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軽薄そうな振る舞いの青年。ヘラヘラとしてつかみどころがない。 情報屋でバーテンダーとして働いている。 今では穏やかな物腰だが、昔はかなりヤンチャしていたため悪名が拭いきれていない。 腕っぷしがたつうえに頭がキレる。狡猾さで名を轟かせた。 その実本当はパティシエになりたく、独学で修行を積み専門学校を出てそこそこの技量を得たが、 その悪名ゆえにパティスリーの尽くから受け入れを拒否されてしまった。 そのこともあり、今では面倒ごとを避けヘラヘラと荒事を避けて生きている。 顔は広いが知人以上友人の関係を築こうとしない。 人間にあまり深入りしない、情を抱こうとせず、関係性を持とうとしない、誰も信じないを信条に生きている。 どこからも受け入れ先がない六曜館を唯一受け入れたのはとあるバーだったが そこは裏社会の人間たちが集うバーだった。 六曜館を雇ったのも用心棒としてだったため、バーでもその実力を発揮することはなく、 ただただ情報を集め、出し、時に荒事を片付ける毎日を送っていた。 泡立て器を握ることなく、あらゆる人間の弱みを握り、やがてバーで副店長を任されるまでになった。 もともと多趣味の人間であったが今の世界に入ってからは興味のないものにもとりあえず手を出しており、 そこそこ器用ゆえにすべてそこそこ習得しては「こんなものか」と物置に捨て置くを繰り返している。 いろいろなものに興味があったがゆえの多趣味だったはずなのに、 いつしか自分の本当の好きなものはなんだったか見失ってしまうほど希薄な人生を送っている。 灰色の毎日を送っている六曜館は未だにパティシエになるという夢をあきらめきれないでいる。 休みがあるごとに家でスイーツを作っているが、おすそ分けなどはせず、職場にももっていかないため、 ひとりで作ってはひとりで食べている。 かつては狡猾、非道と呼ばれていた彼だが人情に薄いわけではなく、 表の世界に生きる人間は裏世界にかかわる機会がない方がいいと思っている。 自分の住む世界はどうしようもなく裏側だが、表の世界で生きることに憧れを抱いている。 ▼アーティファクト 『オオカミと羊の絵本』 自宅所持で図書館技能＋3

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