タグ： 枕の倉庫

社会に出るのが嫌過ぎて博士号取るまで大学粘ってるちょっとした静寂と暗闇（押入れの中）を愛する一般大学院生。 母の再婚相手は大企業のなかなかのお役職の方だった為金には困ったことがない。 養父は自分の遺伝子を分けたでも無いこいつのことは特に何も思っておらず（金はやるから勝手にしろスタイル）、母も手がかからなかった為こいつには構わず夫婦でおあつくやってた。 同級生も顔の圧や話しても見ているジャンルが噛み合わないせいで会話が成立しない為孤立していったし学年が上がるとあいつお高くまとってらっしゃいますねぇ（嘲笑）（手は出されなかった）で孤立していった。 本人も他人といるのが苦痛であるという生来の気質を持ち合わせているのが拍車をかけたのはいうまでも無い。 故に対人経験値が限りなくゼロである。 人間関係を持つことが羨ましく無いわけではなく、何なら持ちたいとは思っているが自分を改善するにもどこから改善すればいいか分からず、誰に相談すればいいかも分からないという状況で虚無った。 他者と関わりたいけど他者と関わるのは辛い...ウーン... 大学院に入ったのは社会人として動き始めれば大学にいるよりも遥かに多くの人と接しなければならないから、現状の方がまだマシだと判断した。 双子という親よりも己に近しい存在（同じ種から育った存在）を知った時、自分は少しだけ期待したのだ。 「双子パワーなんて存在するとは思って居ないけど、近しい状況、近しい遺伝子をもってしてて生まれたんだからもしかしたら、他の人よりかは話がしやすいかもしれない」 と。根拠もなくそう思った。 そう思って盗み聞きして居た

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