タグ： くりむ

日本のどこかでパパ拾われ 物心ついた時には人の爪を根本までやすっていた。 ずっと地下で暮らしていたので、拷問はパパ以外の誰かと接する事のできる唯一の機会だった。 爪の先から　ガリガリ　と、やすっていく その時、彼らは、クリムのことを見てくれる。 クリムのことだけを　見てくれる。 誰かに認知される幸せを見つけた。 2年前に、パパが消息をたってから、 初めてクリムは1人で街に繰り出した。 人がたくさんいて　みんなお喋りしてるのに 誰もクリムのことを　見てくれない。 怖くて怖くて　路地裏に逃げ出した。 ぺた　ぺた　ぺた 当てもなく歩いていると、二人の男がいた。 一人の男が、もう一人の男の指を　 ぱきり と面白いくらい簡単に、反対に折っていく。 その光景に心が躍った。 クリムは　目を輝かせる。 この男がやっていることは、自分もやってきたことに似てる！ 嬉々として参加し、同業の存在を知ったクリムは 殺し屋業に身を投じた。 ーーーーーーーーーーーー 「んぇ〜、クリムわかんなぁーい」 「んひぃ　見てぇ　もっともっと見てぇ！」 「やだぁ　お日様カンカンだよぉ」 笑い方に“ん”がつく 間延びした喋り方 甘えるのが割と得意なので、周りに助けてもらいながら生きてる。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ