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~~~~~~~~~~~~~~~~~ 2010　大学教授から職業技能取得 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 現代文専攻の高校教師。 身嗜みがだらしなく髪は伸び放題で癖っ毛。常に鳥の巣のような髪型になっている。 猫背で寒がり。冬場になるとゴツめのジャンバーをスーツの下に着込み、マフラーをしながらスリッパの下にもこもこの靴下を履いている。 そして、何より目が死んでいる。体を鍛えているので、めちゃくちゃ胸囲が広い。 片目の下に涙のような痣がある。 非常に声が低く、ぼそぼそと喋るため「先生の声、全然聞こえない」と生徒たちからはよく言われる。 人と話すことが得意ではない。その為か人に対して強い口調で話したりしているが、本人に悪気はない。 生徒たちからは「ぴえん先生」と呼ばれている。「ぴえんって何……？」って思っている。 周りに公言していないが、暗所恐怖症と閉所恐怖症を患っている。 ―――【　ソ～プスク～ル　HO1秘匿内容有　】――― 【過去】 中学時代、酷いいじめを受けていた。理由は単純で泣き虫だったからだ。 ちょっとした事で涙が溢れてしまう体質で、それがあまりに頻繁にある為、周りの同級生たちに「嘘泣きで同情を誘っている」と勘違いされた。 周囲から指摘されてもちょっとした感情の起伏で涙が溢れてしまう為、本人も止める事ができず「泣き虫」の弄りが徐々にエスカレートしていき、いじめへと発展した。 最終的には、「泣々に近づくと、みんな泣き虫になっちゃうよ。そういう病原菌だから」と囁かれ「病原菌」と呼ばれるようになった。 さまざまないじめを受けたが、その中でも特に泣々に強いトラウマを植え付けたのは、真冬に体育館のロッカーに閉じ込められた事だ。 その日は冬休みで先生と数人の生徒しか校内にいなかった。泣々はいじめっこたちに呼び出され体育館で服を脱がされて、凌辱された。 その後、腹に出された体液もそのままに体育館のロッカーに閉じ込められた。必死に声を上げたが冬休みだった事もあり、無人の体育館で誰の助けもなく一夜を過ごすことになる。 寒く、暗く、狭いロッカーの中でこのまま本当に凍死してしまう、と死への恐怖を感じた。 結局、次の日にたまたま出勤していた教師が泣々を見つけて、保護。入院。 そこで初めていじめを受けていたと両親が気づき、転校することになった。 そんな泣々が教師を目指すきっかけとなったのは、自身を体育館の一件で見つけてくれた教師だ。まだ新人の女性教師だった。 しかしボロボロの泣々へ親身に接し「泣々くんが楽しく過ごせる学校にしてあげるからね！」と励ましてくれた。 今まで同級生も先生も自身を見て見ぬふりをしていたが、彼女だけは自分を見てくれた事に感嘆した。 しかし、両親の意向で引っ越しが決まっていた為、最後の登校日に女性教師へ「助けてくれてありがとう。僕、先生みたいな人になれるように頑張る」と残して、学校を去った。 別の学校へ転校してからは平穏な生活を送っていた。 自身を助けてくれた女性教師へ憧れや淡い恋心も持ちながら、気がつけば教師としての道を歩み始めていた。 教員免許を取った時、そのことを女性教師に伝えたい、と思い立った。気がつけば苦い思い出の残る元母校へやってきた。 しかし、女性教師の姿はなかった。 「あの、」 女性教師の名前を聞くと、学内を案内してくれた初老の教師はこう言った。 「彼女なら、辞めたよ」 優しい笑みを浮かべていた教師の表情が、呆れたような表情に変わったのが印象的だった。 居場所を聞くと、精神病院を教えられた。 女性教師のことを必死に調べるうちに、お喋りな掃除の中年女性が以下のような噂を教えてくれた。 「新人女性教師が青臭い正義感を押し付けたせいで、生徒たちにいじめられて精神を病んだ」 全身の血の気が引く気がした。 急いで件の精神病院へ行けば、確かに自身を救ってくれた女性教師が居た。 以前の溌剌とした黒髪はストレスからか白く色が抜け、キラキラとした茶色の瞳は泥沼のように濁っていた。 看護師から彼女の話を聞けば、自分が転校した数年前からずっと呆然としたまま、まともな会話も出来ずに日々を過ごしているらしい。 「ごめんなさい」 自分を彼女が助けたから。自分が彼女のような人間になりたいと言ったから。 自分が彼女と関わらなければ。こうはならなかったがしれない、と考えてしまった。 最後まで謝罪の言葉しか彼女に伝えることが出来なかった。 現在、教員を続けているのは彼女への贖罪だ。だからこそ生徒との交流や先生との会話も最小限で過ごしている。 ただしクラスでの空気やいじめには敏感でよく観察している。 今でも、時より女性教師の病室へ行っては「先生って大変ですね」と世間話をしている。 ・いじめについて 悪いことだと思っているし阻止できれば阻止したい。しかし自身を救ってくれた先生が生徒たちから虐められた事を知ってからは、自分がいじめに関与すれば、自分にも被害がいくと思い積極的に動く事ができない。 ・過去にいじめられた事について 今でもトラウマとして胸の内に抱えている。暗所恐怖症や閉所恐怖症のせいで生きづらい。 寒さに弱いのも真冬の体育館に閉じ込められた事が要因。 人生の歯車が狂った出来事だと思っている。 過去のいじめの話をするとなると、嗚咽が出る。 ・自殺した生徒について とても後悔している。少しでも変化に気づいてあげれば良かった、と気に病んでいる。 過去の自分と杏を重ねており、救ってあげる事ができなかった、と思っている。 どうにかして、いじめた相手を見つけ出したいと考えており、いじめた相手をどうにか退学にしたい。 ーーー【通過シナリオ】ーーー 2022/02/28 ソープスクール HO1 生還

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