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特徴：手先が器用、戦士 振斗区の地下で、秘密裏に秩序を守っている振斗自警団というものが存在する。 大部分が北海藤の一族が担っているのだが、一部違う一般人も在籍している。 そこに所属しているの彼女、立花真朱もその一人。 もしもなにかの怪異に巻き込まれ襲われたとき、運が良ければ彼女らに命を助けてもらえることもあるかもしれない。 昔から、血を見るのが好きだ。 最初は自分がケガしたときにだらだら流れる血を見て楽しんでたわけ。他にも道路に転がってる犬とか猫の死体を眺めてたり。 そのうち見るだけじゃ物足りなくなって、自分でその辺の犬やら猫やらを殺し始めた。殺すまではしなくてもいいかもだけど、見たいくらい血を出すと死んじゃうんだよね。あ、バレたらやばそうだからバレないようにやったよ。 中学くらいまではそれでよかったんだけど、高校くらいには小動物程度じゃ満足できなくなった。端的に言えば人間を殺してみたくなった。 いや、別に殺さなくても噴き出す鮮血を見れればそれでいいわけだけど、手っ取り早いのは殺すことでしょ？できれば生で！！ とはいえ殺人なんて普通はダメなわけだし。あー見てみたい、人間からあふれ出す鮮血をな～。 そんな気持ちを抱きながら高校生活を送っていたわけだけど、突如ひらめいた。 じゃあ、人殺してもいい仕事に就けばいいんじゃね？ これがきっかけで、高校出たら〇〇〇国の民事軍隊に入った。 ちなみに親にはちゃんと言った。父親はなんかあっけにとられてたけど、母親はまぁ勝手にすれば？と言われたので勝手に入った。 あ、動機は適当なこと言っといたよ。さすがに血を見たくて人殺したい～なんて言ったら精神病棟ぶち込まれそうだし。 軍隊は面白かった。敵であれば撃っていいし。撃ったら敵から派手に血しぶきをあげる。 それが楽しくて楽しくて。軍時代は最高だったな。 だけど、突然除隊しないといけなくなった。派手に自分の右腕がぶっ飛んだんだ。 腕がぶっ飛んだとき、自分から流れ出す血でめっちゃくちゃ最高の気分になった気がする。すぐに気を失っちゃったからあんま覚えてないけど。 そのあと病院で腕の手当てと何故か頭の具合を調べられた。頭おかしくなったと思われたんだろうね。特に頭には異常なしだったよ。 とはいえさすがに利き腕を失くしたら銃撃つの難しいし。除隊して日本に戻った。 やっぱり父親はあっけにとられてたけど、母親は生きてたならよかったんじゃない？って言ってた。同感。 こんときはたしか1年前くらいかね。 帰ってきたのはいいけどこれからどうしようかなと思いつつ、軍時代の貯金を使いつつ実家でのんびりしてた。 せっかく日本に戻ってきたしと思って、従弟のカズに会った。 お前腕どこ落としたんだ？とか淡々と言われた。もうちょっと心配してくれたっていいのにねぇ。 右腕ないのはめんどくさい的なことを適当に話してたら、急に話を切り出してきた。 お前の口が堅い方か？　ならその腕、治してやるよ。 最初は冗談かと思ったが、こいつはそんなに気の利いた冗談を言えるやつではない。面白そうなので話に乗ってみた。 んで、連れてこられたのが。カズの爺さんがいるとかいう集落。あー、うちのじいちゃんとは別の人。カズの父方の祖父？のほう。 なんか船使わないと来れない変な島の集落だった。やけに魚臭い集落だったわ。漁師の町なんかね。 よくわからんけど、カズの従姉ってことで歓迎してもらった。出された飯は悪くはなかったよ。軍時代の話とかいろいろしたね。珍しい経験だとは思うし、結構みんな興味深そうに聞いてくれたね。 あ、入隊動機は言ってないよ。あんなの言ったらすぐに精神病棟送りだろうしね。 んで、カズの爺さんがなんかうちの右腕のぶっ飛んだ跡にさ、変な薬塗り始めたのよ。 これでしばらくすれば腕が生えるとか言われた。 いっやｗｗｗさすがにそれはないっしょｗｗｗｗｗｗｗ とか思ってたんだけど、家帰ってしばらくしたらマジで生えてきた。さすがにビビった。 ゆっくり生え出して伸びてった。２か月くらい経ったらほぼ普通の長さになった。ちゃんと動く。 父親はあっけにとられてた。母親は生えてよかったんじゃない？って言ってた。ほんとそう。 カズに連絡したら５割くらい失敗してやばいことが起きるときもあるんだけどお前運いいなって言ってた。んなもん塗るんじゃねぇボケ。 じいちゃんに礼言いに来いと言われた。めんどくさかったけど、さすがに礼くらいは言いに行くかということであの島にまた行った。 そこでなんか東京で自警団やってるっていうおっちゃんが、その自警団とやらに誘ってきたんだ。 軍隊経験者がいてくれるなら助かるし、カズの従姉なら信用できるんだってさ。そんなもんなのかねぇ。 腕生えたしまた軍に戻ろうかなって思ってたけど、話聞いたら悪くなさそうだったし、敵勢力ならかまわずぶっ殺すくらいの気性は欲しいらしくて、ならいーや！ということで、その自警団とやらに世話になることなった。 そのおっちゃんが自警団とやらを経営してるとかで、金も支給してくれるらしい。 おっけー、じゃあ行くか。東京都振斗区に。 ってことでしばらくその自警団にいたんだけど、思ってたより暇。 敵って言ってもこっちからしかけるとかじゃなくて来たら迎え撃つタイプ。 あーーーーーーー。 血が恋しいわ。 とはいえ、自分で勝手に敵とやらに突っ込むわけにもいかず、退屈ながらも自警団に所属してた。金もらえるし。 やっぱ軍戻るかぁ？どうしようかなぁ。とかいろいろ考えてた。 そんな時に、カズから連絡があって。 あの集落の島が崩壊したんだってさ。ぜーんぶ全滅、皆殺し。 カズはなんかその崩壊させた人間を探してるらしくて、そいつに復讐するとかいってるんだけど。 あー、アイツには無理無理。そのうち飽きそう。昔からうちらって、飽き性だもんな。 アイツなりにいろんな人たちのところ訪ねて、情報をかき集めてるんだってさ。よくやるわぁ。 その中でちょっとおもしろい話を聞いた。 人殺し組織みたいなのがあって、それを利用するとか言っててさ。そいつらのどさくさに紛れてあの野郎をぶっ殺す作戦らしい。 カズの復讐とやらは、まぁ頑張ってって感じだったけど。 その”人殺し組織”にはとても興味がわいた。 カズにその組織の話を聞いたがよくわからん。 いいや、その組織の人間に聞いてやろ。 誰かについていきゃその人殺し見て血が見れそうだし、別に自分でやってもいい。 あーーーーーーーーー。 血が見てぇ。 なんでもいいから血が見たい。 それだけでいいんだよな。 いや。捕まりたくはないから捕まらない感じで人殺したいなぁ。あはは。あははははははは。 ------- 立花真朱 振斗自警団として人を助けつつ、裏で「狐」に所属し好き放題人を殺す殺人狂。 普段の生活に殺人狂としての一面は出てこない。 彼女がかなり重度の先天性血液性愛をこじらせており、自分の欲求を満たすためだけに人を殺すカス。 幼少期はまだマシだったのだが、軍に所属したあたりから嗜好が完全に殺人狂と化していた。 ただ、できれば身柄拘束されたり逮捕されたりはしたくないので、そういうところだけ冷静に立ち回る。 北海藤カズノの従姉にあたる。 真朱の母親とカズノの母親が姉妹であり、真朱には深きものの血は流れていない。 自警団中の彼女はちゃんと自警団しているので、命の危険はない。はず。

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