キャラクター保管所
バックアップ
リスト
モバイル版
ヘルプ
ログイン
Twitterでログイン
登録
トップ
Webサービス
キャラクター保管所
クトゥルフ PC作成ツール
あやめ
ID:4292314
MD:54a3f9aaf0566af42d72cf56bdd92b90
あやめ
タグ:
なまこ式
つづきを探す童歌、おわりを賜う童歌
円万二家
NPC
非表示
簡易表示
通常表示
生まれ・能力値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
能力値
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
非表示
簡易表示
通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
非表示
簡易表示
通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
↑ページ上部へ
その他メモ
2015特徴表:斜め上からの発想、マニア・コレクター わたしくらいちいさい おなかふとってたひと まるいふうせんみたい われてたけどふうせん それがね ぼーっとうえみるの ほしのところ よるでさむいけどふるえなかった よるのくらいのなかでみえなくてずっとみてた かおがわたしとおなじだった ちがう わたしがかおとおなじ ちがう わからない うごくおとながきてつれていかれた それが それは最初、得体の知れないポルターガイスト現象でしかなかった。その幽霊は「死ぬ前は生きていた」ということがなく、奇妙なことに産まれながらの死者であり、それ故に人間たちの想像が及ばないほど無知だった。 彼女は誰にも気付かれないまま長い時間を無方向に彷徨って、生と死についての原始的な理解、ごく僅かな算術、広い範囲の土地勘、人間の行動習性などの知識を得た。とはいえ、幽霊という存在自体は誰にも認識されることがない。例えるならば映画を見ている人間のような感覚で、彼女が認識する世界の中に彼女は居なかった。 幽霊がこの世に発生してから11年前後経った冬、転機が訪れる。ふらふらと壁をすり抜けて侵入した家の中で、彼女が虫の死骸を生き物のように泳がせていた時、誤って机の上のペンを動かしてしまった。その頃になるとポルターガイスト現象は周知の噂になっており、物が不自然に動くのを見た人間は多かれ少なかれ慌てて自分の身を守るようになっていたし、今回の失敗にも目撃者があった。しかし、今回は様子が違っていた。 机から転がり落ちたペンを拾い上げた少年は、何か思いついたように白紙を取り出し、ひらがなで大きく五十音図を書いて、その上に缶バッジを転がし、噂の幽霊との交流を試みた。彼女は少し驚いたが、これに応じた。最初に名前を聞かれた時、彼女は「おばけ」とだけ答えた。 単純な一問一答から始まった交流は次第に洗練されていった。彼は死に対する珍しい価値観を持っていて、死人を恐れることがなかった。死は、少年と幽霊の最初の共通の話題でもあった。少年はそれ以外に、もうすぐ卒業する小学校や、数年の間秘め続けた初恋、一緒に暮らしている家族についても話した。 対して、彼女が持ちかけた話題は異様なものばかりだった。交通事故が多い道路の場所、消えない雲の見つけ方、最も人を無防備にする音楽、嘘のオカルトと本当のオカルト、洗われている布の気持ち、不自然な猫の集まりに近付く猫似の人間、草木の縺れが成す恨みの表現、膨らんだ腹に刃物を突き刺して息絶えている死体を見つめているという内容の最古の記憶。缶バッジが五十音図を順番に叩いていくのに合わせて、少年がそれを書き起こしている時も、稚拙な語彙で語られたそれを後になって読み返す時も、彼は言い知れない不安感に付き纏われ、同時に魅了されていった。 交流は一年間続き、彼女のボキャブラリーは大きく向上した。その頃には少年は彼女を不気味がっていて、込み入るような話は避けていた。 特に、死についての話題は一切無い。しかし、彼女はこの時にこそ死への理解を最も早く進めていた。少年が口にしなくとも恐れているもの、そしてそれだけでなく、生き物全てが同じように恐れるものだということを。 ある時、ここの所殆どは塗装の剥げた缶バッジを未だ甚振るのにだけ使われているポルターガイスト効果以外に、彼女が新たな感覚を得た。 人間は物を触って動かす。彼女がそうしようとしても、窓が光を通るようにすり抜けるだけだ。しかし、その時不注意で背を向けていた少年のシルエットを、今なら掴んだり叩いたりできる気がして、彼女は手を伸ばした。 もしも定規で測れたのなら、ゆっくりとそれが僅か3cmほど少年に向かった時、彼は氷柱に貫かれたような錯覚で大きく打ち震えた。捻じ切れるほど滑らかに振り返って、足が絡まってその場に崩れる。開いた瞳孔が、全く偶然ではなく彼女の目元を凝視する。 見かけの大きさは子供のようなものでも、その横をくぐって逃げる発想など全くなく、少年はただ床に吸い付いて、一つの理由もなく泣き喚いていた。 彼女の手が触れる瞬間。彼は、今まで全て表だったものが一斉に裏返されるような張力に打ちのめされ 即死した。 白目を剥いた顔から、細く細く鼻血が垂れ落ちて、がらんと曖昧に開いた口から覗く、歯一つを覆うようにして赤く塗れる。 彼女はただ、不思議そうにこれを見ていた。自分が今触ったものは、命か?魂か?それとも一年か?と巡りながら、試しにもう一度触れようとするその手はすり抜けるだけ。 辺りに、匂いのようなものが立ち込めた。それは、多くの人が少年に対して抱く第一印象がそのまま気体になったような具合で、彼の存在が蒸発した結果そのものだった。彼女はその匂いを面白く思い、リビングで過ごしていたこの少年の母親にも届くように全ての扉を開いていった。 過程は省くが、その日と翌日だけで合わせて4名の死者が発生し、目撃者が34人、うち19名が精神的ショックによって後に心療内科での投薬治療を受けた。 場所を変え、手段を変え、彼女は似たようなことを繰り返した。時には人間に死の観念を語らせて、時には人間の眼前に死の実態を突き付けて、その為にポルターガイスト現象や対話の能力、「命への接触」を使い分け、確実にそれらに慣れていく。 そして長い時間が経ち、ある時になると地球という星から人間が全く居なくなっていた。どうやらこれは彼女だけの仕業ではないようだった。 繰り返された学習の中で、彼女は「匂い」の正体を掴んだ。生命がそれぞれ別々に持っている信号のようなもので、ある個体が生じる時、事実上の父親と母親が持っていた異なる信号を、ちょうど半分ずつ混ぜ合わされた組成を持って生まれてくる。人間が「血縁」や「DNA」と表現していたものと類似する条件だが、それらとは全く違うものだった。 彼女は、自分自身からも薄く匂いが漂っていることに気付いた。それを二つに嗅ぎ分けた時、母方のものは既に薄れ切って失せているが、父方の匂いはどこかに感じられた。どういうわけか、一つや二つではなく、大量に。 その匂いを辿る時にノイズが少なくなるので、地球から人間やその他大勢の一般的な命が絶えたことを、彼女は好機だと思っていた。 それは今まさに探している。自分に興味深い死命を与えて何処かへ消えた父親を。自分と似ているかもしれない兄弟たちを。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ
エラーメッセージ
STR,CON,SIZの値が設定されていません。 [設定間違い]
「クトゥルフ神話TRPG」は
ケイオシアム社
の著作物です。
クトゥルフ神話TRPG