タグ： ぱんけき

脱サラバツイチ子持ちの33歳。 現在単身でフリーの校正・校閲。 妻：古市 陽菜 娘：古市 芽依 資本金もそんなに多くなかった会社だったが、不況が続き、経営は傾くばかり。 業績は悪くないのだが、平々凡々なためか影が薄いためか、頭の隅にも留めてもらえなかったのであろう、新規事業による再建を図るためのチームに組み込まれなかった。 人員の削減、つまるところリストラだ。 妻から離婚の申し出があった。正確に言えば"置いてあった"だが。 結婚してから妻と喧嘩になったことはなかった自分が強く出られるわけもなく、親権も向こうに。来年で7歳になる娘へのプレゼントにランドセルだけ置いて、書類にサインと印鑑を押した。 実印はどうしてこんなに複雑なんだ、と聞いたことがある。 書類に本当に印鑑を押していいのか、掘られた文字を回しながら考えるためだ、なんて答えられた。少しだけその気持ちがわかった。 そのままトントン拍子に離婚の話が進んで、今に至るわけだ。 大抵の預金は妻と娘に渡して、自分は最低限だけ。 借りられるアパートも少なかった。 自分みたいな人間がわんさか住んでいるんだろう、と近所の挨拶は缶ビールにした。 するだけマシだと思う。隣がどうであれ自分には関係ないと思っているから。 今はそう、なんとか次の会社を見つけるまでは食いつないでいこうと在宅で校正・校閲の仕事をしている。 【特記：作家】 作品の得意分野（日本語）に+10％ 【特徴表2-2：影が薄い】 生まれつき目立たない。＜忍び歩き＞および＜隠れる＞に+20％。 【特徴表2-10：前職】→会社員 以前は別の職に就いていた。EDU×3を前職の技能（経理）に振ることが出来る。

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