タグ： 密室のパスト

職業ベース ： コメディアン --------------------------------------------------------------- 29歳 監禁時22歳。 名前や背の高さのせいで警戒されがちであるが、本人はバリバリの文系、温厚で臆病な性格である。 昔からこの性格のせいで損をしているように感じ、高校時代では友人もつくらず、なるべく人との交流を避けて過ごしていた。その後、4年生大学に通っていたが、たまたま友人に誘われたお笑いライブに足を運んで、テレビで見るよりずっと面白くて心の底から笑えたのを期に周りの反対を押し切って中退しお笑い芸人を目指す。 ライブに誘ってくれた友人(犬森)とコンビを組み、デビューのために養成所に通い、傍らバイトを詰め込む毎日。大変ではあったがそれなりに充実した日々が突然奪われ、ここに7年間監禁されている。最初の1ヶ月はわんわん泣き喚き、自分の境遇を呪い自堕落に過ごしていたが、能天気のおかげでだんだんとその頻度は減り、今はとにかく生き延びることだけを考えて生活している(死んではいるが、この心地よい時間をずっと感じていたいの意) しかしやっぱり正体がバレる不安や、理由もなく監禁されている恐怖、味のしない缶詰や冷えた指先、息がうまく吸えない事実に悲しくなり、しくしくと泣くことが多い。 たまに7年前を思い出して、犬森と考えていたネタを披露したり能天気に聞かせて喋ったりしている。それで笑ってくれる能天気のことが好きだし、そばにいてくれて本当に感謝している。

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