キャラクター保管所
バックアップ
リスト
モバイル版
ヘルプ
ログイン
Twitterでログイン
登録
トップ
Webサービス
キャラクター保管所
クトゥルフ PC作成ツール
朝比奈 日向(あさひな ひなた)
ID:4332257
MD:b688607db36418a410659c1abf616ee8
朝比奈 日向(あさひな ひなた)
タグ:
のヮの式
非表示
簡易表示
通常表示
生まれ・能力値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
能力値
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
その他増加分
一時的増減
現在値
STR
CON
POW
DEX
APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
非表示
簡易表示
通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
非表示
簡易表示
通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
非表示
簡易表示
通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
↑ページ上部へ
非表示
簡易表示
通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
↑ページ上部へ
その他メモ
朝比奈 日向(あさひな ひなた)とは、シナリオ「ステガノグラフィ」の登場人物である。特徴は「失敗は発明の母」と「奇妙な幸運」。参照職業は「大学教授」。 【概要】 槻村高校に勤務する化学教師。25歳男性。一人称は「僕」。 癖のない程よい長さの落ち着いたオレンジ色の髪に、鮮やかな黄色い瞳が特徴。 「さあ、今から演習実験を始めますよ〜〜!は〜い注目してください!まずは僕がやってみたいと思います。ふふ、少し緊張しますね〜……!」 明るい笑顔とハキハキとした話し方が印象的な若くて元気な先生。“失敗は成功のもと”をモットーとしており、生徒達の「間違い」や「失敗」なども貴重な体験とする指導方針。実習を重視したアクティブな授業を行うことに定評がある。 また、日々の授業のほかに、生徒の学習指導や生活指導も担当している。 なお、幼い頃から呼吸器の障害があり、たびたび発作を起こしている。そのため、体調不良を理由に保健室を利用して休む姿が頻繁にみられる。 以下、重大なネタバレを含む。 【生い立ち】 日向は、人間と蛇人間の間に生まれた混血児であった。イグの信者である母親を持ち、赤子の頃から毎日毒を摂取する生活を送っていた。毎日の食事やおやつに微量の毒が入っていたのである。 母親は、嬉しそうに毒の入った瓶を幼い自分に見せながら「これが神聖な蛇の毒よ」と言い、当たり前のように食事にその毒を加えていた。 しかし日向もまた、なんの疑いもなくその毒を喜んで摂取していた。唯一の肉親である母を愛し、いつも笑顔を絶やさない、明るく素直な少年であった。 【ある日の事故】 日向は6歳の頃、事故で親しい人を失っている。自分が口をつけた食事を口にした瞬間、その人は顔色を真っ青にし、痙攣しながら口から激しく吐瀉物を嘔吐して死んだのだ。 様子を見ていた母親は、怯える日向を優しく抱きしめた後、死体をどこかに隠した。 日向の記憶では、その後、母親がキッチンで何かを煮込んでいたようだが、その日の夕食に煮込み料理はなかった(おそらく、死体を処分していたものと思われる)。 【孤児院】 事故を境に、日向は親から離れ、孤児院に保護されることとなった。 孤児院では、日向の体内に蓄積された毒を中和する実験が行われたが、結果は失敗。逆に日向の身体を攻撃してしまう形となり、「呼吸器の障害」という後遺症を残してしまった。 そして10歳になった頃、日向を引き取るという里親が見つかった。出生や孤児院に関する記憶のほとんどが呪文によって消去されたのち、孤児院から送り出された。そのため、日向本人に孤児院にいた頃の記憶はない。新しい親代わりの両親は「頭をぶつけたから」だと説明している。 【人物】 6歳の頃の事故以来、心を閉ざしており、人前では明るく元気な姿を見せる反面、素の性格は暗く閉鎖的。普段明るいのは、対人用に意識して作られた性格によるもの。仕事など必要な関わり以外では極力人との交流を避け、誰にも心を開こうとしない。新しい親に対しても例外ではない。これは、誰かと必要以上に距離を縮めることにより、自分にまた「大切な人」ができ、それを自らの手で失うことを恐れているためである。 そして、一人の人間の命を奪った「自分の体液」に対する嫌悪感を抱いている。中でも「吐瀉物」には、目の前で親しい人が激しく嘔吐して死んだ当時のトラウマも結びつき、より強い恐怖を感じてしまう。また、強迫性障害の傾向も見られ、自分に対して消毒液を多用したり、自分の身の回りを過剰に清潔に保ったりすることによって、他人と密接に関わる場面における不安を紛らわしている。 孤児院での実験失敗によって負った呼吸器の障害については、定期的に呼吸器内科に通い、担当医である土居という男から処方された薬を定期的に摂取している。日向はこの薬に依存しており、これがないと非常に不安になり激しい発作を起こしてしまうようだ。 ◆◆◆ 人はそれを「薬」と呼び、また「毒」と呼ぶ。化学において、これらを厳密に区別する定義はない。 肺が強く締め上げられる。軋むような、小さな悲鳴のような音が、喉の奥から漏れてくる。嗚咽のような呼吸。全身を這いずり回るような悪寒に、噴き出す冷や汗。 抗う余地はない。肉体が、精神が、求めるままに瓶を貪る。踠くように掴み取られたものが、口腔へと乱暴に流し込まれる。それは狭くなった喉をこじ開けるかのように、ずるずると侵入していくと、奥の奥へと静かに沈んでいった。 たどたどしくも、深く、深く息を吐いていく。全身が、じんわりと救われていく感覚を確かめる。 …………はぁ。 改めて瓶を見やる。中に入っているのは、小さな化合物の塊。取り込むと体内で分解され、やがて全身を巡りながら蓄積されていく。僕はこの化合物なしでは生きられない。 これは僕の一部だ。母さんが僕に遺した、唯一のもの。僕が愛されていたことを証明するものは、僕の身体中を流れるこの物質だけだ。そんな朧げな愛の存在を確かめながら、僕は今日も生きている。 僕は過去に一度だけ、その愛を他の誰かと分かち合おうとしたことがある。おそらく僕が大切に思っていたらしい、誰かと。 その日初めて僕は、自分の受けてきた愛が、致死性を持つことを知った。 僕が幾度となく救われてきたこれは、僕以外の人間にとっては死に至るほどの劇物だった。あまりにも残酷な事実が、まだ幼かった僕を襲った。 そうだ。殺したんだ。僕が。 僕はそれから一生をかけて、この劇物を厳重に保管することにした。蓋をして、鍵を掛けて、誰の目にも付かないような場所に隠した。このまま、最終処分場まで持ち込んでやる。これでいい。もう誰にも言わない。分かち合おうとなんて思わない。だから、出てこないでくれ。込み上げる吐き気を必死に押し込めるようにしながら、僕はそんな拙い誓いを立てた。 奇しくも、僕は再び、人の死体を目にするという経験をした。 いつもの場所。穏やかな安らぎの空間。しかし、その日は何もかもが変わり果てていた。まさに惨状と呼ぶに相応しかっただろう。生徒と思わしき人物が、何とも無残な姿となって倒れていた。そしてそのすぐ傍には、僕のよく知る人物がいた。恐らく犯人だろうということはすぐに直感できた。 その人は、あの日の僕と、全く同じ表情をしていた。 ああ、馬鹿だな、貴方も。本当に馬鹿で、未熟で、最低な人間だ。貴方にはこちら側に来て欲しくなかったのに。でも、もう遅い。貴方は人を殺したんだ。その罪を背負いながら一生生きていかなければならない。貴方が行ったことは、決して許されることではないだろう。 だが、僕は生憎、貴方を見放す資格も、糾弾する資格も持ち合わせていない。僕にはあの時、母さんがいた。罪を匿ってくれる人間がいた。 貴方は独りだった。 その時、僕は何を思い行動したのか。彼にどんな言葉を投げかけたのか。正直、あまり記憶は定かではない。ただ、差し迫るような義務感に駆られていたことだけを覚えている。一刻も早く、この死体を処分して、隠蔽して、目の前の人を守らなければならない。その思いだけが確かに存在した。ああ、構わない。少し手伝うだけだ。綺麗さっぱり片付けて、何事もなかったかのように、またいつもの日常にすぐに戻ればいい。そんな考えを持ったのかもしれない。 気付けば、僕は人殺しの犯罪者に加担していた。客観的に見れば、気が触れているとしか思えなかっただろう。実際のところ、僕の心は麻酔を受けたかのように、ぼんやりと鈍くなっていた。殺されたのは、死んでいるのは、大切な生徒のはずだ。それなのに、その時の僕はそれを、もはや肉塊としか捉えなかった。悲しみも、喪失感も、そこには無かった。僕はまるで業務の一環であるかのように、淡々と死体を処理し、そのまま海に遺棄した。ついでに人生二度目の殺人を犯した。不気味なほど、心は痛まなかった。 ああ、僕は結局、誰かが死んでも何とも思わないような人間だったのだろうか。正当性さえあれば、自分の生徒を殺すことにも罪悪感を感じないような人間だったのだろうか。 本当に僕は、人間として生きていいのだろうか。 いや、もう終わったことだ。今更いくら考えても仕方がないだろう。それよりも休もう。明日だって仕事がある。僕は明日も、今日と同じように生きるだけだ。そうだ。今まで通り…… 「逃げられると思わないでくださいね?」 ああ、またこれだ。耳について離れない声。僕が加担した、あの犯罪者の声。最近は特に煩い。この声を思い出すたびに、僕の中の何かが、あの日押し込めたはずの何かが、溢れ出そうとする。ああもう、出てくるな。あの人に話すことなんて、もう無いんだ。死体処理は手伝った。僕の義務は果たした。もう全部終わったんだ。あの人だって、結局自首もせずのうのうと生きているじゃないか。お互いに、このまま何事もなく過ごしていくだけじゃないか。あの人の人生に、これ以上僕が介入する意味などないんだ。これ以上無駄なことを考えるな。 溢れそうになったものを、ゆっくりと飲み込んでいく。じりじりと喉を焼かれるような感触がして、胸のあたりにむず痒い不快感が残る。 早く寝てしまないと。寝不足で体調を崩すなんてことがあれば、またあの犯罪者のいる保健室に行くことになってしまう。 「はぁ……保健室に犯罪者二人もいらないんだよ……」 聞き手のいない愚痴を吐き捨てると、僕は横になって目を閉じる。閉塞感のある暗闇が見える。聞こえてくるのは、相変わらず浅くて頼りない、僕の呼吸だけ。 ああ、どうか明日が、今日と変わらない日でありますように。 臆病な男で、ごめんなさい。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ
エラーメッセージ
「クトゥルフ神話TRPG」は
ケイオシアム社
の著作物です。
クトゥルフ神話TRPG