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◆職業特記 専門とする分野の＜芸術＞または＜製作＞に+10%のボーナス。 ◆特徴表： ・暗黒の祖先(D)…邪悪な一族、カルティスト、人肉嗜食者、もしくは超自然のクリーチャーの子孫である。D100をロールし、数値が高いほどより邪悪な存在になる。→86 [1d6*10]%趣味技能P取得；1d6→5 ・親の七光り…名家の出身、または親が有名人かもしれない。＜信用＞に+20%のボーナス。 ◆設定 感情豊かで子供っぽい青年。相方の周りをちょろちょろしている。勤務は真面目にしている。 その裏、臆病で神経質でもある。ヒステリックで不安定。狂気的に見えるかもしれない。 父親は芸術家だった。しかしどれほど努力しても天才だったライバルに勝てなかった。息子に夢を託した父親は、同じものを描かせ続ける虐待紛いの教育を施した。いつしか"自分の絵"が描けなくなり、数多の才能に埋もれ、心が折れてしまった。 ある日自宅のアトリエを荒らし、自分の右腕を斧で切り落とした。幸い利き腕は左で、医者も義手も優れていたため、日常生活に然程支障はない。時折幻肢痛に悩まされる。 美術大学芸術学科油絵学部出身。命を削るような描き方をしていた。現在は学芸員としての勤務もあるため無茶はしないが、描き方自体は変わらない。 絵は希望と夢であり、悲しみと苦しみであり、狂気に陥るものであるという認識。シンプルに言えば好きだし嫌い。贋作製作に関しては、人を騙しているとわかってはいるが、仕事だと割り切ろうとしている。自分にはもう"これ"しかないのだから。 ◆作品名「青き夢」 20XX年。油彩。キャンパス1000×652。 深海を思わせる海の色と、飲み込まれそうなほど濃い紺色の空。空には青白い月が浮かび、水面に揺らめいている。闇夜に沈むような色彩に、さざ波が立つ海と不気味な輝きを帯びる月は、作者の心象風景なのだろうか。 唯一誰かの作品に似てると言われなかったが、人の目に留まることのなかった代物。 ◆メモ 一人称:俺、私 二人称:お前、貴方 誕生日:7/18 誕生花:マリーゴールド(嫉妬、絶望、悲しみ)・バーベナ(魔力、魅力)・トウワタ(私を行かせて、心変わり) 好きなもの:絵 嫌いなもの:絵 イメソン:限りなく灰色へ 暗黒の祖先について:クトゥルフと微かな繋がりがあるため、悪夢や狂気に侵されやすい --- ◆通過シナリオ ピリオド・アズール it’s dinving down(KP) そうだ水族館へ行こう！ 不和に棲まう(KP) 伽圉 うえからでられない(KP) 暑と寒(KP) 今夜ふたり睦み愛 盤上の一歩 --- ◆事前情報 HO1 芸術とは、悲しみと苦しみから生まれる。 貴方は学芸員だ。 館内の絵画作品を全て把握している。 □学芸員として 貴方達はこの美術館で学芸員として3年働いている同期である。年齢はどちらが上でも下でも同じでも構わない。この美術館では小型の武器1つだけ持ち込みが許可されており、主に作品管理の業務に使用する。 □業務について 作品を企画、展示することが主な業務である。また、貴方達は毎夜閉館後、逃げ出した作品がないか館内を確認するという特殊な見回り業務がある。その為武器の使用を許可されている。 ▼確認の手引き ①作品リストを確認、数や配置に異常がないか各エリア確認する。 ②異常、紛失が判明次第、直ちに作品捕獲に向かう。館内をじっくり観察し、音がしないか耳を澄ませ、痕跡があればそれを辿ること。 ③発見次第確保に向かう。作品は傷をあまりつけないよう丁重に扱う事。 備考：作品の逃走を拒む為館内を荒らさない程度の小型の武器の所持を許可。作品の日焼けを防ぐ為、窓は開けないこと。 ---以下秘匿HO--- HO1　贋作師 貴方はこの美術館での「贋作師」の顔も隠れ持つ。この美術館では数多くの贋作を取り扱っている。皆本物と信じて疑わない。 ■就職に至るまで あなたは様々な技法で絵画を描くことを得意とするほど器用だ。学生時代に小さな個展を開けるほどの技量があった。しかし数多の才能を目の当たりにし、志していた芸術家の夢を諦めた。他に向いている分野も仕事もなく彷徨っている時、この美術館のオーナーに声をかけられ学芸員として就職した。 ■贋作師として 貴方は学芸員としての通常業務の他に、美術館の地下のアトリエで贋作を描いている。勤務するにあたり美術館のオーナーから話を持ち掛けられ、二つ返事で了承したのだ。贋作に対する気持ちは自由に決めていい。贋作師として働いていることはオーナー以外誰も知らない。贋作の作品数は、勤務したこの3年で学生時代の自分の作品数を抜いた。 ■館内の絵画作品について 展示作品のほとんどは自分の描いた贋作であることを知っている。しかし展示している作品以上の数を描いた気がするが他の作品の行方は知らされていない。 ■PC作成にあたって ・美/芸大出身であり学部は問わない。卒業し、学芸員資格を取得している。 ・【芸術[絵画]】【制作[贋作]】を取得、共に5+EDU*2の値が初期値となる。 ・予めPOW-1分のSANを減らしておくこと。SAN上限は本来のPOWの値でいい。 ■学生時代の作品について ※このPCが学生時代の個展で展示した作品画像を1つ用意し、KPに提出してください。PCにとって思い入れがあり未だ手放せない作品です。 完全オリジナルで描いたり、既存のパブリックドメインの作品から拝借してもOK。様々な技量を持ち合わせているので日本画やCG作品や彫刻など、絵画でなくても可能。 (空間デザイン作品や巨大建造物など、室内に形として持ち込めないものは不可) ▽▽▽以下はシナリオクリアには関係しない補足資料▽▽ ■贋作の売買について 有名画家の作品には「カタログレゾネ(作品総目録)」がある。作品に使用された紙質や、図版のシートサイズなどが細かく記載されており、贋作が出回ることを防いでいる。よって有名画家の有名作品の贋作が出回ることは少ない。 逆に言えば、カタログレゾネに載っていない「新しく発見された有名画家の未発表の作品」であれば話は別だ。それ狙い贋作を制作、鑑定依頼をし鑑定書を付けて貰い本物と証明、その後売買する流れがほとんどである。 ■贋作の制作方法 未発表贋作作品を制作するならば無知では到底描けない。ただカンバスに絵を描くだけではすぐにバレる。 ①その有名画家について調べ尽くし作品のタッチや色使い、思考を研究する。 ②描く作品が存在したであろう年代と同年代の画材を手に入れる。同年代の低価値の作品を取り寄せカンバスとして使用したり、当時の絵具や筆を使用する。 ③さらに古色加工を行う。わざと擦って洗うなどして絵具を紙に沁み込ませたり、カンバスを日に焼けさせわざと痛ませたりするなどする。 ④あとは同年代の額縁に入れて完成！ ---以下他シナリオネタバレ--- AF:水族館の鱗 効果：使用したときSAN回復1ｄ2 ▽後遺症【暑寒病】 HO1の場合異様な暑さを、HO2の場合異様な寒さを1d6ヶ月間感じ続けることになる。 それはあまりにも辛いものであり、今回シナリオを通過したもう片方の探索者に毎日30分以上は触れていなければ、やがて暑さ/寒さに動けなくなる。その場合SAN-1。 これは片方の探索者の後遺症が治ったあとも続き、相手の体温に関わらず誰よりも何よりも「温かい」もしくは「冷たい」ものだと感じる。 この病は精神的なものであり、一番の処方箋は相手であるためだ。 →5ヶ月

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