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クトゥルフ PC作成ツール
キルキュ・フェットル
ID:4322568
MD:c38dc327c87108be08baee43da57f059
キルキュ・フェットル
タグ:
睦月PC
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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初期
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アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
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(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
山は好きだった。 何で山が好きなのか、なんて言われたら「お父様に昔から連れてって貰えたから」なんて安直な答えを出してしまうのだけれど。でも、確かに私は山が好きだった。 自分がそれほど山登りに向いていないこと。実力も経験も不足していること。そんなものは分かっていた。 それでも、狂気山脈という山の存在を聞いたときに「私が登ってみせる」と手を挙げたのは若さというかなんというか、そんなものなのだろう。 今もお前は若いじゃないかと言われたらそうだけれど……それでも、やっぱり、あの狂気山脈で過ごした信じがたい日々は登頂前の私と帰ってきた私を大きく変えてしまったのである。 第二次登山隊に参加したときのメンバーを思い返してみる。 世界最高峰の踏破に思いを馳せる私たちの隊長のK2。私が登ろうとするところをすぐ止めて安全策を提示していた姿をよく覚えている。でも彼は自分のこととなると身を省みることができなかったみたい。それでも自分のいない山頂写真を見て「よく頑張った」と優しく嬉しそうな顔で私を迎えてくれた。それがどれほど嬉しくて安堵してしまったことか。再開できたときのあの衝動は今でも心に残り続けてる。 梓は私の最大の友人だった。彼女の方が年上で、どちらかというと姉でしょう、と今私の横にいれば諫められてしまいそうなのだけれど……。私は何度彼女の前で泣いたか分からない。そのたびに背中をさすってくれたのは梓だった。「登りたくないのなら登らなくていい」「撤退は逃げじゃない。私たちがとるべき最良の選択よ」真っ直ぐな瞳で言葉を発する彼女が脳裏に浮かぶ。「貴女が登りたいのなら私が止める手段は存在しないでしょう」―― なんて。ありがとう梓。あなたがいなければ私はいない。 第二次登山隊のメンバーは皆強かった。登れば登るほど私の実力の無さは浮き彫りになったし、そのたびに「どうしてこいつが」という視線が刺さるようだった。いや、彼らはそんなことは思っていなかった。一人が大黒壁で滑落して亡くなったときだって、彼は私に望みを託してくれた。一人は最後まで私の傍にいて、全てを救出して南極大陸から脱出させてくれた。頭では理解している。頭では理解しているんだ。 ーそれでも私は自分が強かったら仲間が死ぬことはなかった最後んじゃないかって。 私が最後に、あんな形で守られて動けなくなることなんて無かったんじゃないかって。 1人の話をしていない。私は、意図的に。 彼は傲慢だった。愚かで、向こう見ずで、いつも調子に乗っていて。何度も周りからはそっくりだと言われてきたし、お互いにそれに憤慨していたことをよく覚えてる。「お前より先に登頂してやる」なんて張り合って。その言い草に私は酷く苛立って、いつも彼に対して言い返していた。 彼が登らないなんてほざいたときも同じだった。私だって足が動きそうも無かったし、今なら書ける、怖くて仕方が無かった。でもそれが”彼と同じ”ってのがあの時の私はもっと嫌で、散々に強がって、やっぱり言い争ってた。彼はついてきた。「お前に勝つ」なんて言って。 大黒壁を前にして、仲間の一人が命を落として、足のすくんだ私の手を上から引っ張ったのも彼だった。あんな時だけ認めたくないけどカッコよくて。でも私は彼のダメなところも気に食わないところもいっぱい知ってるから減らず口を叩いた気がするけれど。でも、確かに私の手を引いたのも彼だった。 頂上で見る景色は美しくてさ。今まで一番、圧倒的に、比べようもないくらい美しくてさ。 「登らせてくれてありがとう」だなんて言うんだもん。私目の前の景色に感動して言葉なんて出せないぐちゃぐちゃの状態なのにさ、真剣な顔で、向こうも目に涙ためて言ってくるんだから本当に嫌い。すぐいつもの調子に戻って「降りて帰るまでが登山だからなー!」なんて言って。 ……… ばか。 …… そんなこと言ったんならさ、ちゃんと降りて帰って来てよ!!なんで私を守ってさ、自分は救ったみたいな顔して死んでるわけ…!?山の真実がどうこうとかさ、錯乱してたであろう私なんて山において来ればよかったじゃない!私なんて下山しなくたって良かった。何にも出来てなくて、足手まといにしかならなくて、ただ喚いてただけの私を降ろす必要なんてなかった。少なくとも、あんたが死んでちゃ意味がないじゃない!! 私の手元には未だに彼のネームタグがある。 あの山から下山して、私は自分の家を捨てるように登山に熱中するようになった。 未だに私は変わっていないのかもしれない。まだ裕福な家のお嬢様で、傍から見れば登山をなめているのかもしれない。 でも、それでも何かしないと私は私の気が済まないから。 髪は切って、覚悟を決めて。 明るく堂々と、太陽のような、あの大馬鹿者の彼のように。 「私の名前はキルキュ・フェットル。出身はアイスランド。よろしく」 「一流の、アルペニストよ」
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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