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【後悔を笑顔に隠すアウトドア派のドルオタ男】 両親はアウトドア派の人間で、キャンプや山登りに連れていかれる事が多かった。百里也もアウトドア派だった。 7歳の頃に大怪我を負ってしまう(以後APP7に…)も、生来の精神の強さからかアウトドアへの興味関心が薄れる事はなく、現在に至る。 10代の頃、同年代の地下アイドル『Fine Do Girls(ファインド・ガールズ)』に惚れ込み追っかけになる。これがオタクの始まりだった。ファインド・ガールズ(略称ファイルズ)がメディアで取り上げられるようになり、徐々に人気が出て、メンバーが入れ替わっても応援し、追いかけ続けている筋金入りのファイルズオタク。 実は非公式ファンクラブの設立に一役買っており、公式ファンクラブにおいても会員No.一桁を取得。ファンクラブメンバーには割と存在を認知されていて名誉会長みたいな扱いになっている。 アウトドア好きが高じて”狂気山脈”の登山隊に選抜され(志願した)、第一陣の仲間達と共に鍛錬を積み知識を蓄えて、いざ数日後に登山の日を迎えた時。 ―――ファンクラブ会員専用メールにて、登山当日にファイルズのゲリラライブ開催が決まってしまった事を知る。しかもそのライブにはOGである初代ファイルズまで集結すると書かれていた。 悩みに悩んだ百里也は己の青春の半分程を捧げたファイルズへの想いを捨てきれず、体調不良を装ってゲリラライブに向かってしまう。 「皆なら自分一人が居なくたって大丈夫だ」「優れた登山家たちの集まりだ」「一人ずつでも”狂気山脈”を踏破できてしまうくらいのメンバーが揃っているんだから」「だからきっと大丈夫」 そんな信頼(言い訳)を胸に登山隊から脱落、無事ゲリラライブに参加し最高の思い出に感涙しながら帰宅した百里也に届いていたのは、 『第一次登山隊　帰還者0』の報せ。 「皆で絶対に謎を解明しようね！楽しみ～！」 …鶴羽。 「知ってるか？ミサンガ！揃いで作って来たんだよ。意外と器用だろ？」 …松弥。 「僕達なら楽勝さ。ヒーローインタビューが楽しみだよ」 …健太。 「これ…腕時計なんだけど…良かったら。…松弥と同じ、お守り代わり…みたいな」 …津多哉。 「…私達は山の恐ろしさを十二分に知っている。だからこそ、私達は必ず生きて戻る」 …伊音。 ………皆。 自分がしでかした取り返しのつかない事を悔やみ、朝から晩まで泣き明かした数日後。 第二陣の募集が告げられた瞬間に手を挙げた。 自分の罪から逃げるわけにはいかない。あいつらに何があったのか、あいつらがどこにいるのかを探って、そして――― ――――――連れ帰るのが、俺のせめてもの罪滅ぼしだ。 ＜特徴表＞ 2-7：珍しい技能 ＜ステータス＞ 一括振り後STR・DEX振り直し、DEXとCONを交換 ＜名前について＞ 細上(ほそがみ)…「臍を噛む」より(ひどく後悔すること。 どうにもならないことを悔やむことのたとえ) 百里也(ゆりや)…百合の花言葉は「純粋」「無垢」。ただし黄ユリには「偽り」・「不安」、オレンジのユリには「軽率」という花言葉もあるらしいです。色々を総じて百合の響きを持って来て、あとは男っぽく。そんな感じ。 ＜『Fine Do Girls(ファインド・ガールズ)』について＞ Fine：楽しい / Do：行う / Girls：少女たち 「私達と一緒に『楽しい』をしよう、『楽しい』を見つけよう！」そんなテーマで結成された元地下アイドルグループ。 自分達も楽しみながら、観客を楽しませるがモットー。故に観客に過度な媚びやファンサは行わず、歌と踊りと適度なサービスでファンを楽しませる。そのせいか売れるまでには時間がかかったが、売れ出せばどんどん引き込まれる人間が増えてとんとん拍子にメディア露出。やがて単独ライブを開けるまでになった。

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