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◇棗 四葉について◇ 都内の大学 映像表現学科 ポートレート専攻 双子の妹とは不仲であり、都内の服飾学校へ進学したらしいが連絡は取っていない。 周囲の信頼できる友人には自身が同性愛者である事を話しており，理解してもらっている。 ◇妹について◇ 棗　灯彗（ﾅﾂﾒ ﾋｽｲ） 都内で服飾学生をしている20歳 顔立ちが男っぽく、細身であり、寡黙な彼女は学内ファッションショーや服飾コンテストなどでモデルを務めることも多い。その目つきと独特のオーラから一見人を寄せ付けない。 田舎からの上京なので両親とは疎遠。両親とは別に仲が悪いわけではない。 互いに忙しいだけ。 地元では周りに男しかいないという状況で育ち、一人称が普通に僕。イライラすると俺になる。 性転換したいという思いはないが特に女であることにこだわりもない。 同性愛者であるが誰にも話せていない。ピアスでこっそりアピールしているが誰も気づいてくれない。 ◇妹との不仲◇ 幼少期こそごく普通の中の良い双子だったが，それは中学生の時。 四葉が想いを寄せていた相手が灯彗に告白しているところを見てしまった。 だが、灯彗はそれを断った。 双子の運命なのか、それからもそういうことが続いた。 自分の欲しいものを全て持っているのに、それら全てを必要としない灯彗とは次第に口を開けば口論をするようになっていた。 高校は別々の場所へ進学した。家で顔を合わせる機会も少なくなった。 偶然高校卒業後の上京が一致してしまったが、互いに住所も知らない。連絡先も。 大人気ないことは十分理解している。 だが、どうしても欲しいものを全て持っている妹を素直に愛せないのだ。 幾年として積もった関係は、そう簡単には解けない。 ◇常葉について◇ 幼稚園の頃からの幼馴染。 良き理解者であり、相談相手。 幼稚園、小中高と同じであり、大学も東京の大学に進むということでシェアハウスをしている。 高校生の時ふとした瞬間にもしかしたら好きなのかもしれない、と気付いてしまった。 その事は誰にも話していない、話せるわけがない。 本人だけには悟られないように、必死で隠している。 同じ大学に進んだのも、シェアハウスを受け入れたのもそういう、不純な動機なのかもしれない。 綺麗な彼を写真に収めたいと思うのに、自身の腕で彼の魅力を最大限に魅せる自信がない為、常葉の写真だけは撮影したことはない。 （自撮り写真とかは別） ◇恋人について◇ 現在付き合っている恋人がいる。 相手は大学の非常勤講師であり、写真家の織田　麻稀（27歳） 薬指には指輪が輝き、婚約指輪なんだ。と四葉は語る。 だがそこに本当の愛などない。 大学で声を掛けられ、「この人のことを好きになれば諦めがつくのかもしれない」と思い、今も不純な関係は続いている。 相手はそれを知っていて尚、自分のことを好きだ、愛していると語る。 何度唇を重ねても思い浮かぶのは親友である彼なのに。 （四葉によって彼は所謂セフレ） 週に一度ほど恋人の家に行き、稀に泊まる。 学内では交際している事は内緒。仮にも教師と生徒である。 恋人がいることを友人達は知っているが、相手についてまで知っているのは常葉のみである。 ◇その他◇ 酒に弱い。酔っ払うとよく泣く。 家事は基本不器用なので手出ししない。 煙草は付き合いで吸う時もあるが常葉が不機嫌になるので自分からは吸わない。

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