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大切な物：お揃いの指輪 ポケットに入れている 大切な物を失くした時の狂気的行動：血が出るまで全ての爪を次々に噛む (※技能振り：私立探偵) (※初期SAN値から-5済み、心理学+30済み) ▽興信所職員になった理由 母親が浮気性であり、それを幼い頃から目撃していた。 父親は常に苦にしていたが、母親から離れられなかった。故にどんどんと壊れてしまった。 父のような人を早く救う為に、興信所の職員となった。 見切りを付けさせ、早く関係を絶たせる為である。 職業柄恨みを買うことが多々あるため、自分の身を守れる程度には鍛えたが、基本的にはインドア派だし運動はどちらかというと苦手な部類だ。 クリスの職業柄、恋愛に夢も理想もなかった。 人の悪い部分ばかり見てきたクリスは恋愛沙汰にうんざりしていたし、この世には、うつろう愛しかない、と思っていた。 ニックと出逢うまでは。 ▽不幸 大通りを歩いていたら上から植木鉢が落ちてきたり、人が轢かれる瞬間を目撃した。 そのせいか何かを忘れたらしい。何なのかはよく思い出せない。そのうちに思い出せると思っているので余り不安に思っていない。 悪夢と幻覚が見えるが、ニックには心配をかけたくなくて伝えていない。 毎回同じ悪夢のような気がする。 内容は覚えていない。 ただ、起きた時に覚えていないが汗だくで「ああ、またあの夢か」と思うのみだ。 しかし、眠剤をオーバードーズしても最近は眠れず仕事に支障を来すようになってきた。 オーバードーズが同棲しているニックにバレないように出来るだけ彼の見ていないところで薬を飲んでいるが、薬効で揺らぐ意識の中でニックに覗き込まれていた気がする。ニックにはバレているのでは無いだろうか。 ストレスが過多になった時に頭をガリガリとかく癖があり、最近はそれをすると爪に血が着くようになってきたのでやめようと努力している。 精神的に不安定になっているので、ニック以外との交流を最近は仕事以外では絶っている。 最近は仕事以外で外に出る気になれない。また人の轢かれる所や、降りかかる植木鉢などの不運に逢うかと思うと陰鬱な気持ちである。 ▽ニックとの出会い ニックの事を身辺調査して欲しいととある女性に頼まれる。 その女性はニックの恋人と名乗った。 ニックが浮気していないか、調査して欲しいと言うのだ。 勿論仕事なので調査を開始した所、いつもならバレない尾行があっさりとバレてしまった。 ニックが振り返った時、通行人の振りをして通り過ぎようとすると手首を捕まれ「何か御用かな」と尋ねられ、彼の吸い込まれそうな魅力的な瞳に目を奪われ、咄嗟に答えに窮してしまったのが出会い。 とりあえず話そう、と入った喫茶店の中で、仕方なく事情を説明すると、依頼人の女性がニックのストーカーであることが判明する。 ニックには恋人など今はいないというのだ。 ニックに謝罪し、席を立とうとした時に渡された名刺を受け取る。裏には手書きで連絡先が書いてあった。 「電話して」 と笑って言った彼の真意は分からない。クリスが連絡する勇気が出るまで三ヶ月がかかった。 連絡して気が合い、ニックの魅力的な部分に多々触れて惚れてしまい、悩みながらも想いが膨らみどうしようもなくなった。 どうせ玉砕するだろうと思いながら、夜景を一緒に見ながら半ばやけ気味に告白した所、OKされて逆に驚いた。 半年程度はニックがOKしてくれたこと、付き合っていることを信じられなかった。 付き合って三年になるが、未だにニックと付き合っていることに自信が無い。 ニックが、自分と真逆の人間過ぎて実感がない。 だが、一緒に住んでいることは揺るぎようのない事実だし、それが幸せなのでそれはそれでいいか、と思っている。 クリスという人間は、生まれ育ちが理由で余りにも疑り深い性質なのだ。 指輪は露店で「これ、綺麗だな」と言ったらニックが買ってくれたもの。 お揃いにしよう、と言ったがニックのサイズはあったものの、クリスの指輪のサイズがちょうどなく、大きいものしか無かった。 他の店で買う？と尋ねられたが指輪をニックと一緒に付けられる事が嬉しく、首を振って大きいサイズのその指輪を買った。 ニックから初めて貰ったもので、ニックとの絆の様に感じて、大事にポケットに入れている。 朝、起きて最初にニックの寝顔を見るのが好き。 ニックにドライヤーをして貰うのが好きで、わざと雑にタオルで拭く程度で髪の毛先から雫を垂らしながら風呂上がりは過ごしている。 ニックに全幅の信頼を寄せており、依存とも言っていい程の愛情を彼に注いでいる。 時に喧嘩することもあるが、仲直りはお互いの好きな食べ物を買って来ることで解決する。 人の悪しき部分を良く知り、ニックにとても依存しているクリスは、もし彼に裏切られた場合は己の死すらも厭わないだろう。 好きな物:ブラックコーヒーとトースト 嫌いな物:グリンピース

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