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ベルモット・A・カシス(ベルモット・アルフ・カシス) 名前…元ネタはベルモット・アンド・カシスというカクテルから。カクテル言葉は「貴方のためなら危険も怖くない。」 貴方=サーカス団、そしてその団員のこと。団員が助かるのであれば自分の命なんて塵より軽い。 image song: トゥイー・ボックスの人形劇場 (笑えばいいじゃないかいつまでも) トンデモワンダーズ(全体的にそんな感じ) 「俺の名前を憶えていない？それなら今覚えてくれ！俺はサーカス団の長、ベルモット・アルフ・カシス。この名をよおく覚えておくといい。なに、長いのならベルでもカシスでも呼ぶがいいさ。」 「笑えない人が居るのなら俺が代わりに笑おう。そのために俺がいるのだ！」 「つらい？そんなときは笑おう！笑えばすべてが良くなるのだから！」 いつもニコニコしている愉快な団長。笑顔以外の表情を見せることがなく、いつも口角は上がっている。たまぁにかっこいい顔(決め顔だったり、サーカスの内容によってはゲス顔)もするが、基本的には笑顔を浮かべている。 むしろそれ以外の顔をみたことがある人はいないかもしれない。 笑うときに出る声も豪快で、「わっはっは」って感じで大口開けて笑うのがとても爽快。 そもそも辛い、悲しい、怒り、その他の負の感情が非常に弱い。そんな自分は普通だと思い込んでおり、涙は目から出てくる汗(特殊能力)だと思っているし、辛いという言葉は理解しているものの、経験が全くない 笑えば全て解決すると思っているので、それを相手に強要してしまうこともあるかもしれない。 好きな食べ物は辛い食べ物で、苦手な食べ物は甘い物。理由は胃がもたれてしまうから。しかし、味が嫌いなわけではないのでいっぱい食べて次の日見事にお腹を壊して死ぬ。 失っている部位：右目(目星に－20) 目の部分が無くて不格好なので、自分で縫い付けてしまった。片目で慣れないときに縫い付けたので縫い目がそろっていない。バラバラでどっちにしろ不格好。 「何で笑わないんだ？笑えよ。」 いつからだろうか。自分の世界はサーカス団で、自分の住むべき場所はサーカス団だった。ここは生きるべき場所。俺の場所。 ウムトに連れてこられる前は笑顔を知らない、生きるためならば何でもする子ではあったが、ウムトと出会ってすべてが変わった。 笑うって素晴らしい。幸せって素晴らしい。生きるって楽しい、この世界は素敵！半ば狂信に近いそれは日に日にひどくなっていき、サーカスのために精を出すことが増えていった。 笑顔ではない人を笑顔に、そんな事をするサーカス団は全て。 ...笑顔は確かに素敵。でも辛いことがないのも、乗り越えるものが、悲しい事がないのもどれも辛いこと。 今のベルは悲しい事も辛いことも、全て忘れてしまっている。 元々、辛さに対する耐性が凄く低かったからだ。笑顔になれる状況じゃなかったから。やっと笑顔になれたのに。失うのはもったいない。 否、もしかしたら泣き方も、辛いも捨て去ろうとしていたのかもしれない。 決定的だったのはウムトが居なくなった時。その時、自分は無意識下で負の感情を忘れる事にした。 目を塞いでいないと壊れてしまう。耳を塞がないと砕けてしまう。自分の大切なものを失う怖さを知りたくなかった。 だからサーカス団だって守る。命をかけて、全てを賭して。 だって、大切なものが無くなるのは辛いことだから。居場所が...自分の世界が無くなった時、本当にどうなってしまうか分からないから。それ以外の生き方を知らないから。 サーカス団が壊れるなんて未来をベルは見ない。そんな辛い感情、ベルは知らない。 目を覚まして、ベルモット。 Wake up and smell the coffee. 気づけよ。

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