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見た目は小柄な17~18歳ぐらい。東洋系の顔立ちのためかそれより幼く見られることもあるが、纏う雰囲気や言動は見た目からかけ離れている。 「王(ワン)」でも「柳(リーウ)」でも「爺さん」でも「くそ爺」でも、自分が呼ばれていると分かればどんな呼び方でも応えてくれる。多分「リーウ」が縮まって「リウ(リュウ)」とか呼ばれがちだと思う。 魔法は一通り扱えるが、抜きん出た才能がある同居人達には遠く及ばない。(知識と経験で補っているだけで、そもそもの能力が平凡なため)本人もそれを自覚しており「適材適所だ」と嘯いて身を引くこともしばしば。 占星術や魔法薬の精製など、知識と経験がものを言うようなことが得意。逆にそれぐらいしか取り柄がない、と笑っている。 ……が、本当は何か恩恵を与えたり、その逆に呪いをかけたりといった「まじない」が一番得意。しかし本人はそれを嫌っているために滅多に使うことはない。最後に使ったのはいつ、誰にだっただろうか……。 同族である魔法使いに対してはとても友好的。年下をからかって遊んだりする。いつも嘘か本当か分からないことを言うタヌキ爺。 翻って、人間のことは嫌っている。多くを語りはしないが、何度も何度も裏切られた過去があるらしい。 だが、"星降る夜"の直前まで人里で暮らしていたという。 『この声は我が声にあらじ、この声は神の声なり』 「王 柳だ。私のことは好きに呼ぶと良い。だがそうだな……。おじい様なんてのはどうだ？」 「いやはや、若い者には敵わんな。爺は引っ込んでおくとしよう」 「かつて私がとある王朝で皇帝の側近を勤めていた頃の話なんだがな。……なんだその顔は。信じておらんな？」 『人間は嫌いだ』 前日譚ss↓ https://twitter.com/makisosaku/status/1466599184942116865 幕間1↓ https://privatter.net/i/6380791 幕間2↓ https://privatter.net/i/6385054

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