タグ： だるお_秘匿

　 　```````````````````````````````````````````````````````````` 　　 　　　　芸術とは、悲しみと苦しみから生まれる。 　 　　貴方は学芸員だ。館内の絵画作品を全て把握している。 　```````````````````````````````````````````````````````````` 　いつも物憂げで物静かな学芸員。 　どこか他者を寄せ付けない雰囲気を持つ。 　その佇まいと光の入り込まない瞳は鋭く冷たい印象を受ける人もいる。 　生家がそこそこの有力者かつ古い考え方の家系で、本家ではないにしろ諍いに巻き込まれ辟易した過去を持つ。 　今は親類一同と疎遠。 　拳銃は家系的な影響で問題なく使用できるようになっている。 　勿論通常日本では使用できるものではないが、この美術館においては重宝している。 ＊サンプルボイス 　「…何かお困りですか。…あぁ、その作品はあちらに」 　「…俺のことは放っておいてくれませんか」 　「─あぁ、良い色だ」 ◆特徴表 ・2-5：鋭い洞察力 　優れた感覚の持ち主であるため、〈目星〉に＋30％。 ・4-7：眼鏡を掛けている（D） 　探索者は常時眼鏡を必要とする。眼鏡を失えば、視覚に関連する技能はキーパー判断で20％減少することがある。 ※D特徴表のため、1d6*10（40）P分技能配分追加済。 ◆ベース職業：芸術家（2015） 　言いくるめor説得、芸術(任意)、心理学、目星、博物学＋任意技能：製作、天文学、写真術 ※特記事項…専門分野の芸術or製作+10 ◆フレーバー ・誕生日　　　：2/26 ・誕生花　　　：スノードロップ「希望」「慰め」、フクジュソウ「永久の幸福」「悲しき思い出」、ムスカリ「失望」「失意」 ・誕生石　　　：イーグルストーン「世界を見る眼」、ブルーサファイア「成功」「誠実」「慈愛」 ・一人称　　　：俺 ・二人称　　　：貴方（素はあんた） ・好きな食べ物：114.コーヒー、148.キムチ鍋 ・嫌いな食べ物：84.カニ、23.すいか ・名前の由来　：永遠から ・血縁探索者　：由利明日夢／蛭間仁／由利久登 ・アライメント：中立・善 ・イメソン　　：下記記載 ・カラーコード：菫色（#7058a3） -フレーバーダイス(1d10)- 　酒の強さ・酔い方 4-7（7:異様に酒を人に勧め始め、飲酒を強要する。） 　料理の上手さ 7 　味覚 9 　食事量 5 　食事時間 5 　絵心 10 　歌唱力 8 　字の上手さ 7 　胸(女体化した場合) 8 　感度 10 　寝つきの良さ 7 　寝起き 10 　ほっぺ 10 　性欲 7 　唇の柔らかさ 7 　舌の長さ 4 　身体の柔らかさ 7 　整理整頓 5 　体温 2 　SON値：13 ＊R特徴表 ・6-7：くっ殺 　どんなに激しい行為を受けても、じっと耐え、なんとか精神を保とうとすることができる。POW減少量-1。 ・4-8：照れ屋 　性器や痴態を見られることを普通より恥じらう傾向にある。 　目撃された場合0/1のSANチェック、もしくは体力かPOWへのダメージに+1。 性感帯：23.内腿、17.顎下、1.首 ◆通過シナリオ ・ピリオド・アズール（HO1）　　END：G「青い部屋」 　KP：柏餅さん／HO2：リナックスさん（皇蒼翔） ・絵のない展覧会 ・Be intimate with smoke ・愛猫の上手な鳴かせ方（KPC） ・同窓会　　　　　　　　　　　　END2：Period ※以下、「ピリオド・アズール」HO1秘匿バレあり ✦HO1　贋作師 　貴方はこの美術館での「贋作師」の顔も隠れ持つ。 　この美術館では数多くの贋作を取り扱っている。皆本物と信じて疑わない。 ■就職に至るまで 　あなたは様々な技法で絵画を描くことを得意とするほど器用だ。 　学生時代に小さな個展を開けるほどの技量があった。 　しかし数多の才能を目の当たりにし、志していた芸術家の夢を諦めた。 　他に向いている分野も仕事もなく彷徨っている時、この美術館のオーナーに声をかけられ学芸員として就職した。 ■贋作師として 　貴方は学芸員としての通常業務の他に、美術館の地下のアトリエで贋作を描いている。 　勤務するにあたり美術館のオーナーから話を持ち掛けられ、二つ返事で了承したのだ。 　贋作に対する気持ちは自由に決めていい。 　贋作師として働いていることはオーナー以外誰も知らない。 　贋作の作品数は、勤務したこの3年で学生時代の自分の作品数を抜いた。 ■館内の絵画作品について 　展示作品のほとんどは自分の描いた贋作であることを知っている。 　しかし展示している作品以上の数を描いた気がするが他の作品の行方は知らされていない。 ■PC作成にあたって 　・美/芸大出身であり学部は問わない。卒業し、学芸員資格を取得している。 　・【芸術[絵画]】【制作[贋作]】を取得、共に5+EDU*2の値が初期値となる。 　・予めPOW-1分のSANを減らしておくこと。SAN上限は本来のPOWの値でいい。 ■学生時代の作品について 　※このPCが学生時代の個展で展示した作品画像を1つ用意し、KPに提出してください。 　PCにとって思い入れがあり未だ手放せない作品です。 　完全オリジナルで描いたり、既存のパブリックドメインの作品から拝借してもOK。 　様々な技量を持ち合わせているので絵画でなくても可能。 　(空間デザイン作品や巨大建造物など、建物内に持ち込めないものは不可) ◆秘匿バレのある性格等 　感受性が非常に高く繊細。 　かつ面倒なプライドの高さと曲がってしまった自論を持っている。 　特定事象に対しては打たれ弱さもあり、その面で打ちのめされると全てボロボロになるタイプ。 　その感受性故に人の機微には割合聡いがために人を避けるが、邪険にはしきれない面もある。 　ただし人と関わらないようにした弊害か人付き合いは下手。 ◆経歴 　家が裕福で誘拐等の懸念から自由に外出できない幼少期を過ごす。 　それ故、幼い頃から何かを観察すること、自分の好ましいと思った情景を切り取り絵を描くことが好きだった。 　忙しい両親の代わりによく構って貰っていたのが叔母で、彼女によく懐いていた。 　成長してもそれは変わらず、彼女の言葉を受けて大学4年の時に水彩画で描いた風景画や花を中心に個展も行った。 　結果としてそれなりに評価され、数枚の絵は売れたが、それ以降声がかかることはなかった。 　それでも彼女の声援の甲斐もあって、数年は周りの「才能」を見ない振りして気を紛らわせながら絵を描いていた。 　思い悩むうちに描きたいと思うものを描くことも、上手に景色を切り取ることも出来ないスランプのような状況に陥る。 　そうして思い悩んでいるうちに叔母が亡くなった。 　部屋で倒れる彼女の手元には「由利家を出て行け」という旨の手紙が残されていた。 　この件を受けて人間不信となり家を出る。 　真実は不明だが、今まで何もなかったことを考えると原因は個展なんじゃないか？ 　少なくとも確実なのは、自身や叔母を疎ましく思う人間のせいで亡くなった、ということだ。 　スランプに加えて精神的支柱である肉親を喪ったことにより、茫然自失のまま数か月を生きる。 　絵を描くことしかやってこなかった自身に出来ることは無く、生きることに苦慮していた時、勧誘され学芸員となった。 　勧誘されなかったらきっとそのまま死んでいたし、それに対しての後悔や未練はなかった。 　本人は完全否定するが、ある意味芸術と愛に生きているような人間性。 ◆贋作師・贋作について 　贋作師としても学芸員としても、真の「才能」に触れる機会が多いこの仕事は正直苦しい。 　しかしやはり絵を描くことは好きだからか、それ以外の生き方ができないからか、苦しいのに息がしやすいとも思っている。 　遠禾は屈折してしまったために今や自身でオリジナルの作品を描くために筆を執ることはない。 　一度挫折を味わい贋作を作るために振るったこの手では、もう何も描けないと思っているしそうしようと思えばきっと筆が震える。 　しかし贋作を真作に見紛うほど精巧に、かつその真作の「最高」の状態を切り映すことに対してのプライドはある。 　実際いくつもの贋作を掲示し世に出しているのに問題になっていないということは「そういうこと」だろう。 　画家としての才能はなくとも、贋作師としての才能はあった─そう思っている。 　それ故に後に引けない状況になっているが、これは犯罪行為だという後ろめたさも胸にずっと沈殿し続けている。 ◆大切な作品について 　作品名は『冬』 　彼女の部屋の大きな窓から見える景色の絵、その冬のもの。 　春夏秋のものもあるが、1年通して作成していたため、最後に描いた作品故に他の季節よりも完成度が高い。 　朝の光を反射して眩しい、鳥が飛び立つ冬の朝を切り取ったそれは遠禾が最も好む季節のもの。 　幸せで優しい気持ちで描けた頃の大切な絵。 　技量も何もかも当時より持ち合わせているはずだが、オリジナルを描けない自分にこれ以上はもう描けることはないだろう。 　これを喪ってしまえば彼女との繋がりがなくなってしまうような気がするから、 　これを見ればあの頃の思い出が胸を刺して自分は悪いことをしているのだと思えるから、 　これは彼女以外の誰に見向きをされないとしても、 　そこらの『完璧な贋作』よりも自分にとって大切なものだから、 　だから、ずっと手放せない。何かに囚われている。 ＊イメソン 　フォニィ / ツミキ ◆不定の狂気 　6：制御不能のチック、震え、あるいは会話や文章で人と交流することができなくなる→震え（ピリオド・アズール-2022/06/28） ◆獲得AF ・HO1の絵画 　見ていると幸せな気持ちになる。 ※ ✦ピリオド・アズール　END：G「青い部屋」 　貴方達の、苦悩と絶望の「青の時代」は終わりを告げた。 　終止符を打とう。 　先で待つのは、新しい時代なのだから。 　皇蒼翔と全てを秘匿することにしてこれからも学芸員を続ける。 　奇跡的に残っていたアトリエには未だに画材が溢れているが、頼まれることがなくなった今、贋作作りは一旦停止している。 　これから贋作を描かなくなったとして、今までの罪が消える訳ではない。 　そもそもあの子たちだって、本物以上になるように仕立てた自分の一部であり、決して消したいものではない。 　これから先、自分の絵画を描くことはあるのだろうか。 　その時、自分の思うものが描けるのだろうか。 　そんな権利はあるんだろうか。 　それでも、もしまた自分が自分だけの筆を取れたとして─ 　その時、あいつはまた、その絵を好きだと言ってくれるのだろうか。 　全てに見ない振りをして贋作作りではない模写をしている。 　描くことだけは、ずっと　　だから。

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