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クトゥルフ PC作成ツール
白窪 游/しらくぼ ゆう
ID:4328311
MD:9831ecfa9df9da2a1a0996a8e75fe1f3
白窪 游/しらくぼ ゆう
タグ:
海も枯れるまでHO1
カタシロ
空水槽に死せる
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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CON
POW
DEX
APP
SIZ
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EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
生まれた時から神様であることを強制されていた。こんなに美しい赤子が只者であるわけがないと、只者であってほしくないという人々の期待を一身に背負っていた。 2歳になる頃には母親が宗教団体を立ち上げた。どうやら母によると自分は神の子であるらしい。その端麗な顔立ちを見ればたちまち病苦も消え失せる、この世を覆う絶望すらも立ち消えるという触れ込みだった。馬鹿げた話だと一蹴する者もいたが、そんな人間でも実際に游の顔を見てしまえばそんな馬鹿な話を信じてしまいそうになるほどだった。 毎日のように自分の前に入れ替わり立ち代わり知らない大人たちが来ては、自分の顔を見て祈っていく。気味が悪かった。自分の悩みを吐き出す者も多かった。部屋に入る前は人生に絶望したような顔をしている人々が、"謁見"が終わるころには晴れやかな表情になる。游は何もしていない。ただ話を聞いていただけだ。それなのに、彼らは游に救われたと持て囃す。しかし、彼らが救われたのだと口々に話すたびに、游は彼らの絶望を押し付けられたような気分がした。 小学生を卒業する頃、息子を可哀想に思った父がこんなことやめておけと言った。しかし、その頃には母はとうに狂っており、ヒステリーに陥って家中を荒らした。"お布施"で購入したというブランド物の財布や壺、それらを全部父親に投げつけた。それでも父は譲らなかったが、游はあまりにも父が痛々しく感じられたため、「もういいんだ」と言って事態の収拾をつけた。何も良くなかったが、自分が我慢すれば父はこれ以上傷つかなくて済む。すっかりおかしくなってしまった母親を宥めすかしながらそう思った。 その後すぐに母から離婚を言い渡し、家族は二分された。親権はもちろん母親に移った。父親と連絡する手段は徹底的に絶たれた。20歳になる今でも携帯電話の1つも持たせてもらっていない。 中学校に入ってから、ますます宗教団体の活動は大きくなっていった。信者1人1人の顔を覚えることを辞めた。自分から話をするのも辞めた。「君は何に苦しんでいるの?」と聞いて、その後続けられる話に頷くだけ。游に求められる役割はそれだけだった。テレビの取材などもしばしば入るようになったが、リポーターの目は好奇心でいっぱいだった。「母親に利用される可哀想な子供」を見る目だ。可哀想だと思うなら、助けてくれればいいのに。そうやって言い出すこともできなかった。それは游の役割ではないから。彼は飽くまで救世主なのであって、彼自身が救われてはいけないのだ。 私立の中高一貫校に通っていたが、そこでも友達なんて1人もできなかった。向けられるのは信仰、恋慕、そして奇異の目と気味の悪いものに向ける嫌悪だけだった。ある時は女性の先生に性的に迫られ、その教師は捕まった。それを男性の先生に相談すれば、その教師も弱々しい表情を浮かべた游を襲おうとした。白窪が大人を誘惑したのだと、何も知らない生徒たちはそう言って笑った。否定するのも面倒くさかった。何もかも気持ち悪かった。 この頃から自傷を始めた。きっかけはよく覚えていないが、カッターを腕に押し付けたら血が流れ出した光景を鮮明に覚えている。「なんだ、僕もただの人間なんじゃないか」と思った。幼少からの刷り込みのせいで、本当に自分は人間ではないのではないかという疑問が拭えなかったが、腕から滴る血液がそれを証明してくれた。そこからはもう辞められなくなってしまった。周囲が游を称賛し、信仰すればするほど、体中の傷は増えていった。 高校を卒業してから、大学には行けなかった。いよいよこの教団に縛られてしまったようだ。 ある日、母親が1人の男性を連れてきた。「この人が教団を支援してくれるのよ」 母はそう語った。無精髭を生やした薄汚い男だった。よろしくね、と差し出された手は脂ぎっていた。 その男に出会ってから游の生活はより苦しくなっていった。 教団を支援する代わりに游の体を好きにしても良い。そのような契約を母親とその男は取り結んだらしい。それを知らないまま游は男に押し倒された。抵抗しようとすれば男は「教団が、お前の母親がどうなってもいいのか?」と問う。母親に助けを求めても、母親は意味のわからない呪文を唱えているだけだった。ああ、母親は自分のことなんてどうだっていいのだ。そう気づいた。 死んでしまいたい。その気持ちは、男に汚された日から日に日に強くなっていく。生きていたって、人間なんか気持ち悪いだけだ。 せっかく死ぬのなら、最期くらい自分の好きなところで死にたい。しかし、ずっと自分の意思を抑えつけられていた游には、「好きなところ」がどこなのかよくわからなかった。だから、死のうと決意したあの日から2年経っても、ふらふらと死に場所を探しながら生きている。 人の話を聞くのが得意。というより、自分の意志を言うのが苦手。とりあえず人に意見を伺って、それに従ってしまいがち。 人の名前をほとんど覚えられない。それは障害というよりは一種の処世術と言った方がいいのかもしれない。いちいち名前を覚えていたら、その度に人間の汚さに絶望してしまうだろうから。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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