タグ： 依式宅秘匿HO探索者 飛鳥時代シリーズ

【概要】 鰯と柊￤HO鰯 大生部 隠離(おおうべ の なばり) 『祈ろう、それが今我々に出来る最善の事なんだよ』 『誰かの味方になるって事は、誰かの敵になることなんですよ。』 『これできっと貴方が今にも待ち望んだ事が訪れるはずだよ。どうか、お気を付けてお帰りを』 『其れを祝いというのなら、神たる恩寵でしょう』 『其れを呪いというのなら、臣たる罰でしょう』 『其れを果てというのなら、人たる業でしょう』 【一人称】…私、僕 【二人称】…貴方、キミ、お前 【HO柊】…諫冬、諫冬さん 【真菰】…幽々、幽々さん 【鬼灯】…弥也さん 【公喜】…波芭さん 【怒々峰】…笹くん 【紫】…寿々さん ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 拝掌教の教祖をしている青年。 上人(しょうにん)、と言われていることも。それはね、徳の高い仏教僧の事なんやねんな… そうなれるように、有言実行のためにね。 穏やかで困っている人には手を差し伸べるタイプ。 絵に描いたようないい人なんだが身体が弱い、気管支喘息持ちの大人。なので日頃薬飲んだりしてる し、酷かったら喀血してる。病人つらい 幼馴染みである幽々やHO2は基本的に呼び捨てだったりする。 幼い頃からの馴染みなのでね。 寿々ちゃんにはお使い頼んだりしている、主に自分の処方箋を持たせて薬屋さんへお薬をもらいに行ってもらったり。 【好きなもの】…動物(特に蝶)、波芭さんや子どもたちの作ってくれたご飯、教団の皆 【嫌いなもの】…特になし 【カラーコード】…　00B7CE ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 【特徴表】 ･『大切なもの(D)』…50P付与 　他人には価値の無いものだが、大切な品物をいつも身に着けている。 失った時には＜1/1d8＞のSAN値チェックを行う。 └蝶の髪飾り🦋 たった一人で、初めて欲しいなと思って買ったもの。 多分、まだ青臭い未成年だった頃。 学校帰りに、見知らぬ街に興味本位で入り込んで雑貨屋で買ったものでもある。 自分が神の子とか、そういった大それた存在関係なしに一人の人として物を買う事ができた思い出深いもの。 それが他人にとっては如何だっていい理由だとしても彼にしたらそれは大きな出来事だった。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ※以下より『柊と鰯』HO:教祖の秘匿ネタバレあり 秘匿ハンドアウト ▽ HO ： 鰯 あなたは拝掌教の教祖だ。 【推奨技能】 目星・聞き耳・図書館・信用 あなたには神が憑いている。 あなたはネグレクト家庭で育った。ろくでもない親の元で、あなたは幾度となく死にかけることがあっただろう。 その度あなたは、いるかどうかもわからない神に祈った。『この境遇から助けてくれ』と。 ある日、あなたの両親は通り魔に刺されて死んだ。それには動機も何もなく、まったくもって不運な事件だった。 そうしてあなたは孤児院へ預けられることとなり、幸いなことに最悪の家庭環境から脱することが出来たのだった。 それからだ、あなたにはどうも神が憑いているらしい。 ¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯ 孤児院で出会ったHO2 は同じような境遇で、一時的な保護が明けてしまえば彼/彼女は家に帰らねばならなかった。 幼いあなたに救う方法があるはずもなく、あなたは自分と同じように「自分を救ってくれた神様に祈ろう」と彼／彼女に提案した。 その翌日、HO2 の両親は行方不明になった。 それが噂を呼び、あなたの元へは次々に人が訪れるようになった。 最初は孤児院の子供たちが救いを求めてやってきた。あなたが育つにつれて、それは外部へと広がっていく。 あなたの祈りは、人を救った。と同時に、見知らぬ誰かを消した。 原理などわからない。神がいるのかどうかもわからない。 最初こそ偶然かと思っていた現象だって、 十も続けば必然と判断するには充分だった。 そして、あなたが引き起こし続けた奇跡は周囲に信者を集めるにも充分だった。そのころにはすっかり、 後戻りができなくなっていた。 あなたはいつしか「神の子」と呼ばれ、集まった信者たちによって作られた宗教団体「拝掌教」の 教祖として担ぎ上げられることになる。 あなたにはもう、後戻りが出来ない。 あなたに救いを求める人間は日々増えてゆく。 あなたに救われた信者たちは、いつの日かあなたが地上に楽園を齎すと信じてやまない。 何よりあなたの周りに築かれたコミュニティは、家族の居なかったあなたにとっては最早家族同然となってしまった。 あなたは何より、現状の崩壊を恐れている。 それは存在すら確かでない神によってもたらされるかもしれないし、信者の増えた新興宗教団体を怪しんだ一般市民や警察によるものかもしれない。 ¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯ ・祈りについて 相談者の額に向けて掌を掲げながら「他者に虐げられた相談者が救われるように」と神に祈るだけ。 それで加害者は行方不明になる。 現在まで行方不明になった人間は見つかっていない。 現在では週に ２〜３日、一日につき ４〜５人の相 談者が教団まで訪れる「相談会」が行われている。 ここに訪れる相談者は、教団幹部の「鬼灯」とい う男が事前に選定している。 あなたは神に祈りを捧げる度<1d3>点の正気度を喪失する。 尚まとめて行った場合でもこの正気度喪失では一時発狂を発症しない。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 『………またやってしまった…。』 『救世主の末路なんぞ、分かりきってるだろ？もう自分の事など過去に捨ててきた。ならば、ええ、他人のために生きてやる。』 『奇跡を見せました。それと同時に絶望を誰かに与えました。』 『僕もね、加害者側なんですよ。 だから分かる、加害者にだって、その人だってそこには人生があるんだから。』 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ その内面はとても弱く、悲観主義者。それでいて素朴。 現状をヤケクソで生きてる。 虐待から救われたと言っても、それが癒えることはない上に、新興宗教の教祖にまでなってしまい、正直なところ、本人かなり戸惑っている。 何にも言わないと碌な目に合わないな…。ちゃんとこれから言お…ってぐらいのレベル。 幼少期から両親の顔色をうかがって機嫌取りを行っていたせいか断れることも出来ず、もう戻れない状態にまで辿り着いている。 教祖として頼られる事に愉悦を感じる事はない。 『その人が救われるならばそれでいい』 と、自分を押し殺してまで無意識的に他人に尽くす。 人に弱みを見せず、心は孤独感と虚無感を抱えている。 信者たちを信頼していないわけではない。 要らぬ心配を掛けさせることなく安心してほしいから。 心の拠り所を失くしてほしくはないから。 でも正直なところ自分の不安はぶちまけたい(切実) 簡単に言えばごく普通のありふれた人間(なおPOW)が突然重責を背負わされて崇められているものなんだろなぁ… でも多分、それでも救いを求める誰かのためにやって行くんだろうな。 振り返れば、戻れる道もあった筈。 でもやらなかった、もう戻れない…… 【HO2について】 幼馴染であり、救いを求める者たちの内の一人。 自分の後ろをついて来てくれてる子。 キミや幽々たちは健やかに、幸せであればいいよ。 だっていっぱい辛い思いをしてきたのだからね。 彼の心が脅かされないように、基本的に穏やかな笑顔を貫き通してます。 私と一緒にいれば安心できるなら、それは嬉しいな。 でもコチラ側に来る事は良くない。 きっとキミは、泣いてしまうのかな？と思うと、やはり祈りは率先してやってしまうかなと。 【両親の虐待】 小さい頃、咳をすればよく狭いクローゼットに押し入れられた。 キツい言葉で移るのがイヤだと言われていたような、そんな曖昧な記憶がある。他にも色々言われてた記憶があるけど思い出せない状態である。 『そういうもんなんだ』『病気は移るのは当たり前だよね』と思いつつもクローゼットの中で必死に息をしてたし、喀血もしてた、辛かった。 だから、狭い箱の中でずっと身を縮ませて祈ってた。 何時間も、何時間も何時間も。 泣き疲れて、体力も擦り切れていよいよ死ぬんだなと悟り始めた頃に助けてもらえた。 父と母は二人して家の中で入り込んできた動機のない通り魔に刺されて死んだ。 唯一、クローゼットの中にいた自分だけが助かった。 【孤児院時代へ】 孤児院の時代は本をよく読んでいたし、今より少しは明るかった。 親という枷も外れていたおかげでもある。 でも喘息持ちと言うこともあり、あまり外で遊ぶこともできなかったから家の中で本を読んだり、絵を描いたり。 外で遊ぶとなればあまり激しい運動をしない遊びを孤児院の友だちとしていた。 幼い頃からずっと死にたい気持ちはあったと思うし、今でもその気持ちがふと、よぎる事もある。 幸せなのに、いずれこの安寧がもう終わりそうで。 なら、安寧のまま死ねたらなって。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 【イメソン&イメージBGM】 ・『月光/鬼束ちひろ』 https://www.uta-net.com/song/12541/ ･『蝶/天野月子』 https://www.uta-net.com/song/65078/ ・『海神の城/EastNewSound』 https://en.touhouwiki.net/wiki/Lyrics:_海神の城 【イメージBGM】 ・『逸脱者達の無礙光～ Kingdam of Nothingness./東方獣王国』 ・『真夏の妖精の夢/東方天空璋』 ・『法界の火/東方星蓮船』 【イメージCV】…小野/賢章 -------------------------------------✄------------------------------------- 自分のやりたかった事、なりたかったものを他人のために自分のやりたい事全てかなぐり捨てました。 将来の夢は医者になることでした。 誰かを救いたかったという点は、叶ったんだろうが。 そのためにちょっとずつ独学で学んでいたけど今はもうそんな事出来やしないんだなって諦めているので学ぶのを止めてる。 ぜっっっっったい碌な目にあわないなー。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 【通過したシナリオ】 ・『鰯と柊』…エンド2 KP…レンドウさん PL…わし(HO鰯…こいつ)、萵苣(HO柊…時任 諫冬) ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 【元ネタ】 ･『大生部 多』 おおうべ の おお。飛鳥時代のシャーマンで元号『大化』になる以前に富士川のほとりにいた怪人物。 常世の国からもたらされる“橘”や“ハジカミの木”につく蝶を『常世神』として祀れば、富と長寿が得られると地元の民や宗教者に喧伝し、大流行を生む。新興宗教の教祖となった。 当時の都周辺まで流行は流れ、棚まで置き、歌や舞、家畜や富を差し出すレベル。 これを『人々を惑わすもの』として秦河勝や朝廷に目を付けられて大生部 多は討伐され、信仰も止む。 残ったのは財を失くした民たちという凄惨な有様であった。

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