タグ： くじゃ 監獄館殺人事件

芸術家・ダンサー（2015）ベース　一途で空回り気味な高校生 [+個人的な技能2つ：〈聞き耳〉と〈追跡〉を取得。] [特記：〈芸術（ダンス）〉に+10％。〈回避〉に+10。] 斯波 暁南-しば あきな 【ハルシャギク】 花言葉：いつも陽気、一目惚れ 和名：波斯菊 別名：蛇の目草（ジャノメソウ）、孔雀草（クジャクソウ） 属名：Coreopsis（コレオプシス） 誕生花：4月13日 備考：初夏の花。花色は黄で中心は赤。 由来：①属名はギリシア語の「coris（南京虫）」と「opsis（似ている）」を語源とし、 タネの形が南京虫（トコジラミ）に似ていることにちなむ。 ➁別名の「蛇の目草（ジャノメソウ）」は、花の中心が赤く目のように見えることにちなみ、 「蛇の目」とは同心円を基調にしたへびの目のような模様をいう。 ➂花言葉「いつも陽気」は、黄色と赤褐色の鮮やかな花を咲かせ、明るくにぎやかに見えることにちなむ。 ごく普通の両親から産まれ、ごく普通の家庭で育った、ごく普通の男がいた。 しかし、すべての能力がいかにも平均的ゆえに、何をやってもな平凡な成績で終わるような男だった。 定期テストでは50/100位を往来し、部活動ではレギュラーに選ばれるものの高い記録を出すことは無い。 告白をして恋人関係になった人物はいるが、何気ない出来事から気まずい関係となり、気が付けは自然消滅。 友人関係は広く浅く、好きな食べ物はカレー、趣味は映画鑑賞、将来の夢はとくに考えてない。 平凡な顔立ちと体格、人生で語れる大きな山場も、挫折や達成エピソードも、これといってない。 まさに、特徴がないことが特徴といえるような人物だ。 そんな自分を疑問に思ったことは無く、過ぎていく時間に身をゆだねていたが、 ある日、人数合せで呼び出された合コンに参加したことで、暁南の人生は180度変わってしまう。 友人から一生の頼みと言わんばかりに懇願され、その必死さに断れずになくなく同行したが、 参加していた女の子のひとりが予想以上に可愛らしく、そんな彼女に夢中になってしまったのだ。 どうやら当日に取り繕った面子らしく、ステータスが明らかに偏っており、余計彼女の美しさが際立っている。 初めてとも言えるほどの非日常的な刺激に、暁南の欲求は止まることを知らず、早速会話を試みたが、 特徴のない自分に、周りを出し抜いてまでアピールできる部分が、何一つ思いつかなかった。 勢いで前のめりになった気持ちと上半身を萎縮させ、穴があったら入りたい気持ちが溢れるばかりだった。 そんなことなど知らない彼女は、「あたし、ダンスができる人がタイプ～」と、愛想をふりまく。 その瞬間、暁南はあまりにも単純明快な理由で、「今日からダンスを習うぞ！」と決意する。 彼女が好むような自分を手に入れたら、もう一度彼女に会って話をしよう。 そう考えながら合コンが終了すると、誰よりも素早く帰宅して筋トレスケジュールを計画していくが、 連絡先を入手していないのにどう彼女に会うか、すっかり頭から抜けていた暁南であった。 1年間努力を続けた結果、いつも人並みな結果で満足していた彼に、誰にも負けない「特技」ができる。 ダンスを習い始めたおかげか、併せて体術体力、さらには自信もついたため、 あの日誘ってきた友人に、今度は暁南からもう一度合コンに誘って欲しいと頼み込む。 暁南の事情を知っていた友人は、なぜ誘ってほしいと頼むのか、なぜ二人で会おうとしないのか言いかけたが、 雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けなかった彼に、指摘するのはお門違いと思い快く承諾する。 そうして改めて開催した合コンと、当時集まったメンバーに再開した。 完璧に彼女好みになったと有頂天な暁南は他の面子に目もくれず、意気揚々とアピールを始めるも束の間、 彼女は「あたし、ダンスができる人もタイプだけど、探偵っぽくて頭いい人がもっとタイプ～」と告げるのだった。 詳しく聞けば、最近シャーロックホームズの漫画を読んだらしく、いわゆるマイブームらしい。 その後、落胆した暁南の気分が盛り上がる訳もなく、魂が抜けたかのように帰宅することになった。 どれくらいで「頭がいい」となるんだ？勉強の成績だけではだめなのか？東大に受かればいいのか？ それに「探偵っぽい」とはどういうことだ？探偵にでもなればいいのか？探偵なんて身近にいるのか？ 情緒不安定に考え倦ねていると、目の前をふらっと通りかかった男と衝突し、地面に尻餅をついてしまう。 彼は尻餅をついた暁南へ手を差し伸べると一言謝罪だけを伝えて、返事を待たずに去っていった。 呆然と彼を見つめていると、ちょうど近くにいた警官に話しかけ、時計と手帳、携帯電話を確認する。 きょろきょろと辺りを見渡して、暫くふさぎ込んだ後、目の前にある警察署へ消えて行った。 途端、暁南の頭に巡ったのは、これまでになかったはずの、第六感。 「———彼は探偵だ...間違いない！」 すぐさま彼の背中を追いかけ、有無を言わずに引き留める。 彼は困惑と煩わしさを含んだ表情で、当然ながら訝しげにこちらを伺っている。 沸き立つ高揚と、期待、ある意味の武者震い、それらを制して、さまざまな感情から真っ先に口からでたのは。 「俺を弟子にしてくださいッス！」 クリアシナリオ 監獄館殺人事件

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ