タグ： kwemk 科学部OB卓 壊胎_k

貧しい寒村で生まれる。口減らしのために山に捨てられていたところを養父に拾われる。 養父から熊撃ちを習い、日々の生活の糧を全てを山から得てきた。 マタギとして団体で猟をしていたが、猟師の数が減ったため個人の猟師に転向した。狩猟ができない時期は林業をして食いつないでいる。 妻は数年前に癌で亡くなっている。近所のマタギ仲間からの紹介によりであった彼女は気が強く、働き者の女性だった。 一人娘は高校を卒業すると共に都会に出ていったが、妻が亡くなった後、突然に彼氏を連れて帰郷し、源の荒屋の横に小綺麗な家を建てて民宿として経営し始めた。娘の彼氏ははにかみ屋な腕の立つシェフで、源の捕った猪や鹿の捌き方をあっという間にマスターし、宿の料理として提供した。今では本格的なジビエ料理の食べられる民宿として少しずつリピーターがつきはじめている。二か月後に娘たちの結婚式、半年後には初孫が誕生する予定だ。 最近は娘が連れてきたダックスフンド（ショコラちゃん♀）を率いて山に入ることもある。ショコラちゃんは狩猟のシーズンオフの際に山菜やキノコをかぎ分ける能力があり、娘からは「父さんよりも稼ぎがいい」とよく冗談で言われる。

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