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Alfie Gray(アルフィー グレイ)
ID:4288118
MD:95be8f46718b329c3427a7e450cb6615
Alfie Gray(アルフィー グレイ)
タグ:
フラトリ
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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初期
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デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
Alfie 読み方:アルフィー 由来:英語 意味:賢い助言者 Gray 読み方:グレイ 由来:英語 意味:灰色 HO1:寮長(ヘッドボーイ) 18歳。EDUは12固定。六学年。 あなたはイギリス貴族の子息であり、父親や祖父はメルゴー・カレッジの出身者(オールド・メルゴー)だ。 それゆえ、生まれた時から「メルゴー・カレッジ」の入学予定者リストに名前が載っている上、貴族の素養としてラテン語に長ける。ラテン語技能に+30の補正がつく。 誉れある家系に生まれたあなたの半生には輝かしい部分しか存在しないように周囲には思われている。 けれども、あなたの半生には一点だけ泥がある。 それは、あなたの双子の兄「ジェームズ」のことだ。 兄とあなたは一卵性双生児で、家族も教師もあなた達を見分けることはできない。 あなたと全く同じ顔をしたあなたの兄はいわゆる引きこもりだ。 学校にも行かず自宅の部屋に籠りきりの彼のことをあなたは疎んでいる。 あなたは学内では人望が厚く人から頼られることが多い。 そのための努力として学業以外にも力を入れてきた。 あなたのCONとSTRは14以上であり(13+1d5で決定する)、戦闘技能一つに+30の補正が入る。 また、あなたはHO4をファッグとしていて面倒を見ている。 あなたがHO4をファッグに選んだ理由は自由に決めて構わないが、 あなたが彼のことを大事に思っているのは確かだ。 あなたとHO4が同じ戦闘ラウンドに登場する場合、あなたは自動的にHO4が受ける攻撃を庇ってしまう。 あなたの使命は『寮長として寮生全員を守ることである』 (あなたにはルームメイトはいない。2、3年前の部屋替えからずっとそうだ) 【他のPCについて】 HO2:あなたの補佐をしてくれている下級生。「人当たりのいい」生徒である。 HO3:成績優秀な生徒であり、HO2とは同室。人付き合いが苦手なようだ。 HO4:あなたのファッグであり、大事に思っている。 寮内の生徒について:おおむね顔と名前を把握している。 しかし、双子の生徒の見分けは難しくHO2に頼ることが多い。 〜〜〜〜〜〜 一人称:私、感情が昂ったりすると僕(本来は使わない、昔はこれ) 二人称:君、ファミリーネーム、目上の人にはMs,(ファミリーネーム)、Mr,(ファミリーネーム)、HO4はファーストネーム呼び捨て 三人称:ファミリーネーム、目上の人にはMs,(ファミリーネーム)、Mr,(ファミリーネーム)、HO4はファーストネーム呼び捨て 兄の呼び方:あれor呼ばない、昔はにいさん、君 「やあ、今日の調子はどうかな?」 「私はいつも通りだよ。君がいてくれるからかな」(微笑) 「困ったことがあったらいつでも言ってほしいな。君の力になりたいんだ。」 「私はいつだって、君たちの味方だからね。」 「……私はいつだって、正しい方の味方さ」 「…私の人生の汚点なんだよ君は。分かるだろう?こんな情けないものが兄弟だなんて…虫唾が走るね。」 「…君さえいなければ、僕はこんなに苦痛を感じたりしないのに…!!!」 幼少期は兄とも仲が良く一緒に遊んだりしていた。 いや、遊ぶ時間はほとんどなかっただろう。 良い家柄に生まれるということは、生まれながらにそれなりの事柄や期待や責任を背負わされるということだ。 家での厳しい教育、親からの不十分な愛、淡々とした使用人たち 二人はお互いしかお互いを思い合う人がいない環境で育っていた。 だから大切だった、愛していた。 僕たちはまるで二人だけの家族だ。 (それでも良かった、にいさん、にいさんがいてくれるから僕はこの家でも寂しくないんだよ。) 僕もだよ、なんて笑い返してくれた兄がいたのはいつの話だったか。 一緒に手を繋いで、少ない休み時間で庭を走り回ったりして、見つかって怒られて。 楽しい時間なんてほとんどなかったけど、二人でいられればどこでも最高に楽しい場所だったんだ。 ……そう思っていたんだ。 夜こっそり部屋を抜け出して、一人で寝るのが寂しいと言った僕と一緒に寝てくれた兄さん。 手を繋いで、布団の中で二人で笑って眠った。 ほら、これで怖くないでしょって優しく言ってくれた。 雷が鳴った時も、嫌いな食べ物が食卓に出た時も、兄さんはこっそり僕を抱きしめて、こっそり食べてくれた。 見つかるたびに情けないことをするなと怒られたけけれど、それでも兄さんがいればへっちゃらだった。 …兄さんがいれば、へっちゃらだったんだ、なのに。 兄さんは引きこもった。 何が引き金だったのかわからない。 いや、とうの昔に限界を迎えていたのかもしれない。 こんな厳しい家だ、自由だってない。 清く正しく強くあることを、人の上に立つことを強いられるところだ。 僕たちは最初から向いていなかったのかもしれない。 兄さんはいつだって、僕を庇って怒られていた。 そして長男…次期当主として、僕より厳しく躾けられていた。 そういうのも引き金になった一つだったのかもしれない。 …真実はわからないけれど。 引きこもるようになった兄さんに僕は毎日声をかけた。 寂しくない?お腹空いてない?遊ぼうよ、寂しいよ、会いたい…一緒にいようよ、 扉の向こうから声が帰ってくることはなかった。 両親は兄に失望した。 代わりに、僕が次期当主として育つように躾けられた。 今までより厳しく、兄のようにならないようにさらに厳しく、自由時間なんてなかったし当然親から愛されることもなかった。 良い成績を取ったって、正しく清く強くあったって、当然のこととして見られるだけだった。 さらに上を目指せ、その程度の能力誇れるものでもない。 「…………」 僕は……、…私は、あまり何も感じなくなっていた。 表面上取り繕って、完璧な人間であって、笑顔で誰にでも優しく、けれど威厳は忘れず人の上に立つ。 喜びも、悲しみも、楽しさも分からない。 そんなものは無駄だと気づいたんだ。 これでいい、こうやって大人になっていく。 これで良いんだ。私は常に正しい。 優秀で、能力があって、人の上に立ち、尚且つ人に好かれる人柄であるべきだ。 …そう、間違ってもあれのようになってはいけない。 私の中に唯一残った感情は憎しみだった。 なぜ君だけ逃げたんだ? なぜ私を置いて一人で楽な道を選んだんだ? なぜ今も情けなく引きこもっているんだ? なぜこれを私一人に抱えさせた? …いや、あれは無能で、私は優秀だっただけだ。 この家に必要なのは私で、あれは不要なもの…ごみに等しい。 そう、私の人生であの情けないのが兄弟ということだけが汚点なんだ。 親に愛されなくとも、求められるのが家柄として恥のない跡を継ぐ人間というだけだとしても、 それでも感情を捨てて私もそれを求める人間になれば、何の問題もなかった。 そうだ、これでいい。私たちはこうあるべきなんだ。…兄さん 失敗作の君には理解できないかもしれない。 それでもこれが正しい、…いつだって私が正しいのさ。 愛していた、たった一人の兄弟。 それが憎しみへと変わった。 …二人だったのなら、こんな苦しみを知ることもなかったのだろうか。 そんなことを考えたって仕方がないけれど。 顔も見たくない、声も聞きたくない。 あんなに必死におった背中をもう二度と見たくないと思っていた。 あんなに必死に応答を求め問いかけ続けた扉の前を、今は視界に移さないように通り過ぎる。 …無かったもののように、いなかったもののように扱う。 そんなことできればどれだけ良かったか。 表上だけそのようにしたところで、心の奥底ではずっと彼のことを考えてしまう。 …憎い、恨めしい、許せない、なぜ君だけ、 ……恨んでいないと、別のことを考えてしまいそうになる。 …会いたい、話したい、声が聞きたい、隣にいてほしい、愛してるんだ、一人じゃ寂しい、…抱きしめてほしい、昔みたいに… なんて、情けなくてそんな自分も嫌になる。 だから嫌いっていないといけない。 憎んでいないといけない。 こんな弱い自分を認めるわけにはいかない。バレるわけにはいかない。 私は、グレイ家の次期当主なのだから。 余計な感情は捨てて、強くあるべきだ。 そのために私は、彼を見下す。 …これしか、方法がなかったんだ。 ……兄さん、兄さんがいないと、 僕は辛くても苦しくても、悲しくても、涙を流すことも弱音を吐くことも、僕であることすら出来やしないんだ…、 お願いだからもう一度、僕と一緒にいてほしい 僕を愛してくれるのは兄さんだけで、僕が愛せるのは兄さんだけなんだ …偽物の兄弟ごっこで愛を埋める、本当ならこうありたかったという願望 叶わない、二度と叶うことがないだろう欲望 HO4も大切に思っている、…兄さんの代わりなんて失礼なのはわかってるんだ。 兄さんがしてくれたように、僕は彼に愛を注ぐ。 …これで寂しくない、なんて言い訳をして。 それでも、大切なのも本当なんだ、 …君に本当の兄弟がいることを寂しく思うほど、私は君を思っている 兄さんを支えられるほどの、甘えさせてあげられるほどの人間であれば、こうはならなかったのかな。 私はもうあの頃には戻れないけれど、兄さんもあの頃には戻れないかもしれないけれど。 それでも、それでも、 憎く思わないとやっていけないほど、あなたを愛しているのも事実なんだ。 ___ アルフィーの兄への感情(思い込み) 昔は愛していたけど今は憎い。人生の汚点。関わり合いたくないし消えてくれれば良いのにとも願う。 アルフィーの兄への感情(実際) 今も昔も愛してる。寂しくて耐えられないので憎いという感情に変換してる。そばにいてほしい。 泣けないのも、憎しみ以外の感情を失ったのも、兄が愛おしいからこそ。 持っていればきっと泣いてしまう、弱い自分でしかいられなくなってしまう。 それが嫌で涙も感情もことにしている。 クソ重感情抱いてる。 恋愛と言われると違うような気もするが、恋愛や家族愛で収められるようなものではないほど愛している。 HO4を寮弟(ファッグ)にした理由 誰にでも気劣りせず笑顔で話している姿を見て悪くないなと思った。自分にも普通に話しかけてくるので関わっているとなんとなく、楽しいなとおもわないわけではなかった。何より自分好みの紅茶を入れてくれるところは好感が持てた。寮弟(ファッグ)を結ぶなら彼がいい、と思ったのは直感からだったかもしれない。大切にしたいとは思っているし大切。何よりも守りたいと思っている。…本当の兄弟はあんなに憎いというのに、こんなごっこ遊び程度のものに心を救われるくらいには兄弟というものに惹かれ続けている。 HO4 ルブラ・ベネット 呼び方:ルブ、ルブラ シナリオ終了後 憎まれ口も叩かせてくれず、兄は突然目の前で呆気なく死んだ。 そしてベネットの口から伝えられた言葉。…しかしそんなものどうでもよかった。迷惑でしかない。 他人を通して伝えられたことに、一体何の意味があるというのだろうか。私は諦めずに声をかけ続けていたのに、諦めてしまうほどあの人から、扉の向こうから返事が返ってくることはなかった。一緒にいたかっただけなのに、それだけではダメだったのは向こうで、勝手に私を推測って距離を置いたのも向こう。あなたがどう思っていたかなんて知らない。望んで引きこもったわけじゃないとか関係ない。事実引きこもって私を置いて行ったのはあなたで、私はあなたを許せない。他人の口から聞いたことに、一体何の価値があるのだろうか。…私はもう一度あなたと話したかっただけなのに、会いたかっただけなのに、一緒にいたかっただけなのに。あなたは望まなかった。それだけが事実で、目の前であなたが死んでも私は悲しむことすらできない。許せない、憎い、嫌いだ、あなたがいなくなって「家」的にはいいのだろう。汚点がなくなったんだ。その方法が自殺、というのは少々傷になるかもしれないが。「私」はどうなんだろう。この胸の痛みは、苦しみは、何と例えればいいのだろう。誰に向ければいいのだろう。いや、誰にも向けてはいけない。「グレイ家次期当主」としての自分、「寮長としての自分」求められているそれら以外は必要ないから自己処理が必要になる。けれどうまく消化できなくて、息が詰まって、どうも夜寝にくくなってしまう。まるで呪いみたいだ。彼のせいなのか、自分のせいなのかそれすらわからない。…ああ、ほら、最初からあなたがいなければ、こんなに苦しくなることはなかっただろう。最初から好きにならなければ、最初から一緒にいなければ、最初から信頼しなければ。そんなことを望んだところで私たちが双子という事実は変わらず生まれた頃から一緒なのは変わらない。 「………」 捨てるべきなのか、捨てれば楽になるのか。 きっと楽になるのだろう。あの時もそうだった。扉の向こうから帰ってこない返事に、諦めてしまった時もそうだった。 憎しみに変えて仕舞えば簡単だったが、さらにそれを捨ててしまえば、こんなことになる必要はない。 感情を、処理して、いらないものは捨てて、もうこれ以上私を脅かす「ジェームズ・グレイ」という存在が出てくることは決してない。 何せ彼は死んでいるのだから。 消せば、処理すれば、捨てれば、 それができればどれだけよかったことか。 …できないからこんなに苦しんでいることくらい、私も気づいているのに。 気づかないふりをすることしかできなくて、わたしは、 息ができない、頭が痛い、それでも目から涙が溢れることはないし、みんなの前に立てば普通に微笑みいつも通りに過ごすことは容易だった。 「………」 疲れてしまったんだ。 「グレイ家の次期当主」「寮長のアルフィー・グレイ」 その役目は求め続けられる限り果たすつもりではいるし、全てを守り抜こうとするし責任はしっかり持つ。 そこは、求め続けられる限りきちんと役目は果たすつもりだ。 けれど何者でもない、「ただのアルフィー・グレイ」は違う 最愛だった、この世で最も憎んでいたたった一人がいなくなった。 何も言わせてもらえず、「友達」とやらに手紙だけ残して死んだ。 友達なんていたのか、そうか、知らなかったな。 私にはそんな存在はいなかった。 何かを思うのも、自分の唯一の感情も何もかもあなたに向けたものしかなかったのに、あなたはそうではなかった。 …いいな、とは思わない。それは「グレイ家」「寮長」どちらの自分にも別に求められていないからだ。 必要であれば関わりは作る。信頼は得る。しかしそこに友情などはない。 親しい間柄の人間など私にはいない。 あなたはそうではなかった。 まさかそれでも自分が恵まれていなかったとでもいう気なのだろうか。 ルブラもきっといつかは血のつながった兄のことを私より大切にするようになるだろう。 私はそれまでだけの存在だ。この先彼が強く望まない限り、卒業後も一緒に過ごしていこうなんてことは考えていない。 「ずっと一緒」なんて嘘だからだ。兄がそうだったように、いつかは叶わなくなる。 一緒にいたいという思いだけでは世の中は何とかならない。 そういうものなんだ。だから私にとって特別な、大切な何かはなくなるのだろう。 ジェームズのように。 「グレイ家」も「寮長」も役目を果たすことに疲れたりはしない。それがあるべき姿だからだ。 そうあるしかないからだ。 私は、「アルフィー・グレイ」自体はもう何も持たないのだろう。 自分の中に強く残っていた唯一とも言える「憎い」という感情すら向ける相手がいなくなり、私には何もなくなった。 ルブラも大切だが、彼がいつまでも自分を選んでくれるわけではないから私は彼に完全に気を許しているわけではなかった。 いつかは離れる、いつかは置いていかれる。どうせ一緒にはいられない。 大切だという感情と、いつ切り捨てても傷つかないだけの心の準備はしてあるのとで私の心にはきっといつも壁ができてしまっていたのだろう。 仕方ないことだ、あなたのせいで私は誰かに何かを思うことに怖く感じているのだから。 目先に広がったのは暗闇だけで、今までまっすぐ歩けていたその暗闇に急に眩暈がした。 ふと倒れそうになる。…ああ、そうだ、きっと世の人間はこういう感情を「死にたい」というのだろう。 あなたのせいで死ぬなんていうのも、何だか癪だけど、 アルフィー・グレイは存在しなくたって問題はないんだ。 「次期当主」と「寮長」は必要かもしれないけど…きっと替えは効く。人間なんてそんなものだ。 …呪文、変なものがたくさんあったな、降霊術のようなものもあったし、案外人間が生き返るものもあるのかもしれない。 そうなればあなたを生き返らせて、私が死ぬのもいいかもしれないね。 あなたには「友人」もいることだし、きっと苦悩しつつも楽しく生きてくれるだろう。 非現実的だと解りつつ、あんな経験をしてしまえばあり得るかも、なんて思ってしまったってしょうがないと思う。 ただのアルフィー・グレイを抱えるには、私は弱すぎた。 次期当主や寮長なんかより、よっぽど荷が重いものだった。 消せば楽になる、感情を消せないのなら、記憶を消せないのなら、いっそ私の存在を消してしまえたらいいのだろう。 …迷惑がかかるだろうか、家に、学校に。やはり家の人間として、寮長としてそこを心配してしまう。 人が死んであんなに生徒全員混乱してたんだ。死ぬならバレないように死んだほうがいいのかもしれない。 死を求めるのは人間としてどうかと思っている。 それはそれとして、私はアルフィー・グレイをするには疲労しすぎてしまった。 ただ、それだけのこと。 ーーーーーーーーーー 『遺書』 私としてもそうならないことを期待しているが、”もしも”がないとは言い切れない。 その為、誰へ向けてというわけではなく私の独り言になるが、遺書を作成することにした。 私の名前はアルフィー・グレイ。グレイ家の双子の弟であり、現在はメルゴー・カレッジの第六学年。 第五寮の寮長もしている。先ほども記載した通り、この手紙は誰に見せるわけでもなくただの独り言なので見つけてしまったものは好きに処分してほしい。手間をかけさせてすまない。 まず、私が死ぬとしたら自死だろう。 それなりに鍛えているし、誰かに殺されるなんてことは想像できない。 この世の人知の追いつかない領域のものもあるようだが、それに殺されるというのも想像しにくい。 私は自分の身を守り他者を守れる程度には強い自覚がある。 自死は恥ずべきだ、と私自身思っている。 家の評判も落としてしまうだろう。学校の評価だって落としてしまうのかもしれない。私の死亡くらい掻き消すくらいの権力は持っているだろうが。 それでも、わかっていながらも自死を選んでしまったのなら、馬鹿なものだと笑うほかないだろう。 私にはジェームズ・グレイが全てだった。 たった一人の兄弟で、たった一人の愛おしい人で、たった一人の憎らしい人。 私は一緒にいられるだけでよかったのに、あなたはそうではなかったらしい。 勝手に理解できないと決めつけて、齢4.5歳程度の私を突き放したのはあなたの方だろう。 憎まずにはいられなかった。あなたとならこんな寂しい世界でも生きていけると思っていたのに、あなたは簡単にこの寂しい世界に私を置き去りにした。私が悲しまないとでも思っていたのだろうか。それとも私のことはどうでもよかったのだろうか。今となっては私の知り得ることではない。 長い間会っていなかったあなたが突然空から降ってきて、地面で潰れて死ぬ様を私はどんな顔をして見ていたのだろうか。動けなかった、理解できなかった。苦しかった、痛かった。ひどい耳鳴りと頭痛がしていたような気がする。 世界はきっと終わってしまったのだろう。 あなたと居たかった。私のたった一つの願いは小さなころを期に二度と叶えられることはなくなった。 憎しみ嫌うことでしかこの世界で生きができず、自分を捨てることでしかあなたの居ない生活に耐えられなかった。 「グレイ家」の私、「寮長」の私、「望む兄の姿」の私。 そのどれもに私は居ないのだろう。 必要とされていないのだから当然だ。 求められた役割を果たすよう教えられ生きてきたのが私なのに、今更私を出す必要がどこにあるのか。 あなたと共にいたいと、ただ二人で居れれば良かったと、そんな世迷言など捨ててしまって良かった。 捨ててしまって良かったのに、私は捨てきれなかったのだろう。その結果がこれだ。 憎んで、憎んで、憎んで、やっと息ができた。 あなたには「友人」がいるらしい。 そんなことすら知らなかった。 幼い私は突き放したのに、赤の他人は受け入れるのかと思うと脳みそが潰れるような感覚がした。 ああ、そう、勝手にすればいい。どうせ私はあなたを理解できなかっただけの人間で、あなたと共に過ごすことをあなたに拒絶されただけの人間で。分かち合える人がいるなら分かち合えばいい。 私にはそれすらできないけれど、あなたはできたのに死んでしまったのか。 悪態をつかなければやっていけない。苦しくて、喉から鉛を吐き出しそうになる。 何かがつっかえて離れない。飲み込むことができないが吐き出すこともできない。 ………どうすれば良かったのだろうか。 私が私ではなく、ベネットだったら良かったのだろうか。 一緒にいたかっただけの私と、理解されたかったあなたでは一生交わることはできないのだろう。 あなたの死により万が一にも、億が一にも叶わないことになってしまった。 人に負の感情を持ち得ることは早々ない、そんなものは捨ててしまったからだ。 あなただけは違った、愛も、憎も、全てあった。 私にあなたのことが理解できないように、きっとあなたにも私のことなんて理解できないだろう。 当然だ、だって私たちは違う人間なのだからお互いのことを理解できてたまるものか。 人を神か何かだと思ってるのか、他者と違うところがあるのは当然なのに、違う人間だから相手を理解できなくて当たり前なのにそれすらわからないというのか。 きっとこれは私が間違っていないと正当化したいだけの戯言だ。 あなたが生き返り、私が死ぬ方法があるなら私は迷わずそれを遂行するだろう。 そうしてやっと私は救われる気がする。 「あなたと一緒にいたい」以外でできた、初めての私の望みだ。 救われたい。そこ含まれるのは私の死という現実であり、少なくともしばらくの間これが叶うことはないだろう。守るべきものがあるから、そう言っていては一生どうにもできないだろうがある程度キリがついたら、目星がついたら私は遂行するだろう。 私にはしたいこともない。やるべきことをやるだけの人間だ。 他の人間にもできることで、何も私である必要はない。 悲しいことに私には遺書を送ろうと思えるほどの相手がいない。 兄はやはり恵まれていたのだろう。遺書を送る相手がいて、その相手は自身を「友人」と呼んでくれた。 私も必要な面だけではなく、もっと誰かとプライベートな関わりを持とうとしていれば何か変わったのだろうか。グレイ家の時点で無理だったのあろうか。私に問題があったのかもしれない。 なんにせよ、今更どうこういう話ではない。 私にはそんなものは必要なかったのだろう。苦しくても、つらくても、平然とここまで生きてこれたのだからそれが証明だ。 誰もが私のそばにいなくとも、私はきっと不思議に思わず生きていけたのだろう。 ジェームズ・グレイさえいなければ、そうなっていたはずなのにね。 最後に、ルブは少し心配だな。 彼は一人で考えすぎてしまうところがあるし、まだ幼いからもっと目をかけてあげたかったな。 私が寂しかったように、辛かったように、彼もそうなのかもしれないと心のどこかで思っていたのかもしれない。 私はどうやって死ぬのだろうか。死の直前ではなく、全く予定のない段階で書いてしまっているので先は見えないが、死ぬのならどうか君にバレないように死ねるといいな。 君はきっと目の前で私が死ねば自分を追い詰めてしまうから。 ああ、でも、最期に 君の紅茶が飲めてるといいなと、私は思っているよ。 アルフィー・グレイ __________ 呼び方が変わる ジェームズ→あなた、兄、彼 _____ 最近ピアスを開けた 左耳に。誰にも何も言わず突然。 左耳へのピアスの意味は「守る人」「男性らしさ」 自分の立場は決して守られる側ではないしそちらに立ち入らないという拒絶をピアス本来の意味とは別の形で示している。 「…ふふ、怒られちゃうかな」 子供っぽく笑いつつ怒られちゃうかな、っていうのは兄が突き放され(あるの主観)一人になってから初めて親に聞かず勝手にこんなことをしたから 小さな反抗心、子供心、自分勝手、わがまま 兄と自分と同じだから嫌いな黄色のピアスを選んだのは、本当は愛しているからっていうのとこんなに思っている僕をおいていくなんて、勝手に突き放して死んでいくなんて最低な人だ、というもの いもしない人にそんな当てつけをしても意味なんてないんだけど 虚しいだけだ それでもしてしまったアル ________ HO1追加秘匿 あなたには新しくできた友人がいる。 彼の名前は、アーノルド・カーティス。 彼は気さくな人間で、あなたがどういった態度でも明るく話しかけ親しく接してくれた。 彼は今年(2022年)1月はじめに新しく第一寮の寮長に選ばれた。 寮長に選ばれそうだ、とあなたに話した彼の顔は明るく、あなたに寮長としての心構えを聞いて笑っていた。 しかし、彼が寮長として華々しく寮を率いる姿を、あなたが見ることはなかった。 1月のはじめから、彼の姿をあなたは見ていない。 噂では失踪したと言われているが、 あなたは死亡したのではないかと疑っている。 -あなたは知りたい。 彼の失踪の真相を。 You want to know the truth about his disappearance. ______ 時系列まとめ ふらとり後、寮が逆さまになったので第一寮にみんな引き取ってもらう そこで同室ができる、アーノルド・カーティス。 最初はファーストネームで呼ぶことに対し何も思わなかったわけではないが特に気にすることでもないので口出しはしなかった 同室がいるというのは久しぶりだったので、また少し変な気分だった 違和感というか、うーん、なんていうんだろうね 慣れないものだった けれどそう思っていたのはほんの少しの期間だけだったのだろう 明るく人当たりがいい彼の性格のおかげで私はだいぶ楽に過ごせたと思うし打ち解けることができたと思う どうだろう、今までいたことがなかったからわからないけれど、きっとこういうのを友人と呼ぶのではないかと思えた 彼が私に対して何を見ているのかはわからないが、それでもアルフィー家の人間でも、寮長としての自分でもない私を見ていてくれる気がした 寮長に対して何か思い入れがあるのか何度か質問はあったが、寮長というものに対してな気がした そのほかは普通に、何もなく、当たり前のように私を私として見て接してくれた気がした どれも気がした、であり私の主観だ。実際彼がどう思っていたのかは知らないが裏があるような人間ではないだろう きっと誰にでもああなのだろう、だから好かれるのだと理解できた 少しだけ、心が軽くなった気がした それでも兄のことを思い出すとどうしようもない感情に襲われたが、夜に一人でないことがこんなにも安心できるとは思わなかった 今まで何もそのことに関して感じたことがないのに むしろ人がいれば気を遣ってしまうのに 彼という人間だからこそなのだろうか 一人だったら、きっと私は犯しては行けない間違いを犯していただろう それこそ、兄のような最期なんかを迎えていたかもしれない けれど今何もなくここに立っている それは彼のおかげだ。誰がなんと言おうが、間違いなく 過ごした期間は、兄と遊んだ幼少期と同等までは行かなくとも同じくらい楽しいものだった 彼にとって何気ないものだとしても、一つ一つの言動が嬉しかった、楽しかった 初対面だったからこそ、ここから始まった関係だからこそだろう 彼が第五寮の寮生なら私はこんなふうに彼を見ることもなかったし寮長としてしか接することしかなかっただろう 違う寮の寮生だったからこそ、同い年だったからこそ、彼のような人格だったからこそ、こうなれたんだと思う 兄のことが吹っ切れたわけじゃない、一歩間違えればまた自分の心は兄への恨みだけになってしまうだろう ほかは何も知らない、感じない、どうでもいい。でも与えられた役目は全身全霊で全うする そして、耐えきれなくなった頃にまた”死にたい”なんて思っても不思議じゃない 今は思っていない。それも彼のおかげだ。 初めての友人に心が躍っているのだろうか?私らしくもない 何かを面白いとか、誰かと食べることが美味しいとか、誰かと同室なのが楽しいとか、そんなの感じることがなかったはずなのに とうの昔に捨てたそれを、まるで立ったの二ヶ月ほどで彼は持ってきてくれたような気がした もちろん彼以外に対しては何か変化が起こることはなかったが。 それでもとても変化のあった二ヶ月だった 私にとってこの出来事はとても大切なものになるだろう そして、きっとこれからも彼といい友人として関係を築いていくのだろう …………そうであって欲しかった 「失踪」 どうして彼が、何があったのだろうか、いや、そんな、 迷子になっているだけだと信じたい だって彼は方向音痴なのだから ジャパニーズアニメにも興味があって、後で調べたが「進撃の巨人」が好きらしい チョコレートが好きで、ピクルスが嫌いで、人当たりが良くて、 何かに巻き込まれるような人間じゃないのに、そんなはずはないんだ …どこかで迷っているのなら見つけ出すまで 本当に何かに巻き込まれていたりするのなら助け出すまで もう何も失いたくないんだ、手放したくないんだ 寮長としてじゃない、アルフィー家の人間としてじゃない 僕として、彼を必ず見つけ出す …だって僕達、友人なんだから 君は当たり前の行動で対して気にしてなかったことかもしれないけど それでも僕にとってはとても意味のあることで、嬉しかったことなんだ 遺書は捨てた やるべきことができたから ただのアルフィーグレイとして、やりたいことができたから ………これを本当にそう呼ぶのかはわからないけれど、あなたもこんな気持ちだったのかな、兄さん 友達は大切だった?うれしかった?僕にとってあなた以上はいないけど、あなたにはきっとベネットが僕以上の存在だったんだよね 家族なんて血のつながりのある他人だっていうけど、僕もそう思うよ でも、血は水よりも濃いって言葉もあるよね、僕はそれも正しいと思う 家族は他人だよ、でもどうでもいいって割り切れない部分がどうしても出てきちゃうんじゃないかな ひとによってはね 例えばベネット、彼ルブラのことを嫌っていたけど、それって血のつながりがあるからこそだと思うんだ 周りの人も自分を理解してくれず恨んだかもしれないけど、それでもあの様子から見るに一番嫌っていたのはルブラのこと それは理解して欲しかったからこそだ。兄弟だから、血が繋がってるから、理解してくれるんじゃないかと思ったからこそそう思ったのだろう 切っても切り離せないものなんだ、家族というのは 嫌えば嫌うほど、「本当はこうであって欲しかった」とか「こうじゃなければ」とか、他人に本来押し付けないような願望まで押し付け始める 血のつながりは何より深い仕切ってもきれないかもしれないけれど、違う人間であることは変わらないからお互いのこと完璧に理解ができるなんてあるはずがないのにね。 天才だという割にそこが理解できずああいっているところをみるに、やっぱり家族には無駄に期待してしまうようだ そして嫌い続けているということはどこかで「今もそうであったならよかったのに」と思っているから 無関心にならない限り、そこにあるのが憎悪嫌悪だとしてもどこかで相手を求めていることになるんだと思う 私がそうだったように だから、あの二人はきっとまだなんとかなる ルブラは卒業後も私のそばについてきたいと言ってくれているが狭い世界しか見ていない上での発言だと思う 彼ならきっと良き指導者は引率者になるだろう。誰かに支える必要もない。 私を大切だと思うのはきっと、自分と似ていたからだろう。だから私たちはお互いに惹かれ合い兄弟ごっこをしてしまっていた お互いの本当の兄弟には求められないから、…綺麗でない言い方をするのであれば、傷の舐め合いかな 私がひどく兄を嫌っていたのは兄に「理想の兄」を求めていたからだろう 私が周りに「アルフィー家」や「寮長」を求められているのときっと同じだ 理想を外れれば期待を裏切られたと人間は非難してしまうのかもしれない …してしまっていたのかもしれない。 家族は何より深い存在であり、選ぶことのできない存在であり、一番の他人だ 他の人が理解してくれなくても家族なら、と思い勝手に期待をし押し付けた上で違ったから諦めて憎んで、それは違うんだろうなとなんとなく思えた 兄さん、兄さんは僕に何を思ってたかな 嫌ってた?恨んでた?理由くらい知りたかったな でも、会いたいって思うようなことはないよ 兄さんとは二度と会いたくない、死後の世界でももし転生があるのならその世界でも できるなら二度と兄さんとは会いたくない 僕達はここで終わったんだ これが僕達だから、これを変える気はない …来世は僕なんかが双子じゃないといいね 継続してシナリオを遊ぶことはできるが、 2052年以降のシナリオへの参加は不可能とする。 また、継続してシナリオを遊ぶ際はネタバレ防止のため、ロスト/生還を記載しないか、「生死不明」とすること。 ※0BLIVI0Nにて「生死不明」となった探索者は「星を戴く」をプレイすることができる。 後遺症「終焉世界決定」が付与される。 あなた達の暮らす世界は30年後終わりの始まりが訪れる。 その事項について、あなた達四人とこのシナリオのNPC達以外が漏らすことはない。 そのため、あなた達が今後どのような行動を取ったとしても この世界が終わるということが覆ることはない。 あなた達の寿命上限は今の年齢に30を足したものとなる。
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歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
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