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エンデビHO２悪魔 誕生日：９月２１日 一人称：俺,私(仕事時) 二人称：君,あんた 好きな物：特に無し 嫌いな物：勤め先の会社 元々は孤児院出身の悪魔憑きの少年。 不幸体質で孤児院にいた頃はその場にいるだけで悪魔が起こしていたラップ音、ポルターガイスト現象と遭遇するなどのお陰で馴染めず孤独を過ごしていた。それに目をつけた悪魔は楽に魂を手に入れれると思い少年に取り憑き有る事無い事を吹き込み自死に追い詰めようとしたが逆にセロにとって姿形は見えないが自分に構ってくれる存在として受け入れ生きる支えになる。囁かれる言葉はあまりいいものばかりでは無いが構ってくれるだけで充分だったらしい。 どんな事を言っても靡か無いセロに段々と悪魔は絆されてしまった。 そんなこんなで過ごしていれば譫言、独り言が多くなり悪魔に取り憑かれているのではと噂が広まり、孤児院の院長が悪魔祓いを呼びセロを拘束し儀式を決行。その際に悪魔が激しく抵抗し死に物狂いでテーブルに置いていた酒と蝋燭を使い孤児院を火に包むことに成功する。 しかし、拘束されていたセロは逃げることができず悪魔と共に火に包まれた孤児院に取り残されてしまう。 悪魔は生き延びるために逃げようと試みるが魂共々限界を迎えていた。補うには魂を食べる必要があり必然とセロの魂が必要になる。 絆されてしまった悪魔は食べる踏ん切りがつかず狼狽えている中セロからの言葉で食べることを決意。回復して無事逃れることができた。 実の所悪魔は魂の一部と自身の欠けた魂を使い回復しただけで悪魔自身の魂は残っていない。残っているのは使っていない部分のセロの魂だけである。逃げ切れたのは悪魔の最期の抵抗。 悪魔は自身の体をセロの魂に託し消滅。目が覚めたセロには名前以外の記憶はなく右翼が上手く扱え無い記憶喪失の悪魔となった。 数年後、今の勤め先の会社に入社することになる。不幸体質は健在で間違えて入社してしまう。 悪魔になる前のセロの夢はプロのチェロ弾きになることでよく練習していた。それは体に染み付いていたのか会社の一発芸披露の際に披露される。ただし独学のため素人レベル。同僚からは上手くはないが聴けなくはないとのこと。 天使に対しては商業敵として見ておりだらけても怒られ無い体制なのを腹を立ている。 「俺はセロ・トロメライ。ブラック企業の落ちこぼれ悪魔は俺のことだよ。どうぞよろしくはしない」 「たまに夢に出るんだ。燃えてる建物中で誰かに食べていいって言う俺が。訳わかんね」 「昔のことは覚えて無い。気付いたら夢に出てくる建物の外で目が覚めたから。もしかしたら本当に起きたことかもな。食べてくれんなら今の会社にいなくて済むんだがなぁ...なんてな」 『今まで俺に構ってくれてありがとう。だから食べていいよ。だってそのつもりで俺に憑いてたんでしょ。俺は楽しかったよ。だから俺を食べて生きて』 『君みたいな存在に生まれたらよかったのになぁ』 ＿＿人間ほど悪魔に近いものはいない。私がお前に魅入られた時点でお前は充分悪魔だったさ。私の体をあげるんだ。絶望するほど堪能するがいい。セロ。 そんなもう触れられる事のない誰かの記憶。知る人はもういない がこれは構造された記憶である。

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