タグ： やさしい天使の殺し方

27歳 外科担当医 基本的な担当は脳神経外科のため、オンコール(緊急の呼び出し)が結構あったりする。纏まった休みが取りにくいが、どうしてもの時は遠慮なくもぎ取る。 最初に担当していたのは救命救急外来であり、全体的に診断・処置・手術を行うことができる。 御楠凛也とは同期であり、彼のグロ耐性の低さはよく知っている。自身は全然平気だし、スプラッター映画を笑って見れるタイプ。 一人称は俺、二人称はアンタ。 第一印象は粗雑で怖いと思われがちだが、実際は気のいい兄ちゃん的な性格。意外と細かな気遣いも出来たりする。 忙しい時とか考え込んでる時は無意識のうちに眉を顰める癖があるので、なお一層話しかけられない。 お洒落なんかに興味はなく、快適に生活できればいいというそこそこ効率厨な思考回路をしていたりもする。 幼い頃に母親が交通事故で生死の境を彷徨ったことがあり、その際に手術をして命を救ってくれた医者を目指すようになる。 また、中学生の頃に医療ドラマを見て、明確に外科医になりたいと志すようになった。 まだベテランの医者ほど経験は豊富でなくとも、その腕は確か。手先が器用であり、細かい箇所の手術を得意とする。 なんだかんだいいつつ未だ童貞。そしてそういう方向にも疎い。厳密に言えば、知識としては勿論知っているが、実際にそのような行為に関しては興味を持っていない。(今のところはそのような気はないが)お付き合いに対しては非常に純情な為、些細なことで顔を赤くする…かもしれない。多分手を繋ぐだけで1ヶ月かかる。 朝に弱い。圧倒的夜型。寝起きは呂律が回っておらず、10歳マイナスしたくらいの精神年齢になるとかならないとか。朝食はブラックコーヒーのみ。 「おい凛、お前また血を見て倒れかけたって？いい加減気をつけろよ、俺だって結構心配すんだから」 「りーん！お前外科医として一緒に働く気は……ない？やっぱそうかぁ。ま、無理はしないのが一番だからな！」 「さて、今日の予定は、っと……うわ、デカい手術入ってんな…こりゃ当分アイツと遊びに出掛けるの難しいかなぁ……」 「ふぁい……は？オンコール？？ちょっと待ってください、まだ寝起きで脳が全然覚醒してないですよ……！？」

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