タグ： 初恋性

富豪の一人息子。屋敷で悠々自適な生活を送っていたが、便利すぎる暮らしにある日飽きてしまい大学卒業後は世界各地を飛び回る。資金繰りは家の援助なく自分一人でしたいという思いから始めた投資で見事に才能が発揮され、生涯困らないほど額を手にしている。 ディレッタント。各国で手に入れた物珍しい骨董品を買い集め、時にはそれを友人や両親への手土産としたり、家に持ち帰った後に気に入らなくなればネットを通じて他者に売っている。 陽気で楽天家。典型的なイタリア人。英語も堪能。 芸術と愛、そして美をこよなく愛する。しかし彼にとって美とは醜いものすらも含まれる為、生まれてこの方何かを美しくないと思ったことはない。 人を愛し、人に愛され、交際相手が途切れた事はほとんどない彼であったがそれはただの「人類愛」であり、恋情とは程遠いものであると自覚してから果たしてこの時間には何の意味があるのだろうか、と恋愛ごっこをやめてしまった。 彼にとって恥ずべきことは「美を愛せない」事であり、それ以外の失敗談などは赤裸々に平然と人前で話すくらいには見栄を張らない人物。 自分の感情に素直。歳を取った分だけ教養は備わっているものの、好奇心や純粋さには少年に近いものがある。 熱しやすく冷めやすい。アメリカに一軒家、各国に別荘を持っているが拠点とするイギリスの持ち家の調度品は一つを除いて気が変わると全てを取り替えてしまう。 風景やポートレートを撮影するのが好き。旅先で撮った写真は全て丁寧にアルバムに保管している。 彼が愛を注ぐ対象はこの世の全てと言っても過言ではないが、それらを一般水準の「愛」に合わせるとしたら心の底から大切にしているものはほんのひと握りしかない。

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