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はなぶさ つばめ ミステリー小説家。 不治の病により、先日約束葬を行った。 以下、秘匿内容 ■秘匿ハンドアウト内容 {HO2}：あなたは{HO1}の親友（改変可）だ。ただし、PC1から忘れられることを恐れるあまり、彼へ「記憶を曇らせる呪文」（基本ルールブックp.255）を用い、自分に関する記憶を曇らせた。記憶にないものは忘れないからだ。あなたが死に場所候補として巡っているのは全て{HO1}との思い出の地だ。 HO1に話を聞いて、それを自分がいろいろフェイクを混ぜたりして、作品にする。 HO1の話はすごく面白くて、僕はどんどん引き込まれていった。 でもふと、怖くなった。忘れられるのが。死んだ後、思い出してもらえないのが。 「人は、初めに声から忘れていくんだってさ。」 そんな風に、HO1に話したこともあった。小説のネタとして、世間話の一つとして。 それが怖くなるなんて、思ってなかった。 どんなに伝えたい言葉も、目に見えないなら透明で、ないのと同じ。 伝えられない想いと、紙の束だけが増えていく。

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