＷを永久的に１ｄ３減らすことにより、密室を作り出せる呪文。この密室は術者の記 憶を元に構成されるため、一時的に記憶を失うこととなる。魔術を含めたあらゆるものの影 響を遮断するが、一時間の制限がある。術者はこの空間にて任意のものを作り出すことがで きる。また、『解除』と唱えると、術式は解除される」

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