タグ： 生者の椅子

■HO3 ◆公開 「貴方はHO1とは友人である。貴方はHO2の学生時代の先輩だ。貴方は友人に別荘を貸してやると言われ、HO1とHO2を遊びに誘った。」 推奨職業はなし。今回のシナリオの言い出しっぺになるので、別荘を貸してくれる知り合いがいるような人物であるといいだろう。 ◆秘匿 貴方は学生時代からHO2のことが気に入っていて、可愛がっている。そのためついついちょっかいをかけがちだ。現在もそんな関係は続いており、HO2とは仲のよい先輩後輩である。 貴方はHO1に対して、大きな貸しがある。貴方は火事や事故、事件などからHO1の命を救い、その恩人となったのだ。しかしその時に起こった何らかの事象が原因で、貴方は子供の頃から密かに抱いていた夢を諦めなくてはならなくなった。このことを貴方はHO1には伝えていない。貴方はHO1を助けたことを酷く後悔しており、それが次第に殺意へ変わっていった。 貴方が秘匿すべき内容は「HO1に対する殺意」である。 ※HO2とは軽く関係性を擦り合わせておく必要がある。HO1とは事件事故の内容や助けた状況を擦り合わせておく必要があるだろう。この内容をHO2が知っているかどうかについても相談して決めてよい。ここは自由に設定して問題ない。ただし貴方の夢をHO1は知らないほうがいいため、夢を諦めることになった事象は貴方一人のみで決めていい。 ●特徴表 「あのときのわたしは馬鹿だったからね。うまくやる方法を知らなかったんだ。……今度こそうまくやるよ。演技は得意なんだ、わたしは『15年来の友人を失った可哀想な女性』の役をやるとしよう。君は『哀れな被害者』役だ」 「君は本当に面白いねえ！わたし、君のこと本当に好きだよ。退屈しないから」 ファッションデザイナーの父と元女優の母の間に一人娘として生まれる。3歳の頃から役者になるための厳しいレッスンを受けていたが、本人は父のブランドのモデルになることを密かに夢見ていた。 小学校に入学してすぐの頃に、自殺をするべく橋の欄干に腰かけていたHO1、雪永せつなを見かけ、どうしてそこに座っているのかと声をかける。それから不定期にそこで雪永せつなと会話を交わすようになり、8歳という年齢差はありながらも、歪な友人関係を結ぶことになる。彼女と知り合って一年が経つころ、雪永せつなを狙って刃物を突き出した男から彼女を庇い、顔に大きな傷を負う。命に別状はなかったが、顔の左側に縫合跡と肌の変色が生まれ、左目と口の左半分に麻痺が残る。そのため、モデルの夢だけではなく、モデルの夢が叶わなければ当然なるのだろうと思っていた役者の道も諦めなければならなくなる。

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